子育てに自信のあるママなんて、どこにもいない!家庭教師・塾講師、東大生・早大生を育てた母であり、子育てセミナーを主催する楠本佳子さんに教わる連載コラム「能力をのばす子育て」。27回目は「子どもとスマートフォン」について。

ついつい子どもにスマートフォンを使わせてしまいがち。でも…

公共の場で子どもがうるさくしていると、静かにしてほしいあまりスマートフォンを渡してしまいがちです。子どもはスマートフォンを渡した途端、静かになりゲームを始めます。

最初のうちはお母さんも気がつかなかったのですが、携帯電話の請求金額が少しずつ上がっていきます。そしてある日とんでもない金額になりました。

どうしてそうなるのか不思議に思っていると、なんとゲームで子どもが課金をしていたのです。それも子どもは全く気がついていません。課金が何かもわからない小さい子どもです。

そして気がついたときには何万という恐ろしい金額が請求されてきたのです。

視力への影響など身体的な弊害はもちろん、精神にも

スマートフォンを渡すとすごく静かになるので便利ではあります。しかし、使いすぎると弊害もあります。目が悪くなる、姿勢が悪くなるという身体的なものもあります。

また、同じ時間勉強をしていても、スマートフォンを使っている時間の長い子の方が成績が悪いと言う結果も出ていると聞きます。

塾でお母さんの悩みを聞いていると、必ずスマートフォンの話が出てきます。スマートフォンばかりいじって、勉強時間が少ないとのこと。お母さんと子どものバトル勃発。隠したり、捨てたと言ってみたり、日々お母さんは子どもとスマートフォン問題に格闘しています。

そして、精神的にもいろいろな形で出てきます。

知り合いの精神科のところには、毎日6時間以上スマートフォンでゲームをし、やめることができない小学生の子どもが来たと聞きました。あのスティーブ・ジョブズ氏でさえ自分の子どもには自由に使わせてなかったと言います。

スマートフォンだけが遊ぶものではなく、好きなものを作る、興味のあるものを作るということが大切だと思います。

また、うるさくするとスマートフォンを渡されるという経験を一度すると、うるさくすれば渡してもらえるとわかり、悪循環になるのは否めません。

スマートフォンはとても便利なもので、今では生活に欠かせないものです。でも、むやみに子どもに与えるのではなく、将来への影響も考え、なるべく使わせる回数を減らす、ある程度大きくなってから使わせる、など使い方を考えてほしいと思います。

この記事を書いたライター

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楠本佳子さん
専門家

こどもみらい塾(岡山)」塾長。自身の子育てや教育経験を活かし、ママを対象としたセミナーや個別相談も行っている。著作に「12歳までに勉強ぐせをつけるお母さんの習慣」>ホームページはこちら

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