子どもとの会話は大切とよく言うけれど、「実際どんなことを話せばいいの?」と思うことはありませんか。実はそんなにむずかしく考えなくても、会話がはずんで親子がなかよくなれる簡単な方法があるのです。ぜひ試してみてくださいね。

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子どもとどう話したらいい?

子どもとどう話したらいいんだろう…と悩んだことはありませんか?子育てをするうえで、子どもとコミュニケーションをとることが大事とか、共感が大切などと言われますが、実際にどんなことを話したらいいのかよくわからないということも多いのではないでしょうか。

実はそんなにむずかしく考えなくても、会話がはずんで親子がなかよくなれる簡単な方法があります。それは「オウム返し」です。

「オウム返し」とは?

「オウム返し」とは、相手の言ったことをそのままくり返して言う方法です。たとえば、こんな感じです。

子ども「今日、公園でたくさん遊んできたよ」
「へー、公園でたくさん遊んできたんだね!」
子ども「うん、友だちとサッカーもしたよ」
「そうなんだ、友だちとサッカーもしたんだね」

このように無理にこちらから話題を振らなくても大丈夫。「オウム返し」をすれば、子どもからどんどん話をしてきます。子どもは話しを聞いてくれるだけでうれしいのです。

ただ子どもの言葉をくり返しているだけなのに、実は「オウム返し」にはたくさんの効果があります。

「オウム返し」の効果

親子の絆が深まる

子どもは「自分の言葉が受け入れられた」「理解された」と感じることができます。親から否定されないので、素直に自分の感情や考えを言ってくれるようになります。お互いの理解が進み、親子の絆や信頼関係がより深くなります。

自己肯定感を育む

「オウム返し」を通じて話を聞いてもらうことで、子どもは自分の言葉だけでなく、自分自身が大切にされていることを実感します。これにより、子どもの自己肯定感が高まり自信を持つことができるようになります。

言語能力が向上する

子どもはくり返し自分の言葉を聞くことで、新しい言葉や表現を学びやすくなります。親が子どもの言葉をしっかりと聞くことで、言葉の発達が促進されます。自分から進んで話すようになるので、コミュニケーション能力が向上します。

子どもの言葉をくり返すだけなのに親子のコミュニケーションが高まる「オウム返し」。会話がはずんでもっとなかよくなれる方法なので、たくさん使ってみてくださいね。

この記事を書いたライター

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佐藤麻依子さん

大学院3年生と大学2年生の男児2人の母。子育て&中学受験カウンセラー歴18年。「子育て3ステップ会話法®」を考案。著書『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』。独自のコーチング講座や子育て心理学協会の「ココロ貯金®」講座を提供。イヤイヤ期・思春期・反抗期・受験期の悩みを解決します!

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