わが子にもっと上手に話せるようになってほしいと思うことはありませんか?人と関わるうえでコミュニケーション能力はとても重要なスキルです。話し上手・説明上手な子に育てるには親としてどのようなことをすればよいのか、5つのポイントを紹介します。

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ウチの子、話すのが苦手?

「ウチの子、何が言いたいのかよくわからない」「もっと説明上手にするにはどうしたらよいの」と思うことはありませんか?子どもの語彙が少ないうちはつい「こうでしょ、ああでしょ」と親が先回りして言ってしまいがち。

人と関わるうえでコミュニケーション能力はとても重要なスキルです。将来のためにも、子どもにはもっと上手に話せるようになってほしいと思うこともあるでしょう。そんな話し上手・説明上手な子に育てるには、親としてどのようなことをすればよいのでしょうか?

子どもを話し上手・説明上手にするための5つのポイント

1.親からよく話しかける

多くの場合、子どもは親から言葉を学びます。親がたくさん話しかけることによって、たくさんの言葉を覚えていきます。幼児言葉ではなく、大人と話すのと同じように会話をしてみましょう。語りかけの量は、数年後には何万語の差にもなると言われています。

2.子どもに質問することを習慣化する

「◯◯って何だっけ?」「◯◯ってどんなもの?」などと普段から子どもに質問をしていきましょう。内容は子どもが答えやすいものがよいですね。たくさん質問をして子どもに答えてもらうことによって、説明力を上げるトレーニングになります。

3.子どもの話は笑顔で聞く

せっかく説明してくれたのに、「そうじゃないでしょ」と否定されたり「これは◯◯よね」と言い換えられたりすると、そのうち話すのがイヤになってしまいます。子どもの話は最後まで笑顔で聞いてあげましょう。

4.あいづちと大きなリアクション

話を聞く態度として、「うん、うん」「そうなんだ」とあいづちをしたり、大きく首を振るなど多少大げさなリアクションをしてあげることで、子どもは「話を聞いてもらえた」と実感します。子どもに気持ちよく話をさせるのがポイントです。

5.もっと聞かせてと話しを促す

「なになに?それで?」「もっと聞かせて」と声をかけると、子どもはさらに話をしてくれます。このような声かけは、相手の話を促すのに役立ちます。

子どもはスポンジのように言葉を吸収していきます。「まだ子どもだから」と思わず、大人と話すのと同じように会話を楽しんでいきましょう。親が語りかけることで語彙力が高まり、質問することで説明力も養われていきますよ。

この記事を書いたライター

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佐藤麻依子さん

大学院3年生と大学2年生の男児2人の母。子育て&中学受験カウンセラー歴18年。「子育て3ステップ会話法®」を考案。著書『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』。独自のコーチング講座や子育て心理学協会の「ココロ貯金®」講座を提供。イヤイヤ期・思春期・反抗期・受験期の悩みを解決します!

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