毎日忙しい保育園ママはお金のことをなかなか夫婦で話し合う機会を持てなかったりしませんか? そこでファイナンシャル・プランナーの深田晶恵さんに、夫婦でお金のことを話し合うために気を付けたい3つのポイントを教えてもらいました。

お話を聞いたのは

深田晶恵さん( ファイナンシャル・プランナー )

生活設計塾クルー取締役。ファイナンシャル・プランナー。個人向けのコンサルティングを行うほか、新聞・雑誌などマスメディアや講演などでマネー情報を発信する。著書に『共働き夫婦のための「お金の教科書」』(講談社)、『住宅ローンはこうして借りなさい・改訂6版』(ダイヤモンド社)などがある。

Point1話し合いには資料を!結論から先に

話し合いには家計簿などをもとに資料を提示し、今後どうしたいかを先に言いましょう。特に男性は数字で現状を把握できれば、理解もしやすい傾向に。意見交換もスムーズになり、着地点も見つけやすくなります。

Point2お互いの収入や貯蓄額をオープンに

不干渉を続けてきた共働き夫婦にとって、フルオープンはハードルが高いかも。しかし、将来のために必要なこと。最低限守ってほしいのが、夫婦それぞれの貯蓄額を決めての情報公開。年に2回は必ず実施を。

Point3生活にかかる分担額は時々見直す

子どもの成長に従い生活にかかる金額も変化します。子どもの年齢が上がると教育費と食費はじわじわ上がっていくので見直しが大事。

特にママが教育費と食費の両方を担当している場合、パパが自覚のないままいつの間にかママの負担ばかりが大きくなっていくので、要注意。

幸せな未来のためにも
お金はしっかり管理!

共働き夫婦は毎日が忙しく、なかなかお金の話し合いをする時間が取れないかもしれません。しかし、教育費や将来のことを考えると、子どもが保育園に通ううちに気付けたことは幸いです。

黄金の貯蓄期間があるとすれば、子どもが生まれる前が第1期、小学校の間が第2期。これからまだまだためられるのです。幸せな未来を確保するためにも、夫婦できちんと話し合い、お金をしっかり管理していきたいですね。

※この記事は、2017年12月発行の「ぎゅって年末年始号」に掲載した記事を再編集したものです