材料は鶏ガラや鶏手羽元と、ニンジンやたまねぎの外皮やヘタなどの野菜クズだけ!炊飯器で簡単にブイヨンが作れちゃいます。製氷機で小分けにして凍らせておけば、いつものごはんはもちろん離乳食にも便利ですよ。

index目次

炊飯器で作っちゃおう!

今回紹介するのは、炊飯器に材料をポンと入れるだけのお手軽レシピ。炊飯器でスープを作ったらなんて便利なのだろう!と思いました。火加減を気にしなくていいし、保育園のお迎えに行く前にスイッチを入れるだけでいいのです。調理家電にも惹かれますが、炊飯器も万能だなと思います。

お手軽「自家製ブイヨン」

炊飯器調理で特にオススメなのが自家製ブイヨン。離乳食が始まったとき、無添加で無農薬のものを…と子どもが食べるものに気をつかいました。娘は好き嫌いが多く、おかゆはちょっとだしを効かせたり具が入っていないとあまり食べなかったので、結構手間がかかりました。

市販のブイヨンを信用していないわけではないのですが、せっかく無農薬の野菜を買ったのだし…と思い、野菜のヘタや外皮を保存袋に入れて冷凍し、袋がいっぱいになったらその野菜クズでだしを取り、離乳食用に活用するようになりました。少しでも野菜の成分を取ってほしい母心です。(効果がどのくらいあったのかは分かりませんが…)

離乳食で必要な量は少ないので、あらゆるだしを取り、製氷機で凍らせて小分け保存をしていました。離乳食が終わった後も自家製だし作りは続けていて、ブイヨンとベジブロス(野菜だし)は炊飯器で作ったほうがラクだなと途中で気づきました。参考になると嬉しいです。

野菜クズを活用

野菜は何でもOK!分量も両手にのせていっぱいになるくらい、ジップロックのMサイズに入れてパンパンになるくらいを目安に、だいたいで大丈夫です。

オススメなのは野菜を5種類以上入れること。ニンジン、たまねぎ、長ネギ、ジャガイモ、セロリ、トマト、小松菜あたりが入っていると良い味になります。その他ブロッコリーの葉や茎、パプリカやピーマンの種とヘタ、ニンニクの外皮、パセリやバジルの茎もオススメ!

紫キャベツ、紫たまねぎは色が抽出されるので、黄金色の透き通ったブイヨンが作りたいときは要注意です。キュウリとキャベツはちょっと苦味が出るのであまりオススメではありません。パクチーの根元を入れたらアジアン風味になり、ローリエやローズマリー、タイムなどを加えると洋風の仕上がりになります。

鶏ガラについて

丸鶏ガラが手に入ればそれで作ってもよいのですが、手羽先の先端部分や手羽元、骨付きの鶏肉でも十分おいしいです。今回は手羽先の先端と手羽元を使います。鶏肉は加熱後ほぐして食べるもよし。骨からホロホロ身がほぐれるので、切り込みを入れておかなくても大丈夫ですよ。

炊飯器で簡単「自家製ブイヨン」の作り方

材料を炊飯器に入れるだけなので、何を入れよう?どんな順番で入れる?などと言いながら、子どもと一緒に楽しく作れますよ!

作りやすい分量(約500cc)

  • 野菜クズ…両手にいっぱいの量
  • 鶏手羽元・手羽先の先端など…350~400g
  • 水…適量(今回は炊飯器の4合の水位)

作り方

  1. 炊飯器に全ての材料を入れ、

    材料がかぶるくらいヒタヒタの水を加える
  2. 通常の炊飯モードで加熱する

このレシピで野菜だけで作ればベジブロス(野菜だし)になります。お好みで作ってみてくださいね。

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

田村佳奈子さんの記事一覧 v-right