2024.02.27
日用品や食品などのストック品は、無秩序に置いてしまうとどこに何があるか把握しきれず、買い忘れや買い過ぎの原因になってしまいますよね。そこで今回は、管理しやすいストック収納の方法と、収納する時に押さえておきたいポイントを紹介します。
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適切なストックの量とは?
ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品や、備蓄を含めた飲料・食品など、なくなってもすぐには買いに行けなかったり、切らしては困るものを中心にストックしている家庭は多いかと思います。
適切なストック量は、家族の人数や買いものの頻度などによって変わりますが、管理のしやすさや日々の暮らしやすさを考えると「あればあるほど良い」というものでもなく、あくまで「収納場所に収まる範囲で」という条件が付きます。
どのくらいストックすればよいかわからない物は、まず今使っている分+1パッケージを基本とし、使う頻度が高くすぐに消費してしまう物はストック量を増やすなど調節していきましょう。1パッケージを使い切るおおよその周期が把握できれば、今後のストック量を決める参考になります。
ストック品を管理しやすい収納場所
ストック品を管理しやすい収納場所は、その物を使う場所の近くか、ストック品をまとめて入れることのできる大型収納です。使う場所の近くなら、今使っている物が入っている収納の奥や、使う場所からアクセスしやすい収納を使うのが便利です。
また、パントリーや納戸・階段下収納などの大きな収納場所があれば、そちらでストック品をまとめて管理することもできます。わが家の場合は、まとめて収納できる便利な場所がないので、それぞれ使う場所の近くに分散収納しています。
一時的な増量には収納の余白で対応
いつも買っている物以外にも、いただきものや、安売りしていてたくさん買った物など、一時的にストック品が増えることもありますよね。そんな時、収納がパンパンだと床などにとりあえず置いてしまうことになります。
その量が多ければ多いほど生活の邪魔になってしまうので、例えばパントリーの1区画や収納棚の1段分だけでも「収納の余白」としてあらかじめ確保しておけば、一時的に増えた物にも対応できて便利です。
管理しやすい収納方法と収納のポイント
ストック品の在庫の有無や在庫量が一目でわかれば、物の買い忘れや買い過ぎを防ぐことができます。物は、隠れてしまうと途端に管理しづらくなるものです。つまり、ストック品の管理がしやすい収納方法とは、中身を把握しやすい収納方法です。
例えば、引き出し収納は中に入っている物を上から全て見渡すことができます。また、棚収納は同じ種類の物を前後に並べたり、中身の見やすいカゴにまとめるなどして奥の物でも取り出しやすいようにすることで、中身を把握しやすくなります。どちらの場合も、物の入れ方にはいくつかポイントがあります。
- 同じカテゴリー・同じ種類の物をまとめる
- 違う種類の物はなるべく重ねない
- 期限のある物は期限の近い物から手前に置く
これらは全て、中身の把握しやすさを重視した入れ方です。
例として、わが家のストック食品の収納を紹介します。食器棚の一番下の大きな引き出しに、使わなくなった大きめのタッパーでざっくりとした仕切りを作って、左から主食系・おかず系・野菜果物系という感じで種類ごとに入れています。消費期限・賞味期限の管理のため、期限が近い物から手前に置いています。
他には、棚収納で中身の見えないカゴを使う場合、カゴの見やすい位置に中身の種類や消費期限などのラベルやふせんを貼っておく方法も、継続できれば管理しやすいと思います。
ただ、途中でラベルと中身が一致しなくなったり、期限管理を面倒に感じてしまう人には向いていないかもしれません。その場合はやはり、透明なカゴを使うなどとにかく中身を見やすい状態にしておくことと、上記の「物の入れ方のポイント」を意識して、期限のある物については時々手前の物を確認するようにしましょう。
忙しい日々の中でたくさんのストック品を管理していくのはなかなか大変ですが、今回紹介した収納方法や収納のポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事を書いたライター
ライター一覧- ぽりこさん
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整理収納アドバイザー。小4男子と中1女子の二児の母。整理・収納・インテリアとお絵かきが趣味です。暮らしやすい家をめざして日々奮闘中!