/ 2017.06.05

【連載2日目】産後に体重が戻らずそのままなんて、よくある話!? 今回のぎゅってママは、出産後のダイエット成功後、とある理由で転職活動をしなければならず…。ともに自らを成功に導いた、バイタリティあふれる日常をお伝えします。

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16kg太ったままでは戻れない、デザイナーという仕事

元々の体型が細身で小柄。妊娠中の体重増加も、医師には問題なしと言われていたものの、出産時にはピークで16kg増。しかも、出産後すぐに戻ると思っていたのに戻らない。流行を作り出す仕事をしている以上、自分で企画した服が着こなせなければどうしようもないと、ダイエットを決意。

「“完全母乳で体重を戻せる”という情報を信じて、まずは“完母”ですよ。さらさらの母乳を出すことにもこだわり、野菜中心の食事に変えました。あとは運動です。近くの児童館まで往復3kmの道のりをベビーカーを押して、ほぼ毎日ウオーキングをしました。これを半年間続けたら、ほぼ元の体重に戻りました。」

ひな祭りの日の夕食。栄養のバランスも彩りよく、野菜もたっぷり!

小尻になったと評判に!その秘密は骨盤をさらし巻き

残り3kgをどう落とすか悩んだとのことですが、ほかに何か試したことはありますか?

「復帰後は、仕事も忙しくなったので順調に1カ月に1kgずつ減りましたが、周りの人から小尻になったと言われて、うれしくなりました。でも、これダイエットのせいではないんです。

出産で開いてしまった骨盤を戻すために毎日さらしを巻いて生活をしていたら、見た目もすっきりに。その後ですよ、ママタレ効果で骨盤ベルトが売れ出したのは。それ、私が先だよ!なんてね(笑)」


残業もなく年収も100万円アップ。徹底的に自分と向き合った転職活動

1年間の育休取得後、前の会社に戻ったのですが、社内の雰囲気がなにかおかしいと感じたそう。入社時から知っている役員たちが子会社へ出向していくのを目の当たりにして「この会社、危ないかも」と、転職活動をスタート。しかし、3歳の娘を持つママの転職活動は厳しく、書類で断られた会社も含めて20社以上。

「このままじゃダメだ!」と思った彼女がしたのは、自分の作品ファイルの棚卸し。

「若い子向けのブランドをやるような年齢からは少し離れてしまっていたので、企画のターゲットを若い子からミセス向きに作り変えて、とにかく良いものを提案できることをアピールするために型数を減らしました。娘を寝かしつけてから、毎晩夜中の2時くらいまで雑誌のコラージュをしたり、スタイリング画を描いたり、徹底的に自分と向き合いました。」

流行の先端を走り続けなければならない職種だからこそ生まれる悩みを自らの作品を棚卸しすることで状況を整理して次のステップにつなぐ。

「自分がピンチのときこそ、レベルアップしよう、そうすればきっとうまくいくって思ったんです。」

大手アパレルでの実績やブランドへのこだわりを捨て、大きく方向転換する決断が彼女の転職活動にうねりを作り、次から次へと内定が出始めることに。

そして、現在の会社へ見事、転職!高級装飾品を扱うアパレル企業に企画職のデザイナーとして就職しました。実は、この会社、定時に施錠するため残業もナシ。前の会社では、時短で給与が少なくなっていたので、その時の年収に比べて100万円アップ。大手で培った幅広い商品企画知識が生かせる今の会社で今後ますます活躍が期待されています。

ファッションアドバイス!トップス選び&バッグのかけ方でオシャレ感をアップできる


仕事や家事に追われる日々、ついつい自分の着るものは後回し。無難なものばかりを選びがちな子育て中ファッション。手軽にできて、オシャレに見えるファッションアドバイスをお願いします。

「とにかく、パンツやスカートなどのボトムスは、ユニクロやGUなどのファストファッションで、安くてもいいんです。ただし、通勤や仕事中など人と会う時に、相手の目に留まるトップスは、素材やデザインなどオシャレに見えるものを選ぶのがポイント。スパンコールや刺繍などのあしらいがあるとグッとステキになりますよ。

また、昨年あたりからリュックが流行っていますが、実はコレ、似合う人と似合わない人がいるから要注意のアイテムなんです。なんとなく似合わないと思う人は、斜め掛けできる小さめのショルダーバッグでオトナっぽさを印象づけて。」

「ピンチのときこそレベルアップするチャンス」などの格言も飛び出したぎゅってママ。冷静に自分を捉えて、次へのステップに繋げられるからこそ、トレンドも生み出せる。時代をけん引するママの無限の可能性を垣間見ました。

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