/ 2017.05.16

赤ちゃんはその小さな可愛らしい目でお母さんをいつも追っています。語りかけるように、ゆったりとした気持ちで一緒に楽しんでください。赤ちゃんの手で開けたり閉じたりしやすい、色や形がはっきりとした、小さなサイズの絵本がおすすめです。

教えてくれたのは

東條知美さん

絵本コーディネーター・学校司書・ライター・イベンター・〈絵本の百年と未来研究会〉主宰。活動のモットーは「子どもに絵本を。大人にこそ絵本を。」-Blog「僕らの絵本

まる まる まんまる

よねづゆうすけ 作
(講談社、2014年)

赤ちゃんは丸いものが大好き。おひざにのせて、「まるまるまんまるなーんだ?」丈夫な厚紙でできているので、赤ちゃんが初めて自分でめくる絵本におすすめ。

とんとん だあれ

わだことみ 作 冬野いちこ 絵
(岩崎書店、2014年)

絵本を「とんとん」たたいてめくると、誰が出てくるのかな?最後は、お面を顔にあてて大変身!能動的なアクションをふまえた「体験型絵本」です。

まんまん ぱっ!

長野麻子 作 長野ヒデ子 絵
(童心社、2016年)

「ぱっ!」と心弾むおひさまの絵から始まります。声の専門家である作者が選んだ、赤ちゃんに働きかける「擬音」の絵本。おしゃべりが待ち遠しいですね!

だるまさんが

かがくいひろし 作
(ブロンズ新社、2008年)

「だ・る・ま・さ・ん・が」…どうなる?右へ左へゆ~らゆら。一緒に体を動かしましょう。ページをめくれば驚きの展開。赤ちゃんがコロコロと笑いますよ。

おててがでたよ

林明子 作
(福音館書店、1986年)

お着がえも、赤ちゃんにとっては大事なレッスン。あたま、おてて、最後にむずかしいあんよが…すぽん!「じょうずだね」いっぱい褒めてあげましょう。

生まれた時は、シワシワだった手もいつのまにか、握ったり開いたり。笑いかけるとニコニコしたり、そうかと思えば突然、泣き出したり。めまぐるしく変わる表情も成長のひとつ。

絵本の世界への扉を開いて、たくさんの言葉と出合いましょう。ママにとっても、ホッと一息つける時間。声から伝わる愛情は、赤ちゃんにとって大切な心の栄養になりますよ。無理せず、リラックス、リラックス!