/ 2017.06.14

questionすぐテレビのまねをし、言葉遣いが悪くなる一方の息子たち。訂正しても直りません。

4歳と3歳の息子たちはけんかをすると、「ちげぇよ」「ぶっ壊してやる」などの悪い言葉を使い、私に何か頼みたいときも「やれよ」と言うことがあります。

その都度訂正しますが直りません。すぐテレビのまねをし、言葉遣いが悪くなる一方で悲しくなります。[秋田県・つぶ貝]

answer情緒の発達を理解しつつ毅然とした態度で接して

4歳という年齢は、情緒が発達して細やかな感情が行きつ戻りつしている不安定な時期。

4歳と3歳の兄弟は双子のようなものなので、相手に負かされないように、わざと荒っぽい言葉を使って強がっているのでしょう。そういうときは放っておくに限ります。

お母さんに対しても言葉遣いが悪いときは、「『やれよ』と言われたらやりません」とはっきり言った方がいいですね。そして言ったからには徹底してください。言葉遣いだけ注意してもダメですよ。「やりません」と言われて、本当にやってもらえなかったら、言い方を考えるようになるはずです。

子どもの情緒は5歳の半ばから後半になると安定します。年長さんになるとお兄ちゃんの自覚もできてくるので、少し変わってくると思いますよ。

アドバイザー

植松紀子さん

臨床心理士。日本大学講師。植松メンタルヘルス・ルーム主宰。「1~6歳子どもにさせていいガマン・わるいガマン」(PHP研究所)など著書多数。

※この記事は、2017年5月発行の「ぎゅって 6月号」に掲載した記事を再編集したものです

illustration HAYASHI Yumi