家事に子育て、仕事…。目が回るほど忙しい毎日も、労いや気遣いの一言で報われたり、ちょっとした気分転換でまた頑張ろうという気持ちになれたりするものですよね。身近なプチ贅沢で気分転換、いつもより少しゴージャスなご褒美パンはいかがでしょうか?

File 10. 東京駅「GARDEN HOUSE CAFE」

日増しに暖かさが増して、春らしくなってきました。春はパン業界が少し賑やかになる季節、ということをご存知でしょうか。

4月12日はパンの日、江川太郎左衛門という伊豆韮山の代官が幕府の命令で初めての国産パンを焼いた日です。

それを記念して、フェアやイベントが行われたりもするので、パンが大好きな私は暖かくなったというだけではない高揚感に包まれます。

その高揚感を季節を問わずにもたらしてくれる素敵なお店が出来ました!2017年8月にオープンした「GARDEN HOUSE CAFE(ガーデンハウスカフェ)」です。

カフェは60席、販売スペースに面したカウンター席から望んだ店内

東京駅の丸の内側の地下中央口を出てすぐに出来た「グランスタ丸の内」の一角に「GARDEN HOUSE CAFE」はあります。アクセスの良さの他に私のお気に入りポイントはこの3点です。

  1. 素材にこだわったオリジナルブレッド
  2. 都内を中心に、とっておきを集めたパンのセレクトショップ
  3. 原点はレストラン、ペアでより美味しい料理とパン

毎日自社のベーカリーで手作り、自家製パン

「GARDEN HOUSE CAFE」の料理に使用するパンのほとんどは、代官山のベーカリー「GARDEN HOUSE CRAFTS(ガーデンハウスクラフツ)」で焼いた自家製パンです。

「GARDEN HOUSE CRAFTS」のパンは全て国産小麦を使用、自家製酵母などこだわりの素材を使っています。特に食事に良く合うパンのランナップは厚く、その味わいには定評があります。

丸の内店は早朝から深夜までの営業、シチュエーションに対応したオリジナルメニューを提供しています。

例えば7:00の開店から11:30までのモーニングには、5種のトースト。11時頃には売り切れが出てくることもある人気メニューです。

たっぷりのホワイトソースとチーズがかかったクロックムッシュには、鎌倉ハム富岡商会のハムが挟まっています

11:30からはデリの盛り合わせやフレンチトーストなども登場、ランチやスイーツタイムを盛り上げます。

購入したパンはテイクアウトだけではなく、カフェスペースで味わうことも可能です。お願いすると温め直してもらえるので、もちもちやとろとろ、ふわふわが蘇り、より美味しく味わえます。

ドリンクやジャム、オイルなどパンライフを充実させてくれるグローサリー商品も豊富。カフェメニューと共に、お店全体が“パンと何かを合わせて食べる楽しさ”を教えてくれているようです。

毎日8店以上から到着、パンのセレクトショップ

「GARDEN HOUSE CAFE」で販売されるのは、自社のパンだけではありません。都内に複数の“パートナー・ベーカリー”があり、オリジナルパンと同じように焼きたてが、毎日届いているのです。

私が訪れたときには、三宿の「シニフィアン シニフィエ」、上田の「haluta」、西太子堂の「boulangerie nukumuku」のパンや、都立大学の「アディクト オ シュクル」の焼き菓子が並んでいました。

都内からは毎日、それ以外に曜日限定で地方からもパンが届きます

セレクトショップの魅力は一カ所で広範囲に分布する多数のパン屋さんのパンが購入できること。ちょっと遠くて行きたくても行けなかったあの店とこの店のパンを食べ比べ、なんて贅沢も可能です。逆にここで食べたことをきっかけに、お店に行ってみたという人も出てくるかもしれませんね。

将来的にはカフェでも“パートナー・ベーカリー”のパンを使用したメニューが提供されることもあるかも…。今後の動きも見逃せません。

ペアリングの妙でパンがより美味しい

「GARDEN HOUSE CAFE」の原点は鎌倉にあるレストラン「GARDEN HOUSE」。同様のメニューがハウスメイドのサンドイッチやカフェメニューがよりカジュアルに、手軽にお試しいただけます。

冷蔵ケースで販売されている「スパイシー鯖サンド」全粒粉のバンズが使われています

鎌倉の「GARDEN HOUSE」で地元食材として取り入れられた「鎌倉ハム富岡商会」のハムやブリーチーズを自家製カンパーニュに挟んだオーソドックスかつ個性的なものから、角食パンにツナとアボカドとレムラードソースの“萌え断”まで、サンドイッチは厨房で作りたて。また、デリもパックに詰めて販売されています。

ランチタイム以降提供されているデリの盛り合わせプレートやサンドイッチをカフェに座って味わう時間がないときも、テイクアウトでカフェ気分を楽しめそうですね。

「GARDEN HOUSE CRAFTS」からの人気メニュー「十勝小豆と有塩バターの全粒まるぱん」、定番のあんバターも唯一無二の存在感

どれもパンと素材の組み合わせでそれぞれの魅力が最大限に引き出される工夫が施されており、ここでしか食べられない唯一無二の味わい。

オーガニックの豆乳やアスリートが愛用する天然スポーツ飲料ココナッツウォーターなどドリンク類も他ではなかなかお目にかかれないものばかり。

東京駅というなにかと足を向けることも多い立地だけに、何度も通って全メニュー制覇をしたくなる。そんな方も多いのかもしれません、早朝からお店は賑わっています。

夜はビールやワインなどアルコールもあり、楽しみ方も様々。パンは代官山の他に新宿や荻窪の姉妹店でも購入可能です。

店名 GARDEN HOUSE CAFE(ガーデンハウスカフェ)
Webサイト http://www.tokyoinfo.com/shop/search/detail/garden-house-cafe.html
所在地 東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅改札外 B1F グランスタ丸の内
電話番号 03-6551-2677(代表)
営業時間 月~土・祝:7:00~22:00/日・連休最終日の祝日:7:00~21:00
定休日 なし

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福地寧子さん ( パンコーディネーター )

1日3食、年間1095食以上パンを食べ続けて四半世紀。そんな小麦まみれの生活の中で見つけたキラリと光るパン屋さんをご紹介します。

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