CNNの「2014年 世界の夢の旅行先10カ所」に日本で唯一選ばれた、栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」。目玉である大藤は、2018年は4月下旬が満開のベストシーズン!昨年私が訪れたレポートも含め、その魅力を紹介します。

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「あしかがフラワーパーク」とは?

都心から車・電車で90分圏内の、栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」。園のシンボル大藤4本と、80mにおよぶ白藤のトンネルは栃木県の天然記念物に指定されていて必見!

冬季には日本三大イルミネーションに選ばれた「光と花の庭」も開催され、年間150万人の来園者でにぎわう花のテーマパークです。

2014年にはアメリカのニュース専門チャンネルCNNによる「世界の夢の旅行先10カ所」に日本で唯一選ばれ、一躍脚光を浴びました。

「ふじのはな物語~大藤まつり~」

園の目玉、藤の開花時期に合わせて開催されるイベント「ふじのはな物語」。樹齢150年に及ぶ広さ1000m2(なんと600畳!)の藤棚を持つ大藤や、長さ80mの白藤のトンネル、きばな藤のトンネルなど、350本以上の藤が順々に咲き、約1カ月間楽しめます。

園内に入ると、そこは花の楽園!色とりどりに咲き誇る花々に囲まれ、まるで天国に迷い込んだかのよう。そして待ち受ける樹齢150年の大藤は圧倒的な存在感。“息を呑む美しさ”と言われるのも納得です。

名物の樹齢150年の大藤

ふんわりとした優しい花の香りと、陽射しにキラキラと輝く紫の花房に包まれると、日々の疲れも、育児のイラッとも、全てどこかに吹き飛んでしまうから不思議。

大藤に抱かれた人たちは皆、キラキラとした瞳で上方を見つめ、自然と笑顔がこぼれます。私はその様子を見て、大藤の下は偉大なチカラを持つ“パワースポット”であることを確信したほどです。

子どもたちも、花房を見上げて感動!ママはこの夢のような場所にずっと居たい!!
八重黒龍藤はブドウのような濃厚な色と芳醇な香りが特徴

余談ですが、約20年前に大変な労力を費やして大藤の移植を成功させ、その後も園長として管理育成に携わったのは、日本初の女性樹木医 塚本こなみさん。

3人のお子さんと、今はお孫さんもいるワーキングマザーの大先輩です!何万人もの笑顔を生む仕事。同じ“働くママ”として憧れます!!

藤のドームでバンザイ!

園内では同時に5000株以上の鮮やかなツツジが。藤とツツジの見事な競演に、写真を撮る手も止まりません!

2018年は4/14(土)~5/20(日)に開催。期間中の4/14(土)~5/13(日)は夜間のライトアップも予定されており、日中とはひと味違う幻想的な世界を楽しめます。(開催期間、ライトアップ期間は開花状況により変動するため、詳細は公式サイトで確認できます)

入園料金と割引は?

「あしかがフラワーパーク」の入園料は当日の花の咲き具合によって料金が変わる珍しいシステム。「ふじのはな物語」開催中の入園料は、開花状況に応じて昼の部で

  • 大人:900円~1800円
  • 子ども(4歳~小学生):500円~900円

と、公園系の施設としては少し高めの設定になっています。そこで気になる、割引サービスを調べてみました。

割引サービス・チケットなど

園内の夢のような美しさ、守り育てているスタッフの方々の苦労を考えると定価でも納得の料金設定ですが、少しでもお得に!という方はぜひチェックしてみてください。

気になるお食事・お土産は?

おでかけに外せないグルメ&お土産!お食事は園内に200人収容のレストラン、ラーメンや焼きそば等の魅力的な軽食テイクアウトコーナーがありますが、「ふじのはな物語」開催期間中やゴールデンウィークは特に大混雑のため、座席を確保するのはけっこう困難。

さらに、「あしかがフラワーパーク」は飲食物の持ち込みが禁止されているので、公園感覚で持参のお弁当を広げることはできません。

周辺には佐野ラーメンなど、有名で美味しいグルメも多いので、私のオススメは午前中の早い時間に鑑賞を済ませ、ランチは近隣で。

もしくは、近隣でお食事を済ませてから来園すると比較的スムーズです。名物の「藤ソフト」も、長蛇の列ができていましたよ。

お土産も同様で、売店が入退場ゲートと繋がっているので店内は大混雑。余裕があれば、メール会員で割引がきく「ふじのはな物語」や「藤まんじゅう」もオススメですが、わが家の場合、子どもたちから目を離すと迷子になりそうだったので、正面ゲート外で出張販売していた郵便局の切手シートを購入しました。

軽く場所も取らず、実用性もあるので、自分自身の思い出やおじいちゃんおばあちゃんへのお土産にもピッタリですよ!

2017年版は52円と82円が各5枚付いて1100円。藤の写真プリントが素敵。

アクセス&渋滞回避は?

クルマで来園する場合

クルマで来園する人は、4つのインターチェンジが利用可能です。(カッコ内は通常時)

東北自動車道 佐野藤岡ICより、国道50号前橋・足利方面進行(約18分)
北関東自動車道 ①太田桐生ICより国道122号経由、国道50号足利・小山方面進行(約20分)
②足利ICより国道293号経由、県道67号佐野方面進行(約15分)
③佐野田沼ICより県道16号経由、県道67号足利方面進行(約12分)

但し、例年大藤が見ごろを迎えるゴールデンウィークはまさにトップシーズン。通常5分ほどの道のりも、駐車待ち渋滞で1時間ほど掛かった…なんて声もチラホラ。極力回避する為には平日を狙うか、朝7:00の開園前に到着しておくのがオススメです。今年は観測史上最も早い開花とのことで、4月下旬も同様の状況が予想されますのでご注意ください。

電車で来園する場合

電車で来園する人は、JR両毛線「富田」駅より大人の足で徒歩13分ほど。途中に坂もあるので、子連れであれば20分は掛かると思います。

もしくは、東武伊勢崎線「足利市」駅南口より「ふじのはな物語」期間中は毎日シャトルバスが運行中。所要時間約30分、運賃は片道400円です。

昨年、わが家は渋滞回避のため、「富田」駅のお隣「佐野」駅近くの有料駐車場にクルマを置いて、電車で向かいましたが、車内は外国人旅行客なども多く、通勤ラッシュ並みの混雑でした。また、両毛線は30分に1本程度と本数も少ないので、事前に時刻表を調べておくことをオススメします。

JR「あしかがフラワーパーク」駅が4/1に開業!

電車でのアクセスをお考えの方に朗報!「あしかがフラワーパーク」西ゲートより徒歩約1分の場所に、JR両毛線「あしかがフラワーパーク」駅が開業しました!栃木県内では35年ぶりの新駅で、小さな子連れでもアクセスがぐっと便利になります。

ちなみに前回、私達は「富田」駅まで乗車しましたが、今年は「あしかがフラワーパーク」駅が良さそうです。「あしかがフラワーパーク」駅下車の場合も、きっぷは「富田」駅までのものでOKです!とはいえ、いずれも帰り際は駅の大混雑が予想されるので、余裕を持ったスケジュールで。

わが家のおすすめコース&まとめ

昨年の満開時期はゴールデンウィーク真っ只中。我が家は、早朝に自宅を出発後、9:00頃から佐野藤岡IC付近でいちご狩りに。JR両毛線「佐野」駅付近にクルマを停めて電車移動し、2時間ほど園内を満喫してから、遅めのランチで名物「佐野ラーメン」に舌鼓。

そして高速道路の渋滞前に帰宅。というスケジュールで、親も子も大満足の一日でした。

子どもたちは大好きないちご狩りに大満足!

あしかがフラワーパークの「ふじのはな物語」は世界から注目され、混雑は避けられない人気スポットですが、それでも一生に一度は絶対に見る価値あり!

自然の美しさに圧倒される非日常のひとときは、日々に追われるママ・パパにこそ、ぜひ味わっていただきたいものです。そして、インスタ映えも◎。見れば誰かに話したくなること請け合いですよ!

藤の中にミツバチさん発見!

技術の進歩でバーチャルな楽しみが多くなってきた昨今。子どもたちにとっても親にとっても、五感を使って自然と触れ合う機会は格別。

次のお休みはぜひ、“満開のパワースポット”でリフレッシュ&パワーチャージしてみてはいかがでしょうか?

施設情報(アクセス・サービスなど)

名称 あしかがフラワーパーク「ふじのはな物語〜大藤まつり2018〜」 
公式サイト http://www.ashikaga.co.jp/index.html
※最新の情報はこちらでご確認を
おすすめ年齢 3歳~
営業時間・料金 「ふじのはな物語~大藤まつり2018~」
4/14(土)~5/20(日)7:00~18:00(ライトアップ時は21:00まで)、大人900円~1800円 / 子ども500円~900円

ライトアップ開催予定期間
4月14日(土)~5月13日(日)17:30~21:00、大人600円~1500円 子ども300円~800円

※花の咲き具合により料金が変動します

住所 〒329-4216 栃木県足利市迫間町607
駐車場 300台(無料)臨時無料駐車場 約6,000台あり
サービス 車椅子レンタルあり/授乳可能な個室あり

この記事を書いたライター

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ゆっきーさん

6歳(小1)の双子女子を育てながら働く、神奈川在住のワーキングマザー。お出掛け&美味しいもの好きで、野菜ソムリエの資格も取得。“楽しい!美味しい!オトク!”を共有しましょう!

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