おいしいもの好きママ、健康や美容に気を使っているママ、必食!TVや雑誌でも取り上げられている、一風変わった「按田餃子」の魅力について、紹介します。おしゃれなたたずまいですが、店内は子連れOK!テイクアウトあり!と、何かと「助かる」お店です。

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「按田餃子」とは?

東京・代々木上原駅すぐ近くにある「按田餃子」は、料理研究家の按田優子さんと写真家の鈴木陽介さんがオーナーのお店です。屋号(お店の名前)に「餃子」とありますが、中華料理屋ではありません。

料理研究家である按田さんが考案する料理は、どこか懐かしく感じ、それでいて新しい、何とも不思議な料理です。でも、一口食べると、どんどんお箸(スプーン)が進みます。食べ終わる頃には、すっかり「按田餃子」の虜になっている、そんなお店です。

「助けたい包みたい按田餃子でございます」がキャッチフレーズで、ひとたび店内へ入ると、なんだかほっとする居心地の良い雰囲気に包まれます。お店を出るときに「助かりました」と言って、帰られるお客さんもいるとか。

お店の外観。この日は、あいにくの雨でした…

ミシュランガイドのビブグルマン3年連続受賞。ビブグルマンとは、主に5000円以下のコストパフォーマンスが高く、調査員たちがおすすめしたいレストランに贈られる称号のことです。それに3年連続で選ばれているなんて、どんな料理を出しているのか、気になりますね。

気になるメニューは?

水餃子定食

水餃子定食 1050円/水餃子(4種類、各2個ずつ計8個)、豚そぼろ飯、海藻湯

「按田餃子」の餃子は水餃子です。殻つき全粒ハトムギの粉が練りこまれた皮に、4種類の餡(あん)が包まれています。餃子の具の定番である、ニンニクやニラは一切入っていないそう。それでもちゃんと餃子の味になっています。

お肉・お野菜が食べられ、油を使っていないので、子どもにやさしい。何とも愛らしいコロンとした形の水餃子は、手づかみでも程よい大きさです。また、ハトムギは鉄分豊富で血液浄化作用、便秘解消、美肌・美白効果があると言われており、健康や美容が気になるママも助かるかも!?

【1】鶏 白菜と生姜

定番の味。按田さんも「一番、ふつうの味」と本の中でも語っています。さっぱりした味で、老若男女誰でも食べやすいと思います。

【2】鶏 香菜(シャンツァイ)と胡瓜(きゅうり)

香菜(シャンツァイ)好きにはたまらない一品。香菜(シャンツァイ)が入っているので、子どもには向かないと思いきや、意外にも子ども人気も高い!? 娘も私も、大好きです!

【3】豚 大根と搾菜(ザーサイ)

「按田餃子」的定番餃子とのこと。干しエビと干しシイタケ、搾菜(ザーサイ)と大根、豚肉の相性抜群!やさしい味なので、一度は食べて欲しいです。

【4】豚 カレー風味と人参

スパイシーなおいしさ。大人は好きな人が多いカレー風味ですが、小さな子どもにはスパイスの刺激が強いので、やや不向き。大きな子どもも、様子を見ながら食べさせてくださいね。

水餃子定食(各種2個入り 1050円)は、全種類の餃子を食べることができるのでイチオシ!でも、水餃子の外観では「どれがどの種類か?」はわからないので、子どもとシェアするときは、大人が割って中身を確認してからあげてくださいね。もちろん、水餃子単品(各5個入り486円)での注文も可能です。

調味料たち

テーブルの上には、個性豊かな調味料たちがずらり。左から黒酢、餃子のタレ、豆豉(トウチ)ミックス、味の要

水餃子をはじめ、出てくる料理はしっかり味が付いているので、まずは何も付けずにそのまま食べてみてください。そのままのおいしさを堪能したら、今度はこの調味料を「ちょい足し」すれば、雰囲気の違う味を味わえます。(これをわが家では「味変」と言っています)

調味料を加えるだけで、1つの料理が何通りも、何倍も楽しめるようになっています。自分の好みの調味料を見つけてみてくださいね。ただし、刺激が強いものもあるので、試すときは少しずつ。3種類の「按田餃子」自家製オリジナル調味料たちを紹介します。

【1】按田餃子のタレ

さまざまな雰囲気の香りを混ぜた自家製のタレ。辛さが苦手な人も安心。一般的な餃子のタレとはまったく違う、エレガントな餃子のタレです。

【2】味の要

「シルクロードを逆走」の心意気をスパイスで表現したとのこと。少し抽象的な表現なんですが、食べてみると「そう!そう!言葉にすると、本当そんな感じ(笑)!」びっくり。

インドっぽい(カレーっぽい)感じもあり、中華の要素やヨーロッパの要素も入っている感じです。えっ?おいしいのかって?それはもうめちゃくちゃウマいです(笑)

【3】豆豉ミックス

「豆豉(トウチ)」とは、豆を発酵させた中国の調味料。個性の強い「豆豉(トウチ)」を格段に使いやすくした、万能調味料。按田さんは天才だと思います。

上記の3種類の「按田餃子」自家製オリジナル調味料は購入できます(各540円)。「ちょい足し」按田餃子風をおうちで楽しむのも良し、友達や親戚へのお土産やプレゼントにも良いですよ。お店に行ったら、必ず1つ以上購入してしまいます!

ラゲーライス

ラゲーライス(小)648円
ラゲーライス定食 1250円/ラゲーライス、茹で青菜、海藻湯

「按田餃子」を代表するメニューの一つ。キクラゲが主役の一皿です。そうです、「ラゲーライス」の「ラゲー」は「キクラゲー」です!キクラゲは、血管強化・便秘解消・老化防止・美肌などに効くと言われいています。

ラゲーライスはキクラゲ、豚肉、玉ねぎ、金針菜(キンシンサイ)の煮込みと、ハトムギご飯が一皿におさまっており、スプーンが添えられています。

カレーライスならぬ、ラゲーライス。やさしい味付けで、食べたことはないのに、どこか懐かしくてスプーンが止まりません。ハトムギご飯はプチプチした食感がアクセントになっています!

トッピングされている生姜と、ピーマンの酢漬けと一緒に食べたり、調味料の黒酢や豆豉ミックスで味変したり、と「おいしい」が無限に広がっていき、気が付くとお皿は空っぽ。

お腹と心が満たされると

あ~しあわせ~♪

小さい子どもが食べるときは、トッピングされている生姜やピーマンの酢漬けは、刺激が強いので注意してくださいね。

麻婆豆腐

麻婆豆腐 972円。油を使わないスパイシーな味わい

見た目は、普通の麻婆豆腐に見えますが、食べるとびっくりします!しびれウマい!以前、外国のお客さんが食事後に、わざわざ厨房へ来て「This Ma-Bo-DO-FU is amazing!(この麻婆豆腐は素晴らしい!)」と大絶賛されていました。ずばり「世界に通用する麻婆豆腐!」と言っても過言ではないでしょう。

おいしさのあまり、ついつい熱を帯びてしまいましたが、夫も大好きな一品なのでご賞味いただきたいです。ただし、かなり刺激的な味なので、子どもには不向きです。ごめんなさい、子どもには大人になるまで待ってもらいましょう。

ゆでらげ

ゆでらげ 540円

「按田餃子」のメニューには、キクラゲがたくさん出てきます。その中でも、子どもも大人もみんな大好き「ゆでらげ」です。プリプリ&コリコリのキクラゲと、濃厚なアボカドが不思議なタレに絡まって、相性抜群!おつまみやおやつ感覚でペロリです。

木耳汁(キクラゲジュース)

木耳汁(キクラゲジュース)648円

南米のトロピカルフルーツとキクラゲのジュースです。まさか、キクラゲをジュースにしちゃうなんて、その時点ですでに驚きですが、飲むとさらに驚きますよ。

どろっとした不思議な見た目、クセがありそうなのに、なんともトロピカルな味わいで、さっぱりしています。夏には、がぶ飲みしてしまう勢いです。怖がらすに飲んでみてください。とってもおいしいですよ!

店内は子連れOK!

「代々木上原にある、おしゃれなお店に子どもを連れて行くなんて気が引ける…」と思われるかもしれませんが、ここは子連れ大歓迎。子ども用の椅子や食器も準備してくれています。

過去には、私以外にも抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしながら食事をする人、ゆでらげ好きな小さな男の子がお母さんと一緒に食べに来ていたりと、「按田餃子」は老若男女、子育てママ、分け隔てなく助けてくれ、包み込んでくれます。

娘も大好き「按田餃子」

お互いが気持ちよく食事をするためにも、ベビーカーは店内には持ち込まず、たたんで外に置きましょう。

テイクアウトもウェルカム!

テイクアウト、やってます!

かなりの人気店なので、店内に入れないときも。でも、テイクアウトが可能なので助かります。近くに代々木公園があるので、天気のいい日には散歩して、外でご飯を食べるのも良いですよね。

代々木公園で行われる子ども向けイベントに合わせても◎。テイクアウトのメニューは、調理された料理はもちろん、冷凍のままの水餃子も売っているので、おうちでもお店の味が楽しめますよ。

私たちも助けれらました!

元々食べることが大好きな私。でも、妊娠中つわりがひどく、水以外なにも喉を通らない時期がありました。そんなとき、「按田餃子」の料理だけは不思議と食べられ、心も体も癒され、本当に助けられました。

実は、そのときお腹にいた娘も今では「按田餃子」の大ファン!娘は小さい頃から食には敏感で、食欲にムラがあった彼女も「按田餃子」は手づかみ食べで、もぐもぐ。それをきっかけに、家でも水餃子を作って食べています。私も娘も本当に助けられています。

子どもを授って以来、「食」についていろいろ気にすることも増えました。体にいいものを食べさせたい、手間暇かかっても、おいしく作りたい。でも、料理以外にもやることはいっぱいあるし、いかに効率よく料理するかも考える。そんなとき、按田さんの本「たすかる料理」に出会いました。

「たすかる料理」按田優子著 リトルモア

ママになった私は、料理に対して「こうするのが当たり前」「こうでなきゃダメ」と、自分で勝手にあれこれ背負い込んで料理をすることで、自分自身を窮屈にしていたのかもしれません。

自炊はわがままでいい、台所にしばられず、自分らしく食べて生きる為のヒント、つまり「無理せず自分たちに合った生き方=料理方法でいい」と、料理研究家が教えてくれたのはとても新鮮で、そしてとてもホッとしました。

「按田餃子」や按田さんの考え方、生き方のエッセンスも書かれていて、ママに読んでもらいたい一冊です。生きるヒントが見つかるかも!?

施設情報(アクセス・サービスなど)

店名 按田餃子
Webサイト http://andagyoza.tumblr.com/
※最新の情報はこちらでご確認ください
所在地 東京都渋谷区西原3-21-2
電話番号 03-6407-8813
営業時間 11:30~23:00(LO 22:30)
※人気店の為、突然店を閉めることもあるので、事前に最新の情報をご確認ください
アクセス 小田急線「代々木上原」駅 東口から徒歩3分
定休日 なし
※事前にHPでご確認ください

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αさん

6歳年上の夫と、夫と瓜二つの長女と次女の4人暮らし。ちょっとおっちょこちょいな働くママです。育児も家事も仕事も楽しく☆1日1回は大笑いしたい(笑)

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