2018.06.17 / 2019.11.29
川辺やキャンプ場などに多く出没するブヨは、とにかく厄介。かまれると激しいかゆみや痛みに襲われます。しかも、蚊用の虫よけスプレーや蚊取り線香では効かない説も…。ドラッグストアで手軽に購入できるハッカ油を使って、ブヨ対策をしてみませんか?
index目次
ブヨについて
皆さんは「ブヨ」という虫にかまれたことはありますか?ブヨとはコバエぐらいの小さな虫です。人間を含む哺乳類の皮膚を、蚊のように“刺す”のではなく、“かみちぎります”。
真冬を除いて、1年中生息・活動し、涼しくなる朝方や夕方になると、活発に動き出します。森林や川辺などに多く生息し、特にキャンプ場やゴルフ場など、アウトドアフィールドによく出没します。
ブヨにかまれるとどうなるのか?
キャンプを始めて間もない頃。ブヨについて詳しく知らず、何も対策をせずにキャンプをしたら、夫婦で見事に合計10カ所くらいかまれてしまいました。
悲劇の始まり…
かまれた瞬間は蚊に刺されたような感覚で、ぽちっと赤く腫れるので、蚊に刺されたのだと思っていました。
しかし、数分も経たないうちに痛みが発症し、かゆみが止まらなくなりました。ぽちっとなっているところには芯があるようで、少量の血も混ざっていて、何をしてもかゆみが止まりませんでした。
これは絶対に蚊じゃない!
蚊とは比べものにはならないかゆみ、そして痛み。かいてもかいてもかゆいので、ガリガリと爪を立てて、かきむしるぐらいでした。しかも、このかゆみはおよそ1カ月間続いたのです。
家に帰ってネットで調べ、ブヨにかまれたとわかりましたが、キャンプ場では虫よけスプレーもしたし、蚊取り線香もずっとつけていました。でも、よ~く調べてみると、以下の情報が出ていました。
ブヨは「蚊用虫よけスプレー」や「蚊取り線香」では効果ナシ
以来、「もう二度と同じ思いはしたくない!」とブヨに対して、徹底的に調べて対処法を見つけました。それが「手作りのハッカ油スプレー」だったのです。
ハッカ油スプレーの作り方
材料はすべてドラッグストアでそろえられます。このスプレーボトルは100円ショップで購入しました。
ボトルを選ぶ際は注意が必要!
ポリスチレン「PS」と表記されている容器は、ハッカ油を入れると溶けてしまうので不可。使えるのは、ポリプロピレン「PP」、ポリエチレン「PE」か、ガラス製です。
- 材料 100mlボトル1本分
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- ハッカ油
- 10滴くらい
- 消毒用エタノール
- 10ml
- 精製水
- 90ml
- スプレーボトル
- 1本
- 作り方
- 所要時間5分
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- STEP1
- スプレーボトルにハッカ油を10滴ほど垂らす
- STEP2
- そこに消毒用エタノールを10ml入れ、一度ハッカ油とエタノールを混ぜる
- STEP3
- 最後に精製水を90ml入れる(このボトルは100ml用なので、ちょうどぴったり)。これで完成
ちなみに、わが家はポイズンリムーバーを常備しています。ブヨに刺されたら、すぐにリムーバーをあてて、血を抜きます。そうすれば、かゆみがかなり軽減します。
また、ハッカ油スプレーやポイズンリムーバーを用意することは大切なのですが、それですべてのブヨを防いで、症状を抑えられるわけではありません。大前提として、長袖長ズボンを着て、肌の露出を避けることを忘れずに。
それでもかまれてしまい、かゆみや腫れがひどかったり、掻き崩しを起こしてしまった場合は、早めに病院へ行きましょう。
ブヨ対策をしっかりして、楽しいアウトドアを!
この記事を書いたライター
ライター一覧- ここままさん
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高校3年生男の子、中学1年生の女の子、小学5年生の男の子、幼稚園年少3歳の女の子の4人の子ども達の母です!
旅行やキャンプが好きです!年の離れた4人の子ども達のために美味しいご飯を作ることを日々目標にしています!