しっかり掃除したけれど、あっという間にカビが発生してしまう…。わが家でもよくあります。このカビが発生してしまう頻度を下げることで、お風呂掃除に回数を減らすことができます。カビの発生防止につながる浴室作りをご紹介します。

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簡単に済ませたいお風呂掃除

気がつくと浴室のタイルのつなぎ目や床の隅がピンク色になっていたり、カビが発生したりしてしまいますよね…。

これからの梅雨の時期は、ジメッとしてまたどうせすぐカビが生えるし…。と思うとお風呂掃除をするのも嫌になります。

そこで、お風呂掃除を少しでも快適にするための技をお伝えします。まず、カビやピンクバクテリアが育たないようにするのに大切なことは

とにかく浴室全体を乾燥させること。

浴室内を乾きやすい環境にすることが大事です。どれもすぐに出来て、継続しやすいので、家族の協力を得てカビが生えにくい浴室を目指しましょう。

1.浴室に常駐させるものは最小限に

入浴すると浴室内はビシャビシャに濡れてしまいます。シャンプーボトルや、ボディタオル、ひげそり、椅子など、浴室内にモノが多くおいてあるほど乾燥しにくくなってしまいます。

シャンプーを数種類使い回している場合は、なうべく1種類に統一したり、親子で同じものを使ったり、工夫してみましょう。

家族にモノを増やす人がいる場合、モノが多いとカビが生えやすことを伝え、協力してほしいとお願いしてみます。

2.アメニティはできるだけ高い位置へ

そして必要最小限に絞り込んだアメニティグッズは、なるべくシャワーやかけ湯がかからない高さに置きましょう。

常にシャワーがかかってしまう位置に置いておくと、濡れたボトルの底からカビが生えてしまいます。高い位置なら乾いた状態が保てます。

3.入浴後10分換気の後は扉を開けっ放し

入浴後、10分ぐらいは換気扇を回して湯気を取り除きます。その後は扉を開けて自然乾燥させるだけ。

浴室が乾燥しにくい環境の場合は、浴室の窓を開けておくなど24時間乾燥させるようにします。

浴室が濡れたままで換気が行われない状態が続くと、カビがどんどん繁殖してしまうので、その状態は作らないようにします。

4.すべて床から浮かせて床乾燥

浴室をきれいに保つには、床面になるべくものをおかないのが大切です。

床面に何かを置いていると、排水口に流れていく水の流れをさえぎってしまい、水たまりができ、汚れやすくなっていきます。

特に椅子を置いておくと、椅子裏側に湿った空気が滞り、カビが発生する原因となります。そこで椅子も工夫して浮かせて乾燥させてみてください。

また小さい子どもがいる家庭では、シャワーホルダーの高さを低めにしていることがありますが、シャワーのホース部分が床についてしまっているのも実はカビの原因なりやすいです。

ホースが床についていることで、水の流れが遮られ床が汚れやすく、またシャワーホース自体もカビやすくなります。ホースが床につかない高さするか、使い終わったら床につかないように工夫してみてください。

5.浴室乾燥機の使用は水垢に注意

浴室を乾燥させるには、浴室乾燥機を使えばいいという意見もあります。確かに、衣類を乾かしながら浴室も乾燥できるのは嬉しいです。

ただし、浴室乾燥を頻繁に使っていると、水垢がつきやすくなるので注意が必要です。水垢は「濡れる→乾く」が繰り返されることにより出来てしまいます。

浴室乾燥機での乾燥は、頻度に気を付けてみてください。

この記事を書いたライター

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藤井あや子さん

家事代行サービスを通じて得た経験から独自の効率的な部屋作り・家事らく技を確立。個人宅をスッキリ空間に変身させる整理収納・お片付けサポートサービスを行う。また自宅を公開した収納セミナーも開催中。第5回SHUFU-1準グランプリ。整理収納アドバイザー。

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