2018.07.05
一般的に「子ども食堂」と聞くと「貧困な人が行くところ」というイメージが強いようです。京都にある「ももみな食堂」ではそのようなマイナスイメージを払拭し、楽しいところ、美味しいものが食べられるところ、地域の新たな縁を創出しています。
index目次
question「子ども食堂」とは?
子ども食堂とは、子どもの貧困問題において、食生活を解決するひとつの対策として、取り組まれた活動が始まりです。家庭の経済事情により、1日3食の食事がまともに摂れない、といった問題だけではなく、親が働きに出ていて、家でひとりで食事を取らざるをえない「孤食」など、さまざまな問題があります。
それらを解決する対策のひとつとして、NPO法人や自治会、個人が子ども食堂を運営しています。子ども食堂の名前の由来は、「子どもがひとりでも安心して来られる食堂」という意味を込めて、名付けられたそうです。
しかし、子どもだけが行くところや貧困な人が行くところ、といったイメージが強く、「ももみな食堂」では誰でも来てもらえるように、食を通して地域の人々と交流する場として、「コミュニティ食堂」と呼んでいます。
お手伝いすれば無料に!
ももみな食堂は桃山南団地の集会所で、毎月第2日曜日に開催されています。入口でスタッフの声掛けもあり、目印となる旗も立っているので、とてもわかりやすいです。
こちらでは子ども100円、大人300円で食事ができます。ただし、お手伝いをした子どもは無料になります!うちの子どもたちはお手伝いが大好きなので、張り切っていました。
この日のメニューは、「肉じゃが」「ナスの南蛮」「フルーツ白玉」。息子が絵も添えて書いてくれました(笑)
こちらはデザートの白玉を作っているところです。
エプロンを借りることもできます。早く食べたくてたまらない様子。
紙芝居など楽しめるイベントも
お年寄りから子どもまで、みんなが楽しめるイベントも!わが家が訪問した日は紙芝居、朗読、手遊びがあり、みんな真剣に聞いていました。
他にも、風船やトランプも用意されていて、子どもたちは楽しそうに遊んでいました!
スタッフはボランティアや学生さん
ももみな食堂は、ボランティアや管理栄養士科に通う学生や教員によって運営されています。お客さんが自然とお手伝いされる様子も見られました。ももみな食堂ならではのあたたかい光景なのかな、と思いました。
女手ひとつで男の子2人を育てているわたしにとって、「他の誰かのためにボランティア?とんでもない!自分と子どもたちのことだけで精一杯!」なんて思うところですが、本当にそうでしょうか。
いらなくなった物や少しのお金を寄付したり、できることはあるはずです。
行ってみた感想
地域に密着した食堂ということもあり、お客さんもスタッフたちも、とても優しくて明るく接してくださいました。みんなでご飯を作り、みんなで机を囲んでのご飯はやっぱり一段とおいしかったです。
「また来てね。」と言われると、心が温まりました。もちろん、また行きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が少しでも何かに繋がればと思い、今回執筆させていただきました。私は、誰かの役に立つことで、自らが得るものも大きいと感じます。
このようなコミュニティ食堂(こども食堂)は全国各地で行われています。機会があれば、身近な地域での活動に、親子で参加してみてはいかがでしょう?
施設情報(アクセス・サービスなど)
名称 | 「ももみな食堂」 |
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公式サイト | https://www.facebook.com/momomina.kc/ ※最新の情報はこちらでご確認を |
料金 | 大人300円+寄付、子ども100円 ※子どもはお手伝いすれば無料 |
営業時間 | 毎月第2日曜(8月のみ第1日曜の8月5日に開催) OPEN 11:00、いただきます 12:00、終了 13:30 |
アクセス | 〒612-8006 京都市伏見区桃山町大島38-2 UR桃山南団地25棟集会所 |
サービス | 駐車場なし、近隣にコインパーキング有り |
この記事を書いたライター
ライター一覧- peachさん
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2児の男の子のシングルマザー。写真を撮ることが好きです。お出かけ情報を通して皆さんにハッピーをお届けできるように努めたいと思います。