妊娠が分かって不安な私に夫が一言

初めての出産を控えたかめかあさんと申します。結婚して10年近く、夫婦とリクガメでのんびり暮らしてきました。そんな私たちのもとにわが子がやってきてからの日々を、絵日記で振り返っていきたいと思います。

わが子を待つことにして何カ月か過ごした頃。検査薬で妊娠がわかったのは、まだ4週のときでした。

「これは…できましたな…。」

実は、若い頃にふたり続けて流産をした経験のある私。もう一度わが子を望んだはずなのに、いざ妊娠がわかると不安のほうが大きく、素直に喜ぶことができませんでした。

「できましたよ…。」

事実を冷静に夫に伝え、どうリアクションしていいかわからないのだと正直に話しました。すると、さすが体育会系の夫。

「まずは1点入ったことを喜ぼう。どんな試合だって、結果はどうなるかわからなくても1点入ったら喜ぶでしょ」と言うのです。

勝ち負けとは違うけど、なんだか謎の説得力。せっかくの1点、ありがたく喜ぶことにしたのでした。

そこから、少しずつ大きくなるわが子に1点の喜びを積み重ねて、十月十日を過ごしてきました。今日も夫は筋トレをしています。わが子が生まれたら、その腕で軽々抱っこしてくれることでしょう。

この記事を書いたライター

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かめかあさんさん
絵日記・漫画家

ちいさなアパートで3人+リクガメで暮らしています。結婚10年目の2019年8月に、息子ごんさんを出産しました。妊娠中からインスタグラムで絵日記を描いています。コーヒーとハンドメイドとおうちが好きです。

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