時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「掃除をすることで付けられる能力」について。

「お掃除」が身体と脳を育てる

「お掃除」、子どもと一緒にやっていますか。小さな子どもに聞くと、「お母さんのお手伝いをしている」と答える子は多いのですが、「お掃除」をしている子はあまり居ないのが現状です。

でも、子ども達にとってお掃除は全身を存分に使い、脳をたくさん働かせる素晴らしい活動ですから、ちょっとした隙間時間にぜひチャレンジしてほしいと思います。

準備

スポンジや雑巾は小さい物、使い古しの歯ブラシは子ども用、床ワイパーは短くし、コロコロ粘着テープはミニサイズ、卓上用ホウキとチリトリなど、子どもの手で扱いやすいサイズで準備します。サイズを合わせるという準備だけで、子どもの動きが格段に広がります。

全身を鍛えるお掃除

  • 床や窓のサッシを拭く動きは、利き手をしっかり動かし、全身でバランスを取りながら屈伸の力も付けます
  • 床をコロコロする動きは、背筋や腕の力を付けます
  • 歯ブラシでタイルなどを磨く動きは、手首や指の小さな筋肉を鍛えます
  • 床ワイパーは、バランスを取ってまっすぐ歩く練習です
  • ホウキとチリトリは、両手が違う動作を行う協応動作を鍛えます

脳を鍛えるお掃除

  • 何をするか目的をきちんと伝えることで、計画性を持たせます
  • 道具の使い方でそれぞれの役割や合理的な順序などを学び、段取り力を鍛えます
  • 「自分でやってみる」という実行力が身につきます
  • うまくいかない場合、相談して工夫する習慣を覚えます
  • 仕上がったときの自己肯定感が、次のさまざまな意欲へと導きます

近年、アクティブラーニングが着目されていますが、子どもの学びも「PDCA」と同じく、計画を立て→実行し→確認と判断し→次の動きに繋げる、の繰り返しで心身ともに育っていくでしょう。

指示を出す人が居なかったら動けない「指示待ち人間」ではなく、しっかりと鍛えた身体で自ら考えて動けるように、1歳半くらいから「一緒にお掃除」で第一歩を踏み出してください。

この記事を書いたライター

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荒井聖子さん

SakuraEdu代表、コドモンテワークショップ主宰。資生堂に勤務後、目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング等をしながら、通算百回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。

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