4歳の息子から学んだこと

こんにちは、マンガ家のこしいみほです。イライラしたり、悲しかったり、やる気がなかったりするとき、自分の気持ちを言葉で伝えるのは、大人でも難しいことだと思います。それを4歳の息子が一生懸命やっていて、胸を打たれたことがありました。

やらなきゃって思っているけれどやる気になれないこと、私もいっぱいあるもんなぁ。おもちゃ片付けなきゃって思ってても遊びたい気持ちが勝ってしまうのも、わかるよ。そしてそれを自分で理解して言葉にして伝えられるって、とてもすごいよ。

気分が乗らないなら片付けなくてもいい、ということではもちろんありません。でもこんなふうに自分の気持ちを言葉で伝えることで、じゃあどうしたら片付けがしたくなる?とか、ご飯の後に片付けるのと今片付けるのとでは、どっちがいい?といった「対話」の余地が生まれますよね。親子関係だけじゃなくて、人間関係にも通じる大切なことを息子に教えられた気がしました。

私も子どももワーワー言い合うことしかできないこともたくさんありますが、自分の気持ちを言葉にして伝えようとする心がけは、いつも胸に持っておきたいなと思いました。

さて、2020年から始まったこの連載は、今回が最終回です。毎月、娘や息子の保育園生活を中心に楽しく描かせていただきました。丸2年にわたってお世話になった編集部のみなさんと、お付き合いくださった読者のみなさんに感謝感謝です。またどこかでお会いしましょう!

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こしいみほさん
絵日記・漫画家

時短勤務中の30代会社員。6歳の娘と3歳の息子がいます。田んぼに囲まれた地で夫の両親と一緒に暮らしています。

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