/ 2020.04.24

いくつあっても重宝するマスク。手作りならコストを抑えてマスクを量産できます。ダブルガーゼ生地とコットン生地の2つを使うことで、かわいさも忘れません。「とにかく簡単に手作り!」を追求したマスクの作り方を紹介します。

index目次

コットン生地+ガーゼで、かわいさと機能性を実現!

「マスク」と言えば「白いガーゼ生地」がお決まりだったのは一昔前の話!?最近は、カラフルでかわいい絵柄のマスクがたくさん出回っていますね。

手芸店や100円ショップには、かわいいイラストがプリントされているガーゼ生地がそろっているので、手軽にかわいいマスクをハンドメイドすることができます。今回は白無地のガーゼ生地を使いながらも、コットン生地と組み合わせることでかわいさを実現!簡単でコストパフォーマンス良好なマスクの作り方です。

コットン生地は、厚みがある目の詰まったものだと、マスク着用時息苦しくなってしまうこともあるため、薄手のものを。今回は100円ショップの手ぬぐいを使用しました。100円ショップの手ぬぐいは比較的目が粗い生地なので、マスク作りに適しています。

また、上下の向きのある絵柄の生地の場合は、10.5cmの方向で、絵柄が上下になるようにすると、出来上がりマスクの上下の絵柄が正しく作れます。マスクの作り方はいろいろとありますが、今回はとてもシンプルで簡単な作り方を紹介します!

*ダブルガーゼ生地のみで作るマスクや、今回紹介するのとは違う作り方のマスクは、下記を参照ください
http://enfant.living.jp/enfant_mate/mate2_042/mate_goods/481076/

作り方:Wガーゼ3枚重ね

材料(出来上がりサイズ:8.5cm×12cm)

W(ダブル)ガーゼ生地
25.5cm×12cm
コットン生地
10.5cm×17cm
マスク用ゴム
26cm~28cm:2本

ダブルガーゼ生地が「3枚重ね」のマスクの作り方です

コットン生地を表側が上になるように置き、その上にダブルガーゼ生地(以下「Wガーゼ生地」)を縦長の向きで重ねます。

Wガーゼ生地の両サイドから、左右それぞれコットン生地が2.5cmずつ出ているようにWガーゼ生地の上下が、コットン生地から上下ともに7.5cmずつ出ているように重ねます(下図参照)。

重ね合わせた生地がズレないように、待ち針で留め、下図赤線部分を縫います


縫えました

Wガーゼ生地の、上に出ている7.5cm部分を下に折り倒します

折れました

次に、下に出ている7.5cm部分を上に折り上げます

上下にはみ出ていたWガーゼ生地が、中央に折り重なった状態になりました

サイドの空いている口から、折り重なっているWガーゼ生地とコットン生地の間に手を入れ、ぐるっとひっくり返します

ひっくり返りました

裏側はこんな感じです

ひっくり返した後、折り重なっているWガーゼ生地がズレていたら、しっかり重なるように直しておきます

上から手で押さえて、形を整えます(アイロンをかけると、より仕上がりがきれいになります)

布を縦長の向きに置きます

上に出ているコットン生地を、1cm折り上げます

さらに1.5cm折り上げ、ズレないように待ち針で留めておきます(1.5cmに折った部分がゴム通しになります)

上に出ているコットン生地も、1cm折ってから、さらに1.5cm折り待ち針で留めます

横長の向きに置きます

下図赤線部分をぐるっと一周縫います

縫えました

縫い目はこんな感じ↓です

裏側はこんな感じ↓

両サイドの1.5cmの筒状の穴に、ゴムを通します

通せたら、ゴムの両端を結び留めます


ゴムをズラして、結び目を布の中に隠します

もう一方もゴムを通して…

マスクの完成です!

薄手タイプのマスクなら

Wガーゼ生地「2枚重ね」のマスクの作り方です

先ほどのWガーゼ生地3枚重ねタイプより、薄手のマスクとなります。こちらはウイルス感染予防や咳が出るときのエチケット用の利用ではなく、小学校の給食準備中に使うマスクとしての利用がおすすめです。薄手なので息苦しくなく、マスク嫌いの子どもでも、比較的抵抗なく着けてくれるかもしれません。

材料(出来上がりサイズ:8.5cm×12cm)

Wガーゼ生地
18cm×12cm
コットン生地
10.5cm×17cm
マスク用ゴム
26cm~28cm:2本

作り方:Wガーゼ2枚重ね

※作り方は、Wガーゼ生地3枚重ねタイプとほぼ同じ!Wガーゼ生地の縦の長さが短くなるだけです

コットン生地を表側が上になるように置き、その上にWガーゼ生地を縦長の向きで重ねます。

Wガーゼ生地の両サイドから、左右それぞれコットン生地が2.5cmずつ出ているように、Wガーゼ生地が、コットン生地から上に7.5cm出ているように重ねます(下図参照)。

重ね合わせた生地がズレないように、待ち針で留め、下図赤線部分を縫います

縫えました

Wガーゼ生地の、上に出ている7.5cm部分を下に折り倒します


上にはみ出ていたWガーゼ生地が、中央で折り重なった状態になりました

サイドの空いている口から、折り重なっているWガーゼ生地とコットン生地の間に手を入れ、ぐるっとひっくり返します


ひっくり返りました

裏側はこんな感じです

※ここから先の工程は、先ほどのWガーゼ生地3枚重ねタイプのマスクの作り方と全く同じです!
両サイドにはみ出ているコットン生地を1cm折ってからさらに1.5cm折る

ぐるっと一周縫ってゴム通しを作る

ゴムを通して完成です!

まとめ

Wガーゼの2枚重ねのマスクと3枚重ねのマスクを並べてみました。
下の写真の
左 → Wガーゼ「2枚重ね」
右 → Wガーゼ「3枚重ね」です。

見た目には、大きな違いはありませんが左の2枚重ねのマスクは、ほんの少しコットン生地が透けて見えるような感じです。

Wガーゼの生地自体、目が詰まったものや目の粗いものなどさまざまなタイプのものがあり、表面に使うコットン生地の厚みや目の詰まり具合などによっても、マスクとして出来上がったときの、通気性や肌触りは変わってきます。

使用用途や実際に着用する子どもの好みなどを踏まえ、ガーゼの厚みや生地などをカスタマイズできるのも、ハンドメイドのいいところ!お気に入りの柄の生地で、着け心地のいいマスクを作ることができますよ。それほど大きな生地は必要ないので、ハギレなどを有効活用して作るのもいいですね。

とても簡単・短時間で作れるので、隙間時間にササッと数枚作っておくと安心です!

この記事を書いたライター

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又多 実千恵さん
プラチナライター

手芸などのハンドメイドが大好きです。手軽・短時間・ローコストをモットーに、「手抜きアイデア」を模索しながら、物づくりを楽しんでいます。

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