英語学習環境の変化

英語ができると便利な場面ってたくさんありますよね。2020年から、小学生の英語授業が義務化となり、子どもたちの英語学習環境は大きく変わってきています。子どもを英語塾に通わせているという人も多いのではないでしょうか。

以前こちらのコラムでも紹介したように、小さい頃から英語教育が盛んな台湾で、長女は0歳から5歳の間、過ごしました。その影響なのか家ではまったく何もしていないのに英語力がぐんと伸び、環境の大切さを実感していました。

一方、親である私はというと…特別得意というわけではないですが、基本的なコミュニケーションや海外旅行といった場面でも問題なかったはずでした(過去形…)。

「I」「YES」すら出てこない…

しかし台湾生活が始まってからは、中国語の勉強に専念していました。家庭教師をお願いしたり、大学に通ってみたり、語学試験勉強をしたり…と受験勉強ぶりに脳をフル活用していました。

おかげさまで少しずつ中国語は伸びていきましたが、それに比例するように英語が出てこなくなってしまいました。その結果、英語で話しかけられると、すぐに脳を切り替えることができず、小学生でもわかるような簡単な単語すら出てこないということに…。

「ワタシ(中国語)、ジャナクテ(中国語)、ワタシ(英語)、エット…(中国語)」

どうやら、脳の語学領域が中国語に占拠されたようです。

かわいい赤ちゃんを見かけて

そんなある日、同じマンションに住むルクセンブルクの家族と親しくなりました。その家族が連れていた0歳児がとてもかわいく、抱っこしてみたいと思い、目の前のパパに勢いよく尋ねた結果、

アナタヲダイテモイイデスカ?(英語)

出てきた英語は、主語を間違えてしまった表現でした。すぐに間違いに気づき訂正しましたが、ものすごく焦りました…!

そんな経験もあって、日本に戻ってきた今、親子でもう一度きちんと英語を勉強しなおそうと決心したのでした。

イラスト

中庭さん

北陸出身のインテリアコーディネーター。仕事の傍ら、趣味でイラストを描き続けている。イベントや小物作成の依頼にも対応。二児の母。Instagram:@nakaniwanimo

台湾在住5歳と2歳女の子のママ

nimo*さん

岐阜県出身の姉妹の母。夫の転勤に伴い、17年秋より22年秋まで子連れで台湾生活を過ごす。趣味は、工場見学で国内外問わず、その魅力に魅了されている。Instagram:@nimo_ff>その他記事はこちらから