掃除のたびに、床や棚の上に直置きされたものをいちいち動かさなければならず面倒に思ったことはないでしょうか。そんな時には「浮かせる収納」を使うと便利です。今回は、掃除がしやすくなる「浮かせる収納」の実例を紹介します。

index目次

1.風呂用品を浮かせる

浴室には床や棚に置かれるものがいろいろとあり、もともと掃除が面倒な場所でもありますよね。置きっぱなしにしていると底のぬめりが気になることも…。それらのものを「浮かせる収納」にすることで、ものの周りに湿気が溜まりづらくなり、カビやぬめりも発生しづらくなります。

例えば、タオル掛けやランドリーパイプに吊るして収納できる風呂イスや湯おけ。使用後に浮かせて換気すれば、裏側がぬめる心配はありません。

山崎実業 TOWER 引っ掛け風呂イス・マグネット&引っ掛け湯おけ

また、浴室の壁に磁石や吸盤で張り付けることができる収納用品もいろいろとあります。シャンプーやボディソープのボトル、チューブ状の洗顔料やカミソリなども浮かせて収納することができます。

ダイソー 磁石でくっつくマルチポケット。底に水抜き穴があります

底のぬめりが気になるシャンプーボトル類は、1つ1つを浮かせる方法もありますが、カゴにまとめて浴室のバーに引っかけておくという方法も。

無印良品 ステンレスワイヤーバスケット1とS字フックで引っ掛け収納

毎日使う浴室の掃除用品も、引っ掛けて収納しておけばすぐに使えて便利です。

タオル掛け右側、100均のストッパー付きフックでスクイジーとブラシを収納

2.ゴミ箱を浮かせる

各部屋のゴミ箱も床に直置きされていることが多いですね。ただ、大容量のゴミ箱の場合はゴミが溜まってくると重量も相当になるので、無理に浮かせず、キャスター付きにするなど直置きでも動かしやすくなる工夫をする方が良いと思います。

一方、比較的小さめのゴミ箱であれば、浮かせて設置することで格段に床掃除がしやすくなります。もともと浮かせて設置するように作られたゴミ箱もありますし、既存のゴミ箱でも、100均のフックなどを使って浮かせることができます。その際、フックの耐荷重には注意が必要です。

わが家の寝室のゴミ箱。壁紙用フックを2個並べ、掃除機のヘッドが入る高さに設置

3.トイレ用品を浮かせる

トイレで床に直置きされがちなものといえば、トイレブラシやサニタリーボックスなどではないでしょうか。例えばサニタリーボックスは、前述のゴミ箱と同様、100均のフックや小さめのウォールシェルフなどを使って浮かせれば、床掃除がしやすくなります。

また、トイレブラシは使っているブラシの形状によって、便器の側面や壁を利用してブラシスタンドごと浮かせる方法や、ブラシだけフックに引っ掛けておく方法もあります。

わが家のトイレ。壁紙用フックにトイレブラシを引っ掛けて収納

4.電源コード類を浮かせる

電源コードや電源タップも、床にそのまま置かれていると掃除の時に邪魔だと感じるものの1つ。コードを壁に沿わせるようなグッズは100均などでも売っていますが、そのコードを接続した電源タップが直置きのままだと、結局は掃除のたびにタップを持ち上げなければなりません。そんな時は、電源タップを壁や机に固定してしまえばコード類を完全に浮かせることができます。

ダイソー 電源タップ固定器(白)で壁に貼り付けた電源タップ

ここで使用しているダイソーの電源タップ固定器は、電源タップ以外にもリモコンなどの軽いものを浮かせておくのに便利。浮かせたいものの大きさに応じて貼る数や位置を調整することができます。スライド式で壁から取り外せるので、別の場所で使いたくなっても大丈夫です。

合体した2つのパーツはスライドで取り外し可

また、家電のコード収納には、家電の側面か背面に、100均などで購入できる粘着フックを上下または左右に対にして付けておくと便利です。「コード収納用」として売られているフックもあります。

例えば、家電を使用中にコードが長すぎて床についてしまうような場合は、余分なコードをフックに引っ掛けておけば直置きを避けられますし、使わなくなった家電を収納する時にはコードの巻き取りに使うことができます。

「浮かせる収納」で掃除を楽に!

今回紹介した以外にも、巷には「浮かせる収納」のアイデアやグッズがいろいろとあります。掃除のしやすさという観点からも収納方法を考えてみると、日々の家事が少しずつ楽になっていきますよ!ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いたライター

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ぽりこさん

整理収納アドバイザー。小6女子と小3男子の二児の母。整理・収納・インテリアとお絵かきが趣味です。暮らしやすい家をめざして日々奮闘中!

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