ザクザクしているけれど硬すぎず、パサパサでもなく、チョコレートが入っているスコーンが作りたい!という娘のリクエストに応えて考えたレシピです。ザク、ほろっと食感のスコーンは朝食にもおやつにもオススメ!失敗しないポイントとともに紹介します。

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子どもと一緒に作るおやつ

子どもと一緒に作るおやつとなると、材料が少なくて簡単な工程で作れるものがいいですよね。そこで今回は、こねずにドレッジ(ゴムベラの大きくて薄いカード状の調理器具)で作るスコーンを紹介します。お菓子作りはこねるだけじゃない、「切る」というのが子ども的にも発見!という感じで興味を持ってくれますよ。

スコーンとは

スコーンとは、イギリスのスコットランド地方で生まれたパン菓子の一種。粗挽きの大麦粉を使って焼いた「バノック」というお菓子が起源とされています。スコーンには、イングリッシュスコーンとアメリカンスコーンがあるのを知っていますか?

イングリッシュスコーンは、アフタヌーンティーで紅茶と一緒に食べられているイメージ。丸い形で甘さは控えめ、パンに近く、半分に割ってジャムやクロテッドクリームなどをつけて食べるのが一般的です。

アメリカンスコーンは、スタバなどアメリカ系のカフェで売られている、甘くてコーヒーに合うタイプ。ザクザクしていてチョコレートやナッツなどが入っていたり、生地自体が甘めなのが特徴。今回のレシピはアメリカンスコーンです。

失敗しないポイント

失敗しないポイントは、こねないこと、温度を上げないこと。冷やしたバターや牛乳の温度が上がってしまわないよう、手で生地を触らないように作業を進めると失敗しにくくなります。ザクザク切るようにして混ぜ合わせていくという作業も楽しいと思います。もし生地がダレてきたなと思ったら、一度冷蔵庫に入れて冷ますとサクッとした食感に焼き上がります。

ホットケーキミックスで作る「チョコスコーン」の作り方

材料(6個分)

  • ホットケーキミックス…160g
  • 無塩バター…50g
  • 牛乳…50g
  • チョコレート…50g

下ごしらえ

  • オーブンを190℃に予熱する
  • バター、牛乳は冷やしておく

作り方

  1. 大きめのボウルにホットケーキミックスを入れ、冷やしておいたバターを小さく刻んで入れ、ドレッジまたはゴムベラでバターを切るように混ぜ合わせる
    *粒が残っているくらいでOK!


  2. 牛乳を加えざっと混ぜ、馴染んだらひとまとめにしてポリ袋に入れ、


    チョコレートを割り入れる
  3. チョコレートが全体にいきわたったら、厚さ2cmほどの円形にまとめ、

    天板にクッキングシートを敷き、その上に生地を取り出し、ドレッジで6等分にカットする
  4. 表面に牛乳(分量外)を塗り、190℃のオーブンで20分焼き粗熱を取る

ポリ袋を使わずボウルの中で完結させてもOKですが、ここで手作業にすると子どもの手がチョコレートでベタベタ&生地をむぎゅむぎゅしたくなって片付けが大変になってしまうので、ポリ袋作戦がおすすめです。やりにくい場合は材料を半量にして作ってみてください。


今回のレシピではチョコレートですが、ナッツやドライフルーツなど好みの具材を加えてもOK!いろいろなアレンジを楽しんでみてくださいね。

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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