晴れでも小雨でもおかまいなし!とにかくさしたい

お兄ちゃんのぐっちゃんが雨の日に傘を持っているのを見てから、傘の虜になってしまった次男もも。あまりに気に入るのでベビー用品店に行き、小さな長靴と安全なキッズ用傘を買いました。庭でならさしていいよと渡すと、小さな次男が小さな傘をさしてよちよち嬉しそうに歩き回りました。それが梅雨の時期、6月ごろ。

夏は暑すぎて外に出ることもなく雨が降ることもなく、傘の出番はありませんでしたが、秋になり雨が増えてきた頃、もものイヤイヤと傘への愛はヒートアップしていきました。

晴れてようが小雨だろうがおかまいなし、おでかけは傘をさしたい!

それがたとえインフルエンザワクチンの予約に遅れそうでも関係ありません。玄関から車に乗るまでのほんの数秒だけさして満足する程度の愛でもありません。車に乗るために傘を取り上げると、雨で地面が濡れているのもかまわず座り込みます。汚れる、予約の時間に遅れるなんてどうでもよいのです。

彼は傘をさしたいのです。

傘をさし、車に乗らず、徒歩数十分はかかる道を、雨の中傘をさした1歳児と歩けと彼は言っているのです。なんとか無理やり抱えてチャイルドシートに乗せました。のけぞって抵抗しますがもうそんなことは言ってられません。私は急いで出発しようと運転席に乗りました。ふと後部座席から声がしなくなりました。振り向くとそこには、嬉しそうに車内で傘をさすももの姿がありました。

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chiikoさん
絵日記・漫画家

息子・ぐっちゃんとの忘れたくない思い出を漫画にして残しています。電子書籍「ぐっちゃんパフェ」発売中。

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