食欲が落ちる暑い日でも、パクパク野菜が食べられる!食卓に野菜が足りない、もう一品ほしいなという時にも重宝する常備菜「夏野菜のピクルス」は、娘が食欲のない朝でも素直に食べてくれる、わが家のレスキューレシピです。

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意外と子どもに人気のメニュー

甘酸っぱいピクルスは、意外と子どもに人気がある保育園の給食メニューだそうです。娘の保育園の友達も、ピクルスならパプリカを食べられると言っていました。

娘は離乳食が終わった頃にはピクルスを食べるようになりました。歯が生えてきて固いものが食べたくなるのかな?と思っていましたが、真相は分かりません。少しやわらかい食感になるカブやカリフラワーより、キュウリ、ニンジン、大根といったポリポリ食感が好評です。

一番好きなのはキュウリで、食欲がない朝でも「キュウリだけでも食べて」と出すと素直に食べてくれるので、生野菜のサラダは嫌がるのに、ピクルスなら食べてくれる!と味をしめ、飽きない程度に作り続けています。

ちょっと飽きたかなという時は刻んでポテトサラダに混ぜると、またモリモリ食べてくれます。ポテトサラダにおすすめなのはキュウリとタマネギ。ピクルスを入れることにより、マヨネーズの分量が少なくても味が決まるので、ヘルシーだし便利ですよ。ぜひ試してみてくださいね。

酸味が心配な場合は

今回紹介するレシピは、娘曰く、保育園のピクルスより酸っぱいそうです。味見をして酸味が強いと感じるようでしたら、砂糖の量を増やしたり、はちみつを加えて調節してみてください。

また、浸け時間を30~40分ほどにして浅漬けにするのも◎。野菜はまだ固めですが、酸味があまり浸透していない状態で、生野菜感覚で食べられます。固さが気になる場合は、30秒~1分程加熱してから漬けてみてくださいね。

「夏野菜のピクルス」の作り方

材料(作りやすい分量)

使用した保存容器は約12.5×17×5cm、容量640ml

  • オクラ…8本
  • キュウリ…1本
  • ミニトマト…10個
  • タマネギ…1/8個
  • ピクルス液
    • 水…200ml
    • 米酢またはりんご酢…180ml
    • 砂糖…大さじ4~5
    • 塩…小さじ2
    • ローリエ…1枚
    • ブラックペッパー(粒)…6~8粒
    • マスタードシード…10~14粒
    • コリアンダー(粒)…6~8粒

*ローリエ、ブラックペッパー、マスタードシード、コリアンダーはなくてもOK。入れると風味が増し味に深みが出ます。辛くはなりません

作り方

  1. 野菜を洗い、キュウリは3cm長、タマネギは薄切りに、オクラは塩でこすり塩ずりにし、ヘタとガクの固いところを切り落とす
    *オクラは購入した際にネットに入っていたら、そのまま両面に塩をまぶし、両手ですり合わせるように転がし流水で流せば、手軽に塩ずりができます

  2. 小鍋に湯を沸かし、沸騰したら火を止めミニトマトを入れ、20秒したら取り出しザルにあげて皮をむく
    *切り込みを入れていなくてもツルンと皮がむけます
  3. (2)の鍋に火をつけ、再び沸騰したらオクラを入れ、30秒したら取り出しザルにあげる
  4. (3)の鍋を洗い、ピクルス液の材料を入れて加熱し、沸騰したら火を止める
  5. 保存容器に野菜を入れ、(4)のピクルス液を熱いうちに注ぎ入れ、粗熱が取れたら蓋をして冷蔵庫で保存する

1~2時間で食べごろになります。ピクルス液に漬けたまま冷蔵庫で10日ほど日持ちしますよ。

今回は子どもが好きな夏野菜で作っていますが、ヤングコーン、パプリカ、セロリ、大根、ニンジン、カブなどもおすすめです。好みの野菜で作ってみてくださいね。

この記事を書いたライター

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田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

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