/ 2020.03.11

育児と仕事の両立はママにとって永遠の課題。今回は、「完全在宅ワーク」のママが多数活躍する企業の担当者にインタビューしました。

パソコン一台、すきま時間で活躍

12万人の登録在宅ワーカーを活用し、企業の営業支援ビジネスを展開するアイドマ・ホールディングス。

経営企画室室長の夏目晃侍さんは

「今いる日本の就労人口4000万人~6000万人は少子高齢化により2030年にはそのうち約10%が減少するといわれています。同じく企業を支える営業職も30万人ほど減ると予測され、その人手不足の解消策として、企業にアウトソーシングを提案しています」

と話します。

同社が注目したのは、日本に約400万人いるといわれる“潜在労働力”。育児で離職中のママなど、働きたくてもフルタイム出社は難しい人たちを「在宅ワーカー」として採用しはじめました。

最近も、子育てママのための転職サービス「クールキャリア」を利用し、優秀な女性を在宅の「マーケティング職」として採用。

「経験値も高く、考え方もマッチしていたため、即戦力として働いてもらえると考えました」

仕事依頼や進行報告は、チャットツールを利用。パソコンさえあれば、いつでもどこでも好きな時間に働けます。

時間給や、一業務単位の業務委託など、さまざまな働き方があるため、すきま時間に働きたい人にもぴったりです。成果を上げれば、企業から指名が入ることもあるそう。

アイドマ・ホールディングス経営企画室室長の夏目晃侍さん(左)、木田綾香さん。同社の事業を在宅ワーカーが支えます

初心者でもチャンスあり

マーケティングや営業スキル、ITの知識がないと、在宅ワーカーとしては難しいのでしょうか?

「当社では、しくみやマニュアル作りを徹底しているため、依頼内容によっては高度な知識が必要でない場合もあります。できる人だけに仕事が集中しないのも特徴です。また、イーラーニングを使って、無料で一からスキルを身に着けることもできます」

初心者でも、意欲があれば自宅でスキルアップできるのはうれしいですね。

「在宅ワーカーの活用を広げることで、『人口減少』という課題解決につなげていきたいです」

今はフルタイムで働いているというママも、今後の働き方を考える上で「完全在宅ワーク」という選択肢もある、と知っておくだけで、ちょっぴり心が軽くなるかもしれません。

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ぎゅってWeb編集部さん

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