子どもを叱りすぎて自分がイヤになったり、自己嫌悪になったりしたことはありませんか? 今回はそんな悩みを解決する方法を紹介します。

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叱りすぎてしまう自分がイヤ

子育てをしていると、思ったとおりに進まないときや子どもが言うことをきかないときなどに叱ってしまいがち。一度叱り始めると止まらなくなって、必要以上に叱り続けてしまうことも。

こんな状態が続くと、「自分の子育ての方法が間違っているのではないか」「こんなに叱ってしまう自分はダメな親だ」と感じてしまうこともあるでしょう。叱っては反省をくり返し、なかなか改善しないことから自己嫌悪に陥ってしまうママも少なくありません。

「叱りすぎてしまう自分がイヤ」という思考は、親としての自信を失ってしまったり、ママの自己肯定感を下げてしまうことになりかねません。子どもの自己肯定感を上げることも大切ですが、実は親の自己肯定感を上げることもとても大切なのです。

自己肯定感とは、文字通り「自分を肯定する感情」のことで、「自分には価値がある」「自分は大切な存在」「自分のことが好き」という気持ちを持つことです。自己肯定感が低いと、自分を否定したり、自分には価値がないと感じてしまいます。

では「叱りすぎてしまう自分がイヤ」という思考を変えるには、どうしたらいいのでしょうか?

「自分がイヤ」という思考を変えるには?

自分を認めてあげる

「こんな自分はイヤ」と思ったときに「ま、いっか」「そんなこともあるよね」「私は十分がんばってる! 」と自分を認めてあげることです。人に自分のがんばりを認めてもらうことを期待しても、なかなか思うようにはいかないですよね。ですので「こんなにがんばっている自分はすばらしい」と自分で自分を思いっきり認めてあげましょう。

ご自愛する

「自愛」とは、自分を大切にすることです。何か難しいことや特別なことをする必要はありません。好きなものを食べたり、好きなことをして過ごすことで、自分を大切にしてあげましょう。お昼寝をしたり、ママ友とランチをしたりするのもOK! 自分の心を満たしてあげられるのは自分自身なのです。

プラスの言葉を使う

「自分がイヤ」というネガティブな思考でいると、「どうせ」「ダメ」「できない」などマイナスな言葉を使ってしまいがち。これを「うれしい」「充実している」「できる」というプラスの言葉に変えていきましょう。

特にパワーを持っているのが「ありがとう」です。「おいしいごはんをありがとう」「毎日元気でありがとう」「この子のママでありがとう」と言っていると、自然とハッピーな気持ちになりますよね。

子育てをがんばっている証拠

ママは、子育てをしているというだけでもうすでに十分がんばっています。本来は今のままで十分なのです。「叱りすぎてしまう」というのは、子育てをがんばっている証拠。疲れすぎた自分を労わり、認めてあげることで、自分に自信が持てるようになっていきますよ。

この記事を書いたライター

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佐藤麻依子さん

大学院3年生と大学2年生の男児2人の母。子育て&中学受験カウンセラー歴18年。「子育て3ステップ会話法®」を考案。著書『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』。独自のコーチング講座や子育て心理学協会の「ココロ貯金®」講座を提供。イヤイヤ期・思春期・反抗期・受験期の悩みを解決します!

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