下の子が生まれて上の子が赤ちゃん返り!そんな時に試してみてほしい赤ちゃん返りを減らす3つのカンタンな声かけを紹介します。

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なぜ赤ちゃん返りをするの?

下の子が生まれると、上の子は赤ちゃん返りをして親にやたらと甘えてきたり、困らせたりする行動をしますよね。今まで親の愛情を一身に受けてきた上の子は、突然現れた小さな子が親の注目を浴びているのにやきもちをやくわけです。

そのうえ、「お兄ちゃんなんだから」と理不尽にガマンさせられることが多くなるので、ますます意地になって抵抗を試みます。そんな赤ちゃん返りをする上の子にはどのように対応すればよいのでしょうか?

赤ちゃん返りを減らす3つの声かけ

赤ちゃん返りを減らすには、承認欲求を満たすことが大事です。といっても、なんだか難しいですよね。これは「相手に認められたい」「褒められたい」という欲求のこと。この承認欲求を満たすことが、赤ちゃん返りを減らす方法です。

では、具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか?

1.「名前+あいさつ」で呼びかける

ただ「おはよう」と言うのではなく、「太郎くん、おはよう!」と名前を一緒に言います。これによって、子どもは「自分に話しかけてくれているんだ」「自分に注目してくれているんだ」と感じることができます。

さらに合わせワザで、最初に「大好きな」を付けて「大好きな太郎くん、おはよう」と声をかければ、ママの「大好き」という気持ちがダイレクトに子どもに伝わります。

2.行動を実況中継する

おやつを食べているなら「おやつを食べているんだね」、着がえているなら「お、着がえているんだね!」と、まさにいま子どもが目の前でしていることを言葉にします。たったこれだけ。ですが、子どもは「ママは自分のことを気にかけてくれているんだな」と実感できます。

3.成長を認める

上の子は「できて当たり前」と思われてしまうので、食事、着がえ、歯みがきなど自分が一生懸命努力してやったとしても、あまり褒めてもらえません。この当たり前をスルーせず、「◯◯ができるようになったんだね」「上手になったね」「早くなったね」と声をかけてみましょう。気づいてもらえると、子どもはとてもうれしく感じます。

赤ちゃん返りをされるとめんどうだったり、うっとおしく感じたりしますが、「認めてほしい」という気持ちを満たすことで徐々に落ち着いてきます。方法が難しいと続かないので、シンプルに「大好き」と伝えるだけでもOK!できることをやってみてくださいね。

この記事を書いたライター

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佐藤麻依子さん

大学院3年生と大学2年生の男児2人の母。子育て&中学受験カウンセラー歴18年。「子育て3ステップ会話法®」を考案。著書『男の子のための魔法のこえかけ 3ステップしつけ法』。独自のコーチング講座や子育て心理学協会の「ココロ貯金®」講座を提供。イヤイヤ期・思春期・反抗期・受験期の悩みを解決します!

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