question忙しいと感情的になってしまう

私自身が忙しいときに、子どもに対して感情的になってしまうことがあります。突然当たられて子どもが理不尽に思ったのではないか、親子の信頼関係が崩れてしまうのではないかと不安になります。(ちあ[4歳児のママ])

answer頑張りすぎを少し緩めて、怒ったときはフォローを

忙しいときは心に余裕がなかったり、体が疲れていたりして、誰もが感情的になりやすいもの。特別なことではないので自分を責めないでくださいね。そもそも、これは毎日一生懸命、家事や育児に向き合っているからこそのお悩み。自分を客観的に見て、まずは頑張っている自分を褒めて、ねぎらってください。そして、頑張りすぎている部分を少し緩めてあげましょう。そうすれば、感情的になる場面が徐々に減っていくはずです。

それでも感情的になりそうなときは、ゆっくり深呼吸を。そして、トイレに行くなど子どもから一旦距離をとって気持ちを落ち着かせてみてください。勢いで感情をぶつけてしまったときは、落ち着いてから「さっきは忙しくて、つい怒っちゃったの。ごめんね。あなたが嫌いで怒ったわけじゃないの」とフォローを。子どももママの気持ちが分かって安心し、信頼関係も保てるでしょう。

アドバイザー

本多優子先生

心理カウンセラー、研修講師。株式会社オズウェル代表取締役。心理学や脳神経科学の観点から、企業の研修、教育や子育て関連の講演等を積極的に行う。2児の母。

※この記事は、2022年11月発行の「ぎゅって首都圏版12月号」に掲載した記事を再編集したものです

illustration FUJIKO