2018.04.11 / 2018.04.23
時短で、賢く、楽しく子育て。働くママでも、毎日たった5分からできる!知育や子どもの心と体を育てるノウハウを、SakuraEdu代表の荒井聖子さんに教えてもらいます。今回のテーマは「1日5分の絵本タイム」について。
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イラっとしたら絵本を読もう
新年度になりました。仕事先で環境が変わったり、子どもはクラスや先生が変わったり、この春から保育園デビューという家庭も多いかもしれませんね。
この時期は親子でお互いに情緒が揺れて、出かける前や帰宅後の時間、イライラやキーキーなどが増えると思います。そこで「落ち着くツール」として絵本を活用してみませんか。
絵本のもたらす良いことはたくさんあります。
- 言葉を覚える
- 未知の体験をする
- 想像力や感性を伸ばす
これらはもちろんのこと、私は「絵本が築く愛着関係」に注目しています。
自分がイラっとして子どもに当たりそうになったら、子どもを膝にのせて絵本を広げましょう。子どもから険しい顔が見えないように。
そして耳元で絵本を読みます。ママの声が大好きな子ども達は、文字が読めるようになっても、ママに読んでもらう絵本は格別です。
絵本選びは「大好き」「かわいい」などのワードがポイント
日々忙しく、時間の余裕もなくて、次々にやるべき事が浮かんできているのに子どもがグズグズ…。そんなときこそ5分だけ時間を区切って、心が温まる言葉が紡がれている絵本を読んでみませんか。
たとえば「この絵本読んだらママはご飯作るから、その間1人で遊んでね。」と約束して。
おすすめは以下のような言葉が書かれている絵本です。
- 大好き
- かわいい
- 宝物
- 生まれてきて嬉しい
もしそれでも時間に余裕がないときは、赤ちゃんの頃にお気に入りだった短い絵本を「これを読むとニコニコしたのよ。」と言葉を添えて読んでみます。
たった5分ですが、読んでいる内に気持ちが少しずつ落ち着いてくるでしょう。
ママは自分のことが大好きで、大切にしてくれている
という確認が子どももでき、信頼がもたらす愛着関係を築いていくはずです。愛着関係は子どもが育っていくときの土台になるものです。親との依存関係ではなく、揺るぎない信頼関係が社会に出ていくときの勇気や自信をもたらすと思います。
読み聞かせをしながら楽しめる“おやつ”
もうひとつ、おまけのアイディアをご紹介します。
果物ジュースを製氷皿で凍らせておいた「魔法の氷」を、1粒舐めながら5分の絵本タイムはいかがでしょう。
ママとのそんなお楽しみの後、少し落ち着いて過ごせたと言ってくれる人が増えています。ぜひお試しください。
この記事を書いたライター
ライター一覧- 荒井聖子さん
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SakuraEdu代表 コドモンテワークショップ主宰
目黒区民講座講師、幼児教室のコンサルティング、小学校受験指導をしながら、通算100回以上の企画開催。日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師、NPO日本食育インストラクター1級などの資格を生かし子育て支援活動を行う。