女性管理職が3割なら、主夫も3割に!壮大な野望の元に集まったフツーの主夫たちが語る「秘密結社主夫の友コラム~ぼくらの言い分~」。今回の担当は兼業主夫の杉山ジョージさん。

こんにちは。秘密結社「主夫の友」の広報、杉山ジョージです。中3長女と小1の次女を子育て中の兼業主夫で放送作家をしています。

突然ですが、

家事をする男性と、家事をしない男性の違いってなんだと思いますか?

これは僕ら男性側にも、なかなか明確な答えにたどり着けないポイントだったりします。

育ってきた環境もあるでしょうし、そもそも本人が持っている子育てや家族に対するモチベーション、それに何かから受けた影響もあるでしょう。いずれにしても複合的な要素ですよね。

主夫として活動をしていると、よく聞かれるのが

どうしたらうちの夫も家事をするようになりますか?

とても難しい問題かもしれませんが、もしかしたらちょっとヒントになるかもしれないことを発見しました。

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家事をするパパの共通点は

以前、この連載で家族にスゴイ!と言われたいパパのための体験型スクール「スゴパパ工場」について紹介しました。

先日、そのイベントにて総合刃物メーカーの貝印とコラボした「包丁研ぎ講座」、ライオンのリビングケアマイスターによる「食器洗い講座」が開かれました。

この参加者たちはいずれもパパで、料理も自分でするというタイプの方々なんですが、そこにある共通点があったのです。

みな、MY包丁を持っている!

この日は、自宅から包丁を持参して貝印の包丁マイスターに正しい研ぎ方を教えてもらうというものだったのですが、その持ち寄った包丁のほとんどが「MY包丁」。

つまり、基本的にパパ自身が料理をするときに使うための包丁なのです。

男性はなぜか道具が好き

子育てでは「手伝う」という言葉がNGワードと言われています。これは、そもそも家事や育児について自分が主体的にやらないことが前提の言葉だからです。

つまり、冒頭にあった家事をするしないという問題の一つの要因に、夫が家事育児を“自分事”に出来ていないことがあると思います。

では、どうやって“自分事”にするのか?その一つの方法が

自分の専用アイテムを持つこと。

特にアイテムや道具が好きな傾向がある男性は、自分のものを持つとかなり思い入れが上がる傾向にあります。そしてそれが「使ってみたい」という思いにつながっていくのです。

例えば今回は包丁でしたが、掃除用アイテムや洗濯洗剤など、家事育児で使うアイテムを自分で選んだり、考えたりすることで家事に対して男性は興味を持つのではないでしょうか。

スポンジ一つでも十分!

実際に男性と女性では腕力も違えばサイズが違うことも多いので、物理的に使いやすいと思うものが違います。さらにどういうものを便利と感じるか、というポイントにも違うところがあるのです。

そのため、一緒にアイテムを買いに行っても、選ぶものは変わっていきます。例えば、お風呂掃除のスポンジ一つ選ぶだけでもいいのです。まずは自分でスポンジを選んでやってみる。

そうすると実際に使ったからこそ分かる使い勝手や、改善ポイントが見えてきます。すると次に買うときにはそれをカバーしたものを探してくるかもしれません。

一度足を踏み入れたらこっちのもの!

あとはずるずる奥へと入って行ってしまうのが、道具好きで凝り性の男性の性というものです。

大事なのは余計な口を出さないこと

この男性の家事アイテム選びで大事になってくるのが、余計な口を出さないこと。分かります、言いたいことがたくさんあるのは。

なぜそんなに使いにくそうなものを選ぶのか?
なぜそんな無駄に高いものを選ぶのか?

そこはぐっとこらえましょう!目の前にあるものよりも、先のことを考えてどうか長い目で見てください!やってみれば、いろいろ変わります。

僕も妻が買ってくるものには何も言わずにぐっとこらえます(汗)そして、たまにそのアイテムを交換してみるのも面白いです。

お互いにどんなことを大事にしているかが分かって新しい発見になることもあるからです。もしも、夫に家事や育児をしてほしいと思っている人がいたら、

何か一つ自分で選んでもらってみてください!

絶対、とは言いませんが一つのきっかけになる可能性はあると思います。

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