「沖縄を旅してみたら思っていたより都会だった!」なんてビックリした人も多いのでは?そんな人におすすめなのが竹富島。ゆったりとした沖縄時間が流れ、心身ともにリフレッシュできちゃいます。子連れで竹富島へ行く際のポイントや注意点を紹介します。

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竹富島ってどんなところ?

沖縄県八重山列島の中に位置し、石垣島から高速船で約10分のところにあるのが竹富島です。
国の伝統的建造物群保存地区に指定されているため、「サンゴでできた石垣」「白砂の道」「赤瓦屋根」「ブーゲンビリア」という美しい風景が広がり、沖縄らしい姿を堪能できます。ダイビングスポットも点在し、海が本当にキレイです。

こんな素敵な島ですが、周囲が9kmと小さいため、石垣島から日帰りで遊びに行くことが可能!石垣島へ行ったら、ぜひ足を伸ばしてほしい観光スポットです。

どうやって行くの?チケット購入時のポイント

竹富島には空港がないため、残念ながら沖縄本島から直接行くことはできません。沖縄本島より、飛行機で1時間弱のところにある石垣島から、高速船に乗って竹富島へ行きます。高速船は新石垣島空港から車で10分、路線バスで20分のところにある「石垣港離島ターミナル」から出ています。

高速船料金 片道 往復
大人 600円 1150円
小人(6歳~11歳) 310円 590円

往復でチケットを購入した方が、少しお得になっています。また、「6歳未満は無料」というのが子連れにはうれしいですよね。船は2社から出ていますが、どちらのチケットでも乗ることができます。このターミナルで高速船の乗船チケットを購入するのですが、ここでポイントが!

往復の高速船・自転車レンタル・水牛車のセットで、大人3200円

ターミナルには何件かの旅行会社が入っており、各社でさまざまなプランが用意されています。もちろん、高速船のみのチケットを購入し、現地に行ってから手配することも可能です。ですが、子連れや初めて行く場合は、

このセットになったチケット購入がおすすめ

竹富港に到着し、「水牛車に乗ろう!」「サイクリングをしたい!」と盛り上がっても、そこから手配をし始めると、正直時間がもったいない。

しかも、港から集落まで20分程度の距離を、南国の日差しの中、子連れで歩くのはかなり大変です。このセットになったチケットを購入していれば、竹富港から各お店までバスで送迎をしてもらうことができます。

これは子連れには、ありがたいサービスですよね。大人3200円という値段に一瞬ためらいましたが、後で計算してみたところ、船往復1150円+自転車1日レンタル1500円+水牛車1200円=3850円!これに竹富島内での送迎もしてもらえるのですから、このセット料金はかなりお得。

観光にはどれくらい時間がかかるの?

島で海水浴をする予定なら、朝9:00頃の高速船に乗り、夕方に石垣島に戻ってくる、という丸1日プランを考えておいた方が良いでしょう。ですが、もし島の雰囲気を堪能しつつ、ざっくり観光がしたい、と考えているようでしたら、半日もあれば十分楽しめると思います。

幼稚園児を2人連れて行ったのですが、12:30のフェリーで竹富島へ。水牛車でビーチ・名所を巡り、のんびりカフェでお茶をしましたが、夕方のフェリーには余裕で間に合いましたよ。

外せない竹富島観光はコレ!

水牛車(所要時間30分)

ゆったりのんびり進む水牛車に乗り、竹富島を散策します。よく「歩いた方が早い」なんて言われる水牛車ですが、まさにその通り!ゆ~っくりと進んで行く姿は、とても愛おしく感じます。

毎日の生活の中で早さを感じることはあっても、ゆっくりさを感じることってあまりないですよね。進め!といわれているのに、自分のペースで進んでいる水牛をうらやましく思う大人も多いのではないでしょうか。

道中は、ガイドさんが竹富島の観光案内をしてくれます。島の独特ななまりがある声はとても心地良く、のんびり流れる島の風景とマッチして、心の底からリフレッシュすること間違いなし。島の歌も歌ってくれるので、もう気分はどっぷり島人です。

説明の中に出てくる島の歴史には、時折、戦争時の爪痕の話があり、とても考えさせらます。子どもがもう少し理解できるようになった頃に、また話を聞かせたい、と強く感じる部分がありました。

ぱーらー願寿屋(がんじゅーや)

集落から港へ行く途中にあるカフェ。古民家風な作りの建物で、かき氷やパフェを提供しています。地図で見ると、集落からかなり遠く見えますが、実際はそこまで離れていないので、気軽に立ち寄ることが可能です。

集落から歩いて港へ行くなら、このパーラー願寿屋でひと休みしてもいいかも。

かき氷(シークワーサー味)450円

なごみの塔

島全体を見渡せる塔。現在は昇ることはできませんが、数年前までは昇れたのだとか…。どう考えても、人が1人しか通れない幅の展望台なので、たとえ昇れたとしても昇る勇気はなかったかも。

外せない海岸はココ!

カイジ浜

白砂の坂道を抜けると、そこには映画で観るような景色の海が広がっています。ここは星砂が取れることでも有名で、星の砂を使ったお土産も販売されていました。ヤドカリのような小さな生き物たちが浜辺にいるため、子どもたちも大はしゃぎでした。

コンドイビーチ

ここは、シャワー室完備の海水浴場です。海が本当にキレイ!雲も東京では考えられない位に立体的で、こんな美しい景色の中で泳げるなんて最高の贅沢です。遠浅の砂浜ビーチなので、シュノーケルが目的の人にはあまり向きませんが、子連れには最高のスポットではないでしょうか。

西桟橋

こちらからのサンセットは、見たら涙が出てしまうほどの美しさです。でも、日帰りの場合は、帰りの船の関係で見ることができません…残念。

桟橋から海を撮った画像も素敵ですが、個人的には桟橋から島を振り返った景色が好きです

子連れで竹富島へ行く場合の注意ポイント

レンタサイクルを借りよう

ゆっくり沖縄時間を感じながら、島を散策するのもとても楽しいのですが、子連れの場合は迷わずレンタサイクルを借りましょう。

白砂の一本道をひたすら進むだけなのですが、目印があるわけではないので、迷ってしまうことも。歩いていたら子どもがグズグズ言う恐れもあるため、自転車で回った方が親子ともに楽しめると思います。

子どもを乗せる椅子が付いた自転車もありますが、一昔前のタイプのシートがほとんどなので要注意。今様式の電動自転車もありますが、数に限りがあるので必要な人は、早めに到着する方がいいでしょう。

水分は持って行こう

強い日差しの中の移動なので、水分補給はこまめに。その際、島内のお店が閉まっていたり、飲み物を買う場所がすぐ近くになかったりと、結構不便なので、石垣港でペットボトルを購入しておくのが良いです。

定休日以外にも休みの場合があるお店たち

事前に定休日を調べ、「このお店でランチを」と考えていたのですが、なんと営業日のはずなのにお店がやっていない!隣のお店のスタッフに、「今日は他の島へ出店しにいったよー」なんて言われてガッカリ。

慌てて他のお店へ回るも、もう軽食は終了しているところが多く、焦って食事ができるお店を探し回りました。東京とは、まったく違う沖縄時間が流れています。竹富島で食事をしたい場合は、早めのランチを心がけましょう。

朝から行くべし

せっかくの旅行、朝はのんびりしたいところですが、島へ観光に行くなら頑張って、朝から行動するのが正解です。前述しましたが、基本的にどこの島もお店が閉まる時間が早いです!

ランチタイムの切り上げも早いですが、お店の閉店時間自体がとても早い。竹富島から夕方に石垣島へ戻っても、今度は、石垣島で夕飯を考えていたお店が閉店時間!?なんてこともあり得ます。ゆったりとした沖縄時間ですが、朝から早めの行動が重要です。

服装は?持ち物は?

かなり日差しが強いので、帽子は必須アイテムです。また、白砂の道をひたすら通るので、サングラスがないと目が疲れてしまいます。また、先程も書いた通り、水分は必須です。もし、海水浴をする予定なら水着一式が必要ですが、軽く遊ぶ程度なら半袖・短パンで大丈夫です。

最後に

今回は、竹富島について紹介しました。「ここは本当に平成の日本なのか!?」と思ってしまう竹富島。島旅行というと、子連れでのハードルがとても高く感じますが、子どもと一緒に沖縄時間を楽しめる最高の場所です。今年の夏は、親子で竹富島を楽しんではいかがですか?

この記事を書いたライター

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へそ野へちまさん

趣味は手芸、でも料理はやや苦手。子どもたちが寝た後、夫婦で海外ドラマを見るのが日課です。年に1度は沖縄旅行!を合言葉に500円玉貯金に励む、3人兄弟の母です。

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