もっちりなめらかな口当たりで子どもも食べやすいひんやりスイーツ「パンナコッタ」。今回紹介するのは、火を使わない簡単レシピなので親子で一緒に作るのもおすすめです。おやつや夕食後のデザートに、ぜひ作ってみてくださいね!

index目次

パンナコッタとは?

パンナコッタとは、生クリームや牛乳、グラニュー糖などを熱し、ゼラチンで冷やし固めたイタリア発祥のデザート。イタリア語で「生クリーム」を意味するパンナ(Panna)、「火を通す」を意味するコッタ(cotta)を合わせた名称です。

本来の作り方は、鍋で生クリームや牛乳、グラニュー糖などを加熱し沸騰直前に火を止め、ゼラチンを加え氷水で冷やしながらよく混ぜて固めますが、この作り方だと、なめらかに仕上げるため沸騰させないように気を付けなければならないという問題があります。

加熱するのはグラニュー糖とゼラチンを溶かすためなのですが、沸騰させてしまうとゼラチンが固まりにくくなってしまいます。ですが、電子レンジで加熱すれば温度の失敗が防げます。また、今回のレシピでは生クリームをゼラチンの後に加えるのですが、これは液体を冷やす時間の短縮になります。

パンナコッタとブランマンジェの違い

見た目も材料も似ているのが「ブランマンジェ」。ブランマンジェはフランス生まれのデザートで「白い食べもの」という意味。「白い」を意味するブラン(blanc)と「食べもの」を意味するマンジェ(manger)を合わせた名称です。

卵を使わずゼラチンで冷やし固める部分はパンナコッタと似ていますが、ブランマンジェは牛乳にアーモンドの香りをつけるのに対し、パンナコッタはバニラやコーヒー、ラム酒、ブランデーなどを加えるのが一般的です。子どもが食べるなら、バニラエッセンスか何も加えないので良いと思います。

レンジでパンナコッタ

材料(作りやすい分量)

  • 牛乳…200cc
  • 生クリーム…100cc
  • グラニュー糖…35g
  • 粉ゼラチン…5g
  • 水…30~50㏄
  • バニラエッセンス…少々
  • <トッピング>
    好みのフルーツやミント、シロップなど…適宜

作り方

  1. 粉ゼラチンを容器に入れ、パッケージの表記通りの水分量を加えてふやかす
    *ゼラチンをふやかす際の水分量はメーカーによって違いますので、パッケージの表記に合わせて調節してください
  2. 耐熱ボウルに牛乳とグラニュー糖を入れサッと混ぜ、ラップをせず電子レンジ500Wで2分加熱し、取り出したらゴムベラで混ぜ、グラニュー糖をしっかり溶かす
  3. (2)に(1)のゼラチンを加えてよく混ぜ、


    生クリームにアーモンドエッセンスを加えて注ぎ、


    茶こしなどで濾しながら容器に流し入れる
  4. 容器を冷蔵庫に入れ、2~3時間を目安に冷やし固める
    *バットに容器をまとめて並べてから冷蔵庫に入れると、取り出しやすいです

そのままでもトッピングしてもおいしい!

このレシピは甘さ控えめですが、トッピングやソースはなくてもOK!そのまま食べると「ぷるぷるのバニラアイスみたい!」と娘が言っていました。

もちろんトッピングしても◎。キャラメルソースを手作りするのはちょっと手間なので、市販のもので十分だと思います。その他フルーツの缶詰をシロップごとかけたり、ガムシロップでもOK。

パパはミントトッピング
ママは旬のフルーツとミント
娘はメープルシロップがお気に入り

いろいろなトッピングを楽しんでみてくださいね!

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
田村佳奈子さん

フードスタイリスト、フードコーディネーター、フードアナリスト。Web、雑誌、ドラマなどのレシピ開発やスタイリング、フードコーディネーターとして活動中。

田村佳奈子さんの記事一覧 v-right