/ 2017.09.28

0歳なら赤ちゃんの五感を楽しく刺激するもの、2歳なら「これなあに?」「どうして?」に応えるものを…。絵本コーディネーターの東條知美さんに、0~5歳まで、子どもの成長にあわせた年齢別のおすすめ絵本を5冊ずつ教えてもらいました。

教えてくれたのは

東條知美さん

絵本コーディネーター・学校司書・ライター・イベンター・〈絵本の百年と未来研究会〉主宰。活動のモットーは「子どもに絵本を。大人にこそ絵本を。」-Blog「僕らの絵本

index目次

【0歳】赤ちゃんの五感を楽しく刺激しよう!

赤ちゃんはお母さんをいつも追っています。語りかけるように、ゆったりとした気持ちで一緒に楽しんでください。赤ちゃんの手で開けたり閉じたりしやすい、色や形がはっきりとした、小さなサイズの絵本がおすすめです。
>0歳児におすすめの5冊をチェック

「まる まる まんまる」よねづゆうすけ作(講談社、2014年)

【1歳】身の回りに好奇心が芽生えるとき

1歳になると、言葉をはなし、歩きはじめ、その発達のスピードには目を見張るものがあります。絵本を通して、動物のマネをしたり、色探しをしたり。これから始まるトイレトレーニングもまずは絵本で慣れ親しみましょう。
>1歳児におすすめの5冊をチェック

「ぴょーん」まつおかたつひで作(ポプラ社、2004年)

【2歳】イヤイヤ期だって楽しもう

「これなあに?」「どうして?」知りたいことがいっぱい。できることが増え、いろいろなことにチャレンジしようとする2歳児はイヤイヤ期の到来も。体験から多くのことを学ぶ時期なので共感しながら絵本を読んであげて。
>2歳児におすすめの5冊をチェック

「はたらくのりものえほん」いしかわこうじ作(童心社、2014年)

【3歳】遊びを通して友達と関わり始めよう

好きなものがはっきりしてきて、ストーリー性のある絵本を楽しめるようになる時期。絵本や、登場人物の表情から気持ちを想像できる絵本で、人との関わりを身につけましょう。
>3歳児におすすめの5冊をチェック

「よるくま」酒井駒子作(偕成社、1999年)

【4歳】言葉と遊びの幅を広げよう

表現力が身につき、自分の気持ちや体験したことをよく大人にしゃべるようになる4歳児。「おいしい」「気持ちいい」「面白い」「こわい」など感情に触れ、物語の中に入り込むような疑似体験ができる絵本がおすすめです。
>4歳児におすすめの5冊をチェック

「プータン おばけだよ」ならさかともこ絵 わだよしおみ文(JULA出版局、1988年)

【5歳】心にも頭にも栄養を。視野を広げよう

“ごっこ遊び”も複雑な場面を思い浮かべつつ、それに相応しい身ぶりやセリフを考えられるようになる5歳児。心も体もグンと成長するこの時期。視野を広げ、未来を夢見るようなお話を。
>5歳児におすすめの5冊をチェック

「こんにちは おてがみです」中川李枝子など文 山脇百合子など絵(福音館書店、2006年)