/ 2018.03.10

さまざまな災害リスクを抱える日本に住む以上、もしものときの備えはしっかりと考えておきたいもの。災害を経験したママが「必要!役立った!」と実感したモノやコト、手作り防災グッズの作り方や備蓄方法を紹介します。

index目次

あってよかったのは、食品包装用ラップフィルムと新聞紙

娘3人と一緒に仙台駅に向かっていたバスの中でで、3.11に見舞われた小野智子さん。自宅マンションは半壊し、いとこたちと一緒に母の実家で避難生活を送りました。

小野さんは「あってよかったのは、食品包装用ラップフィルムと新聞紙。あればよかったのは、水をいれるタンク。けれど、工夫次第でまかなえることも」と語ります。その工夫とは?
>3.11を経験した小野さんのお話

震災後から始めた手作り味噌の仕込みの様子。母に教わりながら、近所の友人と一緒に作るのが恒例行事。緊急時の保存食、万能調味料として

腹帯だって立派な防災グッズ

長男が2歳7カ月のとき、広島土砂災害を経験した高木理恵さん。2人目が生まれた今、防災グッズで重視しているのが「子どもを連れて避難できる量かサイズか?」ということ。

そんな高木さんがマザーズバッグに常備していのは、防災用ホイッスルとキーホルダーサイズのライト。そして、安産祈願でもらった腹帯も防災グッズとして備えています。1本で包帯や抱っこ紐として活用できるのだとか。
>広島土砂災害を経験した高木さんのお話

おむつやおしりふきが入ったマザーズバッグ。ホイッスルと携帯ライトはここに携帯

ランタンの光で、子どもたちと“いつもの夜”みたいに過ごせた

ピアノ講師の田上淑恵さん。レッスンを終え片付けをしていたそのとき、熊本地震を経験します。2回目の揺れがおさまった後、夫が命がけで家に入り貴重品をピックアップ。そして避難所へ向かいます。

田上さんが避難生活で重宝したのは、乾電池で光るランタン。「電気が通っていないので、夜は真っ暗になります。このランタンのおかげで、“いつもの夜”みたいに、暖かい光の下で娘に絵本を読み聞かせできました。」と語ります。
>熊本地震を経験した小野さんのお話

備蓄品。このランプが災害時とても重宝しました

ママたちが備えている防災グッズ、実践している防災テクは?

では、どのように備えればいい? ぎゅってWeb公式ライターのママたちが実践しているテクニックや防災グッズを教えてもらいました。

ローリングストック料理術!岬さちこさんの場合

「缶詰を備蓄しておかなくては」と思っても、ふだん使わないと賞味期限切れにしてしまいがち。岬さんが考えた、ふだんの夕食にも、もしものときにも美味しいレシピとは?
>ローリングストック料理術。簡単!缶詰と調味料だけのサバ缶カレー

食品アレルギーの子がいる、へそ野へちまさんの場合

「わが家にはピーナッツアレルギーの子どもがいます。災害時に配られる非常食に成分表があるとは限らない!」というへそ野さん。そのために常備している非常食やアイテムとは?
>食物アレルギー児がいるわが家の防災グッズは○○だらけ!!

100均を活用して防災グッズを。SAKIさんの場合

家族分の防災グッズを揃えようと思うと、結構な金額に…。けれどアイデア次第! 100均グッズと家にある身近なものを使って、防災グッズは作れます。
>簡単!子ども用防災ベストを、100均ポーチと家にある服で作ろう

試しておきたい「パッククッキング」のすすめ

こちらもSAKIさんが実践していること。パッククッキングとは、ポリ袋に食材を入れて、鍋で湯せんして加熱するだけで料理ができる調理法のこと。いざというの練習を兼ねて、一度試してみませんか?
>パッククッキングのすすめ。被災したときに食べ慣れた味を

子育てや仕事に追われていると、もしものときの備えまで手が回らないということも。ですが、改めて我が家の防災対策について考えてみませんか?

この記事を書いたライター

ライター一覧 arrow-right
ぎゅってWeb編集部さん

のんびりさんが集まる編集部。働くママの毎日をもっと楽しく、ちょっとラクに。そんな情報を朝・昼・晩とお届けします。

ぎゅってWeb編集部さんの記事一覧 v-right