育休中にパラレルキャリアでぎゅってブロガー/ワーキングマザーの会運営をしている2児の母、うかたそです。あっという間に一年が終わろうとしています。

今年一年を振り返ると、自分の裁量で過ごし方をどうにでもできる育休期間だったためか、本当にたくさんのことを経験し、そして得ることができたなぁとしみじみ感じています。

この一年をしっかり振り返りたいと思い「今年一年の振り返り会を一緒にやってくれる人はいない?」と、育休コミュニティMIRAIS内の掲示板に声をかけたら、5人の同期が手を挙げてくれました。集中できる環境にするために、この日ばかりは全員、一時保育やシッターなどを利用し、単身で振り返り会に参加してもらいました。

眺めの良い場所で気分良く、もくもくタイム

場所は公共の施設なども検討しましたが、参加者のひとりがタワーマンションの集会室を借りられると言ってくれたので、利用させてもらいました。

窓からの景色もよく、個室だったためみんなでランチを持ち込み、ポータブルスピーカーで2024年のJ-popヒットソングを聴きながら、まずは1時間各自で振り返りの作業をしました。いわゆる「もくもくタイム」です。

振り返りのフレームワーク

振り返りの方法はネットで探せば、それこそ数えきれないほどフレームワークが出てきます。

・今年1年間のテーマを思い出す
・1〜12月までのそれぞれの月のテーマや特筆したエピソードを振り返る
・1年間の5大ニュースをピックアップ
・以下10個の観点で振り返る
 1. 仕事
 2. お金
 3. 健康
 4. 家族
 5. パートナーシップ
 6. 友人関係
 7. 学び
 8. 遊び
 9. 住環境
 10. 社会貢献
・今年やり残したことは?

ただ、1時間でここまでじっくり振り返るには時間が足りなすぎるので、私は6つの観点+今年の5大ニュースという形で振り返ることにしました。

振り返りの6つの観点

1.自分の成長のためにしたこと
2.誰かのためにしたこと
3.家族イベント
4.家を整える
5.年長さんの娘のためにしたこと
6.印象に残っていること・人

ひとつひとつ振り返っていきます。

1.自分の成長のためにしたこと

FP1級学科試験の合格(インプット)
・スペイン語の学習の継続(インプット&アウトプット)
MIRAISエッセイ企画参加(アウトプット)
・ぎゅってwebに25記事投稿(アウトプット)
・朝活バランスボール部継続(ヘルスメンテナンス)
マドレボニータ産後ケア教室2クールはしご(ヘルスメンテナンス)

個人的な内容になりますが、やはり難関国家資格に挑戦したのが一番自分の中では大きな挑戦だったなと思っています。勉強に半年間も費やしてしまいましたが、試験に合格できたので、時間の使い道に悔いはありません!

インプットだけで終わるのではなく、この一年間、学び・感じ・得たものをきちんとアウトプットし残すことができたことも良かったなぁと思っています。

2.誰かのためにしたこと

・MIRAISコミュニティ内「日経新聞部」にて
キャリアアンカーのワークショップ
子どもと報道の関わり方を考えるワークショップ
マイオピニオンを持つためのワークショップ
電力会社の部員をパネラーに脱炭素・再生エネルギーを知る勉強会
経産省の部員をパネラーにグローバリゼーションを知る勉強会
・ワーキングマザーの会 7回開催
ランチ会3回、季節のイベント2回、ベビーマッサージ1回、バランスボール1回
・大企業の変革コミュニティONE JAPAN所属の自社の融資団体内にて、支社長をゲストにキャリアのイベント
・朝活バランスボール部運営メンバー(2〜5月)
・保育園の卒対リーダー

「誰かのため」とは言いつつも、誰かの役に立つことが結局自分をも満たしてくれるので、「自分のため」でもあるのですが・・・。参加してくれる人へ何かを与えたい、喜ばせたい、居場所を作るお手伝いをしてあげたい、お役に立ちたい・・・そんな思いで行動してきました。これらの行動が自分自身の自己効力感を育んでくれたなぁという気もしています。

3.家族イベント

・国内旅行
軽井沢スキー
札幌
日帰りディズニーランド
ナイトパスポートでディズニーシー(ワンオペ子2人)
・海外旅行
シンガポール
・義父の還暦祝い旅行(3家族で)

今年は育休だからもっと旅行したかったのですが、私が受験生だったので思ったよりも旅行できず・・・。とは言え、そのわりには、そこそこ遠出もできたので良かったなと思います。

4.家を整える

・戸建の購入
こんまりコンサルタントのお片づけレッスン
・メーカーショールーム内覧(キッチン、お風呂、洗面台、トイレ)
・ローンを組むにあたり、夫婦の資産の洗い出し

実は今年の目標のひとつに「心地よい暮らしに整える」というものがありました。というのも、娘は春から小学生。学習机を置いてあげたいのですが、3LDKの我が家では、夫婦のテレワーク部屋と子ども部屋を両立させるのがなかなか難しく、どうやって子ども部屋を作ってあげようか頭を悩ませていたのです。

そんな時にちょうど、友人がこんまりコンサルタントのお片づけレッスンのモニターを募集してくれて、「チャンス!」と思い、飛びつきました。そしてさらに良いご縁があり、今の家から徒歩3分くらいの場所に理想的な物件を見つけることができました。

なんとなく「家を片付けたい」「生活圏を変えずに戸建を購入したい」と思っていただけなのに、今年は気がつけばどちらも実現させることができていました。心地よい暮らしづくりはまだ道半ばなので、来年もこの勢いを衰えさせず、加速させていきたいです。

5.年長さんの娘のためにしたこと

・習い事
体操教室、スイミング
・映画
ドラえもん、プリキュア、すみっコぐらし
・0歳の頃からのお友達と我が家でクリスマス会
・マンションのキッズルームでの子連れ飲み会に参加
・保育園後、毎日公園あそび
・民間学童の検討(2ヶ所)
・しまじろうコンサート
こどもニーズカードの取り入れ

娘の習い事については、働いているときから好きなことをさせてあげたかったのですが、フルタイム勤務だったので平日は時間がなく、無理でした。かと言って、土日は私が子どもと一緒に過ごしたいので習い事を入れたくなく(親のわがまま)「あぁ、私が専業主婦だったらもっと平日自由に習い事をさせてあげられるのに」とコンプレックスに思っていました。育休に入ったら絶対に平日の習い事をさせてあげよう!と決めていたので、これは実現できて良かったです。

また、映画については私もアニメ映画が好きなので、イヤイヤではなく娘と一緒に心から楽しんで観ることができたのも良かったなぁと思っているポイントのひとつです。

また、娘とのコミュニケーションについては少し難しいなと思う部分があり、たとえば私が下の子に振り回されていると娘に怒ってしまったり(娘はとんだ迷惑)、娘自身が自分の思い通りにならずイライラしたり私に八つ当たりしてきたときに私がそれを上手く諌められなかったりするので、何か良い方法はないかなぁとずっと模索していました。

そんな時に友人から「子どもニーズカード」の存在を教えてもらったので、生活に少し取り入れてみたりしています。これはNVC(*)の子ども版なのですが、大人にも使えそうだなぁと思ったりしています。

*NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)とは、1970年代に、アメリカの臨床心理学者マーシャル・B・ローゼンバーグ博士によって体系化され、提唱された、自分の内と外に平和をつくるプロセス。うかたそ個人的には、コミュニケーション学・心理学のひとつと思っています。

6.印象に残っていること・人

・いつの間にか、子どもの可愛いところを見つけるのが第一子の産後より上手になっている気がします。
ふとした時に息子の行動を観察し、彼と一緒にあそぶことを楽しめるようになっている自分がいます。

・保育園の一時保育、ベビーシッター、自治体の子育て訪問サポーターにたくさん助けられました。
子育てのしんどさをひとりで抱え込まない、有料のサービスを利用することに罪悪感を持たなくてよくなったこと。これは自治体がこういったサービスを利用するのに補助金を出してくれることが大きいです。委ねることを恐れなくなった自分を誇りたいし、そうなれるよう導いてくれた先人たちに感謝しています。

・育休中に出会えた新しい友達。
特に、そらジローに一緒に出演してくれたり、子どもを交えてクリスマスパーティーを楽しんでくれた同じ1歳男子ママたち。これからも一緒にお互いの子どもの成長を見守りながら、あそんだり、ママたちの交流を深めていきたいです。そう思える友達に出会えたことが何より嬉しいことだと思っています。

・資格の勉強中、毎日息子を世話してくれたシッターさん。
子育て広場への連れ出しだけでなく、駅前で電車を見るのを一緒に楽しんでくれたり、魚屋さんに並ぶ色とりどりの魚を説明してくれたり、ショッピングセンターの赤ちゃんコーナーで体重を測ってきてくれたり、息子との関わりを大切にしてくださる方。

今でも時々シッティングをお願いすると、「〇〇くんに会うのを昨日の夜から楽しみにしてましたー!今日はこれをしてあそぼうと思っています!」と言って、楽しそうにおでかけしてくださる。こういうシッターさんに出会えたことも、宝だと思っています。

総括をかねて

長くなりましたが、私の2023年は本当に大充実した中身のある一年間でした。改めて、そんな一年を過ごすきっかけを作ってくれた息子と、自由に育休を過ごさせてくれた家族に心からの感謝を捧げて、この振り返りを終わりにしたいと思います。

ちなみに友人との振り返り会では、この語りをすべて聞いてもらい、その後に仲間から問いを投げかけてもらい思考を深める、という形式でお互いに発表&フィードバックし合いました。

そして、お別れのご挨拶

2020年から開始したぎゅってブロガーとしての活動は、2023年に現在のアカウントに変更し、今年をもって終了します。これまでうかたそのブログを読んでくださったたくさんの方、ぎゅって編集部の皆さま、長い間大変お世話になりました。

私の肩書きのひとつである、ぎゅってブロガーという立場を失っても、私はきっと変わらず、ひとりのワーキングマザーとして悩み、もがき、研究し、より楽しい子どもとの日々のために、最善を尽くし続けると思います。皆さまとは、またどこかでお会いできることを楽しみにしています。

それでは、良いお年を。そして、来年も良い年でありますように。皆さま、末長くお元気で!!

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この記事を書いたブロガー

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うかたそさん 育休を最大限に充実させる方法×手帳を使ったセルフコーチング研究中

フルタイム会社員。夫・5歳娘・1歳息子と都内で4人暮らし(2023年末)。好きなもの・ことは、旅行/手帳/語学のスキル磨き。「母になっても自分らしく生きる」「やりたいことを諦めない」がモットー。2022年11月に出産し、2024年3月までの育休の記録。

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