元日の能登半島地震をうけて

本日もおつかれさまです!6歳と4歳の2児ママ、乳幼児睡眠コンサルタントねんねのりえです。このたびの能登半島地震にて被災された方へ心よりお見舞い申し上げます。1日でも早く心穏やかに過ごせる日がくることをお祈りしております。

今日は地震のときの子どもの心を守るねんねについて、わが子たちのケアや伝え方について書かせていただきます。

被災されたお子さんに親ができること

私はあくまで子どもの睡眠の専門家なので、睡眠に関して解説させていただきます。そのほかについてはユニセフの「災害時の子どもの心のケア」(リンクを貼っておきます)を参考に執筆していますのでご承知おきください。

大きな地震にあい、避難所で生活していたり普段と違った過ごし方をしているお子さんたちにとって、食事・歯磨き・着替え・遊びなど些細なことでも「日常」を取り戻すことが「安心」に繋がるそうです。

そして「睡眠時間」もそのうちの1つです。普段通りの睡眠時間を保つことは心のケアの手助けになります。可能な限り、普段に近い睡眠をとれるといいです。

また、災害を経験してストレス反応がさまざまな様子で現れることがあるそうです。「眠れない」「夜泣き」といった睡眠関連の症状もその内の一つです。

そんな時に大切なのは「安心感」です。信頼できる大人が守ってくれる安心感や、日常を少しでも取り戻して感じる安心感。夜泣きや眠れないという症状を無理に改善させようとしたり、怒ったりするのはやめましょう。安心感を与えてあげながら子どもの回復する力を信じて、経過を見守ってあげましょう。

安心感を与えてあげるためにできることとしては、いつも通りのねんねルーティンは子どもに安心感を与えます。避難場所にいたりしてすべて同じにできなくても、いつものお話の時間、いつもの歌、いつもの声かけ、いつものマッサージなど、できることをやってあげるといいです。他にも寝る前のハグタイムなど、いつもよりスキンシップを意識して取り、安心させてあげましょう。

その他のポイントとしては、
・いつもはセルフねんねのお子さんも親と一緒に寝たがるかもしれません。もちろん添い寝してあげて大丈夫です。
・暗闇を恐がるなら、ナイトライトをつけてあげてください。
・「親が守ってくれる、大丈夫だ」と感じさせてあげられるように安心できる言葉がけをしてあげましょう。

地震を見たわが子のケア

地震がおきたとき、私は子どもたちと実家にいました。テレビがついていたので、繰り返される緊急地震速報のアラームと、地震や海の映像、アナウンサーさんの津波の注意や避難の強い呼び掛けなどをずっと見ていました。4歳の息子はテレビの前からいなくなるなどそこまで気になっていないようでしたが、6歳の娘は「怖い…」と半泣き状態。

そんな娘には、
・今いる場所は安全だということ
・万が一大きな地震がきたら、ママとパパが守ること
・地震がきたときに安全に避難できるように、保育園でも避難訓練をしていること
などを伝えました。

また、子どもに地震や津波などの映像を何度も見せるのは心のケア的にも良くないようです。大人だけが見るつもりでも、意図せず子どもの目に入ってしまうこともあると思うので、気を付けたいですね。わが家ではこの日以来、子どもたちが起きている時間帯には地震のニュースはつけていません。

映像やニュースを観なければ、娘も地震のことを思い出したり怖がることはありませんでした。みなさんのお子さんの様子はいかがですか。

被災されたお子さんたち、そしてご家族みなさんが1日でも早く暖かい場所で安心して眠れることをお祈りしています。

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ねんねのりえさん ねんねオタクの2児ママ

乳幼児の睡眠コンサルタントで2児のママ。2023年に会社を退職し、〈0〜5歳の睡眠相談imaneru〉を開業。こどもの睡眠や、日常について投稿していきます。Instagramでも寝かしつけについて情報発信中!趣味は読書、ダンス、カラオケです♪

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