/ 2019.02.10

思わぬ感染経路…予防接種していてもなぜか毎年苦しむ我が家

今年も我が家はインフルエンザにやられてしまいました。昨年は当時2歳だった長女が最初に感染し、私にうつり、生後6ヶ月の次女にうつって、パパだけはなんとか無事。このときは保育園で流行っていたので、それを長女がしっかりもらってきたようでした。

我が家は母の介護のために私の実家と近居していて毎日のように行き来するので、誰かひとりでも風邪やインフルエンザになると、これが思ったより大変なのです。

家事も育児も介護も、みんなの連携プレーで成り立っているので、欠員が出るとそこに穴が空いてしまい、ひとりの負担が倍増→共倒れになりかねないからです。

でももっと深刻なのは、寝たきりの母にうつってしまった場合。要介護5程度の母は、胃ろうと呼ばれる経管栄養を通して栄養を摂取しています。当然健常者よりも免疫が弱く、風邪などの感染症にかかると、あっという間に重症化して肺炎などを引き起こしてしまう可能性があるのです。

そのため、誰かが感染症にかかると「母の部屋には絶対入らない」が暗黙の了解。2歳児であろうが0歳児であろうが、完全にキープアウト。もちろん母も含め家族皆が毎年インフルエンザの予防接種を受けるのですが、やはりかかるときはかかってしまうのです。

今年は保育園にまだ行っていない次女は「まぁいいか」と受けさせず(甘かった…)、次女以外の家族は予防接種を受けたのですが、友人と外で会っていた父からインフルエンザウイルスが侵入…そしてあっという間に父にベタベタひっついていた次女へうつってしまったのでした。

予防接種していた父は、熱がそこまで上がらなかったので風邪だと勘違いして風邪薬をせっせと飲んでいました。当然全く効かず、おかしいなと思っているところに次女が熱を出して病院に行き、インフルエンザA型と診断されたのでした。

これも予防接種の意外な落とし穴。予防接種はもちろん大事なのですが、「予防接種してるから大丈夫じゃ…?」と油断してマスクや手洗いを怠ったり、いざかかった時にそこまで重症化せずに風邪と勘違いして逆にウイルスを広めてしまったりするんです。

今年はまさにそのパターン。インフルエンザが判明したとき、父は風ビュンビュンのなかを無理して自転車で出かけたことや、風邪だと言い張っていたことについて私からおとがめを受けたのでした。

パンにジュースにヨーグルト、そしてマイクロトマト

とにかく、かかってしまったからには仕方ありません。私までかかったら、それこそ共倒れしてしまうので、口にはマスク、手にはパストリーゼ77(アルコールスプレー)であらゆるところをシュッシュしながら厳戒態勢でウイルスに立ち向かいました。それから部屋は常に加湿&室内干しで50パーセント以上を維持。

上の写真は、今回助けられたありがたい食べ物たちの集合写真です。1歳の娘にはタミフルが処方されたので、プリンやバニラアイスなどいろいろなものに混ぜて飲ませようとしてみるのですが、なかなか飲んでくれず…。

最終的にいちごやブルーベリーのヨーグルトが一番良いということが分かりました。特にギリシャヨーグルトは濃厚なのでおいしいらしく、パクパク…。

1歳の次女は普段は無限に食べるのに、インフルでめっきり食欲が落ちてしまいました。それでもスナックパンはパクリ、パクリ…と何とか食べてくれました。そういえば長女も同じように病気で何も食べれなかったとき、ラスクだけはサクサク食べてたっけ…。うちの子たちは調子の悪いときパン系がいいみたいです。

あと意外にも良かったのが、緑のお皿にのっているマイクロトマト。なかなか手に入らないのですが、スーパーに行くとたまに売っているちっちゃいトマトです。

子供って普段からそうですが、病気で食欲ないときは特に見た目でおいしそうかどうかを見極めて口に運ぶので、この真っ赤でかわいらしいトマトはお眼鏡にかなったようで、すぐに手を伸ばし指でつまんで食べてくれました。

ミニトマトでも子供の口には「ミニ」じゃないので、噛んだときプシューッと汁が飛び出して服を汚してしまうのですが、このトマトならそんな心配もせずにひとりで食べてもらえるところも良いです。プチプチ摘んで食べれるのも楽しいですよね。うちの子は最後面倒臭くなったのかそのままかぶりついていましたが…

ハイリスク群だからこそ、生活を整える

インフルエンザにかかったとき、重症化しやすいハイリスク群と呼ばれる人たちがいます。65歳以上の高齢者や妊婦さん、乳幼児とかです。

ふと考えてみると、両親も含めた我が家の構成員は6人中4人がハイリスク群。両親ともに65歳以上だし、なかでも母は寝たきり。それに1歳と3歳の乳幼児。やっぱりかかってから対処するより、かかる前に予防するほうが結果的にずっと楽だと改めて痛感しました。

バランスのとれた食事と充分な睡眠、そして身の周りの掃除…生活を整えるって特別なことではないけど、毎日のことだからこそ簡単ではないですよね、意外と。

まずは自分の家と実家の掃除の両立から始めたいと思います。片付けても数時間後には元通りになっている部屋を見ると、決意が揺らぎかけることもありますが…。

「もうムリ!」と思うほど限界になったら…「これはサバゲーだ」と思い込む

病気になったら、思った以上につらいですよね。家族が病気になった場合でも、その看病や家事の穴埋めで負担が増えて心が折れそうになったりしませんか?

ママたちはみんな経験済みだと思いますが、子供が病気になったときの親の苦労と言ったら…涙ぐましいですよね。子供がかわいそうで心が痛むし、夜も何度も起こされて寝不足→免疫力低下→感染して一緒に苦しむ、というのが通常コース。私もいつも「あーもう限界!」と心のなかで叫びたくなります。

うちは自分の家と実家との行き来が多いので、子供が感染症にかかると、母がいる実家との接触は避けたいけど、介護のために行かざるを得ないこともあり、まさにジレンマに陥るのです。こんなときは本当に神経を使います。

こういうとき、私なりの気持ちの保ち方があります。それは「今やっていることをゲームだと思うこと」です。

感染症にかかった子供1人を限られた空間で世話しながら、子供のウイルスを母に感染させないようにするゲームや、買い物に行けないこの状況であるものものだけで今晩生き延びるサバイバルゲーム…。何かしら自分がワクワクするような設定にして、それを達成するためにはどうしたら良いかを真剣に考えます。

そうすると「この状況を変えたい」とか「我慢できない」というより、「問題をどう解決するか」という、ポジティブな方向に思考がシフトします。問題自体ではなく、問題の乗り越え方に集中できるんです。

こうすると、自分のなかのサバイバル精神みたいなものが作動するのか、「よし、やってやろう!」という気になります。

逆境に陥ったときの戦い方を見つけておくのはとっても大事ですね。母の介護に長年携わるなかで、どんな状況でも人間は意外と楽しめることに気づいたので、こんなときにも応用しています。

「病は気から」という言葉もありますが、気持ちがダウンしたら免疫力も低下して本当に病気になってしまいますよね。大変なときだからこそ、気持ちで病気に負けないで、ポジティブに乗り越えていきたいものです。

弱音もはきますが、それでも最終的に前を向けたら、合格!と思ってます。ゆるーく頑張りましょう。

サバイバル!ゲームの相手はインフルだ!!

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maruriさん

韓国人の夫、ふたりの娘と暮らすマイペースママ。15年前から実母を介護している。育児も家事もマイペースに奮闘中。

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