どうしてイライラしちゃうんだろう

妊娠中、大きなお腹を見つめながら、いつも笑顔で楽しく子どもと過ごす理想像を描いてしました。

出産後、子どもが成長するにつれて、イライラすることが増え、瞬間的にカッとなって、つい感情的に怒ってしまうことも…。

毎晩、子どもの寝顔を見ながら反省し、自分はどうしてイライラするのか、振り返ってみたりしていました。

家事や外出の準備中に、イタズラしたり、飲み物をぶちまけたりして、自分の段取りが上手くいかないときに、イライラすることが多いです。それって、子どもの為ではなく、自分主体の気持ちで、怒っているんですよね。

かつて、子ども時代に、筆者自身も実母の癇癪に悲しんだり、悩んだりしていたことを思い出しました。

突然、不機嫌になったり怒鳴ったりする実母

子ども時代から、大学進学で実家を出るまで、つねに実母の癇癪を気にして過ごしていました。

特に、家族に急に予定が入ったとき、遠出の外出の出発前でバタバタしている時に、不機嫌になることが多かったです。だから、イベントやお出かけの思い出には、実母に怒鳴られたり、親子ケンカしたりする記憶がもれなくセットです。

大人になっても鮮明に覚えている二つの出来事

一つは、地域のお祭りに出かけて帰宅後に、私がなかなかお風呂に入らなかったことに腹を立てて、お祭りで買ったものや、当て物の景品を壊されたり、捨てられたりして、号泣したことです。

二つ目は、夏休みのある日、友だちから、プールのお誘いの電話があったことがきっかけでした。

友だちのお母さんが車で送迎してくれるとのことでした。住んでいたのは田舎で近所に遊ぶ場所も少なく、実母は運転免許を取得していなかったため、退屈な毎日だった私は、嬉しくて二つ返事でOKしましたが、実母に「親に確認もせずに返事したこと」を叱られ、断りの電話をかけさせられたことです。

たしかに、確認しなかったことは良くないけど、次からは気をつけるよう注意するだけでよかったのでは、と子ども心に思っていました。

自分も親になったら、実母の気持ちも分かるかなと思っていましたが、この二つの出来事は、今思い出しても理解し難いです。

ちなみに、中学生〜高校生の頃になると、実母が不機嫌になるポイントが分かるので、予め言い訳などを考えたり、家では自室に閉じこもって、接触を避けていました。

実母も、自身の家事や生活ペースの段取りが狂うことを良しとしなかったので、イレギュラーな出来事が嫌だったのでしょう。

でも、子育てって、常にイレギュラーが平常運転ですよね。予定通り進まなくて当たり前なのに、その度にイライラしていたら、気持ちが保てません。

それが分かっていながら、イライラしてしまう私も、「あぁ実母の娘だなぁ。」と感じます。

母親も一人の人間であり、完璧な人間はいない

子どものころ、親の言うことや行うことは正しいものだと、漠然と思っていました。でも、親も一人の人間であり、常に正しい判断や行動、感情のコントロールができるわけではないんですよね。

実母も、子どもに愛情がなかったわけではありません。毎日、栄養バランスの良い食事を用意してくれていし、私が一人暮らしをするときには、心配していました。

もしかしたら、実母も、家族への愛情と癇癪の狭間に、ジレンマを感じて悩んでいたかもしれませんね。

筆者自身も親になった今もまだまだ未熟な部分、至らない部分だらけだなぁと自覚しています。ただ、我が子には、かつて自分が感じた子ども時代の悲しかった事を、経験してほしくないです。

筆者も、性格の短所を受け止めた上で、過去の悲しい出来事を繰り返さないよう、自身も成長しながら、子どもに接していきたいと思います。

それでも、子どもが将来、結婚し親になることがあれば、その時「あのときママにされたこと嫌だったな。」と思い出すこともあるかもしれません。

完璧な人間ではないですから。でも子どもの笑顔のため、がむしゃらに子育てしていくしかないと思います。

完璧な母親はいない。悩みながら迷いながら、子どもと一緒に成長していきたい。

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すみりんごさん

出産前は毎週劇場に通いつめていたお笑いファン! 現在は毎日子どもたちに笑わせてもらっています。 ローカルの子育て情報サイトでライターしています。楽しいこと、悩んでいること、発信しながら共有したいです。

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