まだまだ暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

保育園での夏の活動は、水遊びやプール遊びが中心に行われていたことと思います。暑い地域では9月の中旬くらいまで行う場所もあるかと思いますが、9月中には終わりを迎えます。水遊びが大好きな息子も、9月までのカウントダウンをとても寂しそうにしています。

夏の間は、猛暑日続きということもあり保育園側も散歩は控えていました。大人でさえも、少し外に出るだけで汗だくになりますし、熱中症や光化学スモッグへの注意も必要でした。9月もまだまだ暑いだろうとは思いますが、少しずつ暑さが和らいでいくと散歩が再開されていきます。

秋の楽しい散歩のことを考えていたら、以前散歩時に起きたまさかの事件をふと思い出しました。これからの時期だからこそ、みなに知ってもらいたい!大人が思いもよらない出来事が起きてしまうのです。

5歳児クラス:散歩先での出来事

ある日、クラスのみんなで近所の公園へと散歩に出掛けました。公園ではいつものように、遊具で遊ぶ子・木登りをする子・かくれんぼをする子・鬼ごっこをする子...といったようにそれぞれが好きな遊びを楽しみます。

Aくん「A先生!かくれんぼやろう~!」
A先生「いいよ~。」
Bちゃん「わたしもやりた~い!」
Cくん「僕もいれて~!」
このような風景は、よく見られますよね。

そんな中、ふとした瞬間に先生が「あれ?なんだか甘い香りがする?」と、どこからか甘い香りがすることに気が付きました。疑問に思いつつも、子どもたちをよくよく見てみると数人の子の口の中に飴玉が!?

なぜ口の中に飴玉が!?

慌てて、飴を食べている子にどういうことか事情を聴くと、「さっき○○君(息子)がくれたの~♪」と口々に言います。

な、な、なんで飴を持っているの~!?汗

そう、この事件の犯人は息子なのでした。

前の日に買い物の際、お店でもらった飴をその場で食べずに持って帰ってお菓子BOXに入れておいたはずなのですが、何を思ったのか内緒でこっそりとポケットに忍ばせて、そのまま登園して行きました。そして、散歩先の公園でこっそりとお友達と分けて食べてしまったようでした。

最後に改めてお約束!

そんな話をお迎えの際に担任の先生から聞き、衝撃的すぎて驚いたと共にこんなことをするのかと怖くなりました。

保育園のママ友同でとても仲が良かったということもあり、休日は頻繁に遊びに出掛けたり、家族ぐるみで外食を共にすることもありました。その際、子ども同士の楽しみの一つが《お菓子交換》でした。恐らく、息子はその延長での感覚だったのかもしれません。

まずは「保育園ではなく、またお友達とお出掛けした時に一緒に食べたり、お菓子交換したりしようね。」と伝えました。

そして、もっと怖いのが最近増えている食物アレルギーの問題です。実は息子は以前、鶏卵・牛乳アレルギーでアナフィラキシーショックを二度起こしたことがありました。今ではすっかり口にすることができるようになったのですが、アレルギーの辛さというものを本人も体験から分かっています。

《もしも、息子が悪気もなくアレルギー持ちの子にあげてはいけないお菓子をあげてしまっていたら?》
《もしも、その子が手渡されたお菓子を口にしてしまっていたら?》
考えると、血の気が引きます。

幸い、現状ではそのような子はいないようなのですが、いつどこでそのような場面に遭遇するか分かりません。

「もしも、大好きなお友達にあげたお菓子で、お友達が痒い痒いになってしまったらどうかな?」
「いつもお友達にお菓子をあげる時も、お母さんに食べていいかどうか聞いているよね?」
「飴を口に入れたまま走って、おえ~って喉につまらせてしまったらどうかな?」などと息子に問いかけてみました。

すると息子自身も、改めていけないことをしてしまったと気付いたようで「もう保育園にお菓子は持って行かない。」とお約束することができました。何はともあれ、本当に本当に本当に何事もなくて良かったと心から思いました。

まさかの事件が起きたからこそ、息子と一緒に考えて話し合う時間が持てましたが、この伝え方で良かったのか、言葉だけではなくちゃんと伝わったのかと正直後になって考えています。毎日、試行錯誤しながらの子育てです。

「内緒」「秘密」「隠し事」はよく言えば、子どもの成長の証。その反面、ルールや約束を守ることの大切さも重要なので子ども目線で伝えていきたいです。

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yumiさん

東京都在住/保育士/長男(小3)次男(小1)
アウトドアが大好きで毎月家族でキャンプに出掛けるのが楽しみです。

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