/ 2021.03.30

こんにちは。横浜在住エンジニアワーママ、ゾウです。

昨年4月に娘が保育園に入園し(コロナの影響で本格的に通えるようになったのは6月でしたが)、5月からは私も仕事復帰。それから約1年、慌ただしい毎日を送ってきました。

今日は、同じようにてんやわんやな日々を過ごすワーママの皆さん、復職を控えた育休中の皆さんに、心からオススメしたいジャニーズWESTについてお話しさせてください…!

ジャニーズWESTって?

2014年にジャニーズ事務所からデビューした、関西出身7人組アイドルグループです。

今年4月にはデビュー7周年を控えており、北海道から始まるアリーナツアーも予定されています(私はチケット争奪戦に敗北しました)。

レギュラー番組「パパジャニWEST」では毎週育児にまつわる情報発信や、子どもとの交流を通じてパパ力をアップするチャレンジが行われています。その子どもへの眼差しの温かさは、一見の価値アリです。

そんな彼らの楽曲の、まるで育児中のママの心情を歌っているかのような歌詞には心動かされること間違いなしです(ご本人たちはそんなつもりは全くないと思いますが…)。

今回は3曲をピックアップして紹介させて頂きます。

1. アンジョーヤリーナ

2019年4月発売のシングル「アメノチハレ」に収録されたカップリング曲です。「アメノチハレ」はドラマ「白衣の戦士!」の主題歌だったので、耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

しかしあえて!こちらのカップリング曲をオススメする理由は、子育てママの心情を描いているかのような歌詞にあります。

一見、人生に迷いながら進む若者の姿に、SNS疲れといったエッセンスも加わった現代の応援ソングのように思えます。

しかし私はこの歌詞に、社会に取り残されたような不安と孤独の中もがいていた、育休中の自分自身の姿が重なりました。

繰り返す授乳、寝かしつけ、おむつ替えの日々。クローゼットにしまい込んだワンピースやアクセサリー。使っていないヘッドホンに、評価され昇進する同世代の姿。

ママと呼ばれ名前を失ったような感覚さえ、肯定し、生涯にただ一つの宝になるはずと背中をさすり、押し続けてくれるような力を持つ歌だと思います。

暗い考えに飲まれそうになったらこの曲を聴こう、と思える、お守りのような1曲です。

2. 証拠

2020年6月発売のシングルです。深夜ドラマ「正しいロックバンドの作り方」の主題歌にもなり、夏の特番でも度々歌われました。

あえて振り付けもなく、一人ひとりがマイクに気持ちをぶつけるように歌われた印象深い楽曲に仕上がっています。

「アンジョーヤリーナ」同様、ジャニーズWESTの応援ソングに多大なる信頼を寄せている私は、新曲発売のお知らせを受けたときから公開を非常に楽しみにしていました。

…ですが、実は発売当初はこちらの曲、あまりしっくりこなかったのです。

同時期に育休から職場復帰をしたので、やる気の炎にじゃぶじゃぶ油を注いでくるようなエネルギーに満ちた歌詞を期待していた私は、「完璧じゃなくてもいいよ、頑張っているよ」なんて言葉が欲しかったわけじゃない!…なんて思ってしまったんですよね。

この曲の本当の価値に気付いたのは、半年以上経ってからでした。

正直なところ、仕事復帰してからはうまくいかないことばかりでした。コロナ禍も相まって、娘は週の半分以上は発熱が理由で保育園を休み(帰宅して検温しても平熱なのですが、園では37.5℃を超えてお迎えとなる日々が3カ月続きました)、育休前と比べると全く稼働していない身体と頭で会議にもついていけず、何より自分自身が築いてきたはずの人との繋がり、エンジニアとしての自信や自負が朽ちてしまったかのように感じられたことが辛かったです。

そんなある日、娘がお昼寝している間、逃げ込むように一人カラオケに行きふと入れたのが「証拠」でした。

店員さんも怪しんだのではないかと今更心配なのですが、歌いながらわんわん声を上げて泣きました。ああ、私ってもしかして頑張っているのかも。頑張ってるねって言ってほしかったのかも。

それは弱さではないと今ならわかるのですが、当時は張り詰めてまるで酸欠状態で、自分の気持ちを受け止める余裕すらなかったのだと思います。

それからは、社内のキャリアアドバイザと面談したり、上司に素直に自分の状況や考えを話すようにしたり、仕事との向き合い方を少しずつ変えていきました。

まだ納得のいく働き方ができているわけではありませんが、心のバランスを取りながら手探りで進むきっかけをくれた曲です。

3. 間違っちゃいない。

2018年12月にリリースされたアルバム、「WESTV!」通常版のボーナストラックです。上記で紹介した「証拠」初回盤Bにも、バージョンを変えて収録されています。

メンバーの一人が作詞作曲を手掛けており、等身大の迷いや希望を信じる心が綴られた、共感度の高い作品となっています。

私がこの曲と出合ったのが娘がまだ生後半年頃のことだったのもあり、歌詞の一行一行がまるで育児の悩みを歌っているかのように思えました。

娘のことは愛しいけれど、正解のない育児への責任に潰れそうになったこと。ネガティブな気持ちを持つことへの罪悪感。ひとつ悩みが解決すればまたひとつ、ふたつと不安が現れ「どうしよう…」を繰り返す毎日。早く仕事復帰したいと願ったこと。

それら全てをひっくるめて、娘を産んだことも、自分のキャリアを望むことも、どちらも間違ってなんかないよね?と、手を取り合えるような感覚を覚えました。

今辛いママに聴いてほしい1曲です。

New アルバム発売中です!

この記事でジャニーズWESTに興味を持った方は、2021年3月17日に発売したNew アルバム「rainboW」もぜひ聴いてみてください!

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ゾウユウコさん

3歳の娘と研究者の夫と横浜で暮らす、エンジニアワーママです。夫婦ともども地方出身・東大卒。住まいの近くに頼れる親族がいない分、夫婦+アウトソーシングで工夫しています。家族で音楽を楽しむことと、子育てしながらのキャリア形成に興味があります。

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