/ 2021.10.22

ある日、5歳の長男を保育園へお迎えに行ったとき「長男くん、今日お絵描きの時間に泣いてしまって…」と、担任の先生に声をかけられました。詳しく話を聞いてみると、みんなでカエルの絵を描きましょうという制作の時間に、どう描けばよいかわからず混乱してしまったということでした。

壁にはクラスのお友達の描いた様々なカエルが並べて飾られていました。先生が長男の描きかけの絵を持ってきて見せてくれましたが、細く薄い線がちょっろっと描かれているだけでした。

長男は「絵を描くの得意じゃないんだよね…」としょんぼり…。実はこのとき、母には思い当たる出来事がありました。

5歳手前で描いた「頭足人」

それは「カエル事件」から約1カ月前、長男が家で絵を描いたときのこと。長男は家であまりお絵描きをする子ではありませんでしたが、このときは新しく購入したホワイトボードに家族の絵を描いてくれました。その絵がこちら。

頭から手足が出ている「頭足人(とうそくじん)」です。私の勝手な思い込みと薄い知識から『とうそくじんって3歳くらいまでじゃないの!? 』と思ってしまい「上手だね~でも、カラダはどこ?カラダも描いてね~」という声かけをしてしまいました。

『胴体を把握しているかどうかは「おへそはどこ?」という聞き方をすれば良い』とネットで調べたのですぐに聞いてみると「おへそは顔の裏にあるから見えないんだよ」という返事が返ってきました。

思い返すとこれが長男に「苦手」を植え付けてしまった一言だったかもしれません。お絵描きの未発達な部分を指摘しないほうが良い、と頭ではわかっていてもついつい焦る親心で口出ししてしまいました…。

カエルの練習

保育園で描けなかったカエルは翌日に再チャレンジすると先生と約束していたため、自宅でカエルの書き方を一緒に練習しました。

「カエルの顔の形、わからないんだよ~」と言うので「〇が3つあるとミッキーになるでしょう?ミッキーの耳を小さくするとカエルのお顔だよ!」という教え方をしたら「なるほど」と面白がってあっという間に描けるようになりました。

そして翌日保育園へお迎えに行くと、長男の再チャレンジした絵がお友達の絵に並んで飾られていました。にっこりと笑ったカエルの絵を見て、頑張った長男をとても誇りに感じました。そして再チャレンジを頑張れたことをたくさん褒めました。

そこからの絵の成長がすさまじい!

カエル事件以来、長男は自宅で絵を描くことが増えました。しかも、あの「とうそくじん」から2カ月も経たないうちに胴体が出来あがっていました。人だけではなく、お花やハート、動物、アクションヒーローも一緒に描き始めストーリー性も出てきました。

そして「とうそくじん」に口出しした母の反省もあり、毎回とても褒められるので「ぼく、絵は上手だからね!飾っておいてよ!」と楽しそうにして描いています。

母のひと言って責任重大だなぁと感じた出来事でした。

ほめて育てるってやっぱり大切!だけどなかなか難しい~!

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サンタの母さん

7歳と5歳双子の三兄弟ママ / 学校薬剤師 / 幼児食アドバイザー。フルタイムワーママを経て現在は非常勤。仕事と子育てのバランスを模索中。元気があり余っている三兄弟とのリアルな日常をブログに綴っていきたいです♪

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