/ 2021.12.27

5歳、3歳、3歳の三兄弟とドタバタ過ごしているサンタの母です。先日双子が3歳を迎え自治体の3歳児検診を受診しました。そこで、次男の弱視が発覚!普段の生活で見えていないそぶりは無かったので親としては「まさか!? 」の気持ちが大きかったです。

そして私自身、「弱視=眼鏡をかける」くらいの知識しかなかったのですが、低年齢からの治療が非常に重要で3歳児検診で見逃さないことがとても大切と知り、わが家の体験談をブログに書くことにしました。

弱視ってどういう状態?

弱視とは、眼鏡をかけても視力が十分でない(1.0未満)状態のことです。「裸眼で見えなくても眼鏡をかければ1.0見える」というのは弱視ではありません。子どもの目の視力は3歳ころまでに大きく成長し、6歳には大人と同じくらい見えるようになります。

弱視は成長の過程で視力の発達がなんらかの原因で阻害された場合になります。この「なんらかの原因」は「たまたま」であることが多いそうです。わが家の場合でいうと生まれてずっと同じ生活環境で育っている双子(二卵性ですが)の片割れは次男の弱視発覚後に念のため眼科で検査を受けましたが弱視とは診断されていません。

ちなみに約50人に1人の割合で弱視があるといわれています。弱視の子は「よく見えた経験」が無いため「見えない」という自己申告はしません。治療が早いほど視力改善の可能性は高まり、8~10歳を過ぎるとそれ以上の視力の発達は難しくなるため早期発見し治療開始することが非常に大切です。

治療の目標は「眼鏡で矯正して1.0見えるようになること」です。

弱視発見の経緯~自宅での簡易検査~

次男の視力に疑問を感じたのは、自治体の3歳児検診のために自宅で行う簡易的な視力検査をしたときが初めてでした。検査方法は片目を隠して指定の距離離れた場所にある小さな絵(飛行機、リンゴ、傘、自転車)の名前を答えるというものです。

三男と長男(必要ないけれどやりたがった)は張り切って検査に臨みすらすら~っと全て正解できたのですが、次男だけが「片目を隠す」行為自体を嫌がり検査できませんでした。

恥ずかしがりやの性格もあるのかな、と長男三男にはパパとお散歩に出てもらい次男とママ二人だけで再挑戦。目隠しはつけてくれたものの、全く違う絵の名前を言ったり目隠しを外して絵に近づこうとする様子が見られました。

そのときは正直「あれ?次男はイヤイヤしてうまく検査できないな。」くらいにしか思わず、検査結果には「検査不能」の印を記入しました。

冒頭でも書きましたが、日常生活の中で「次男の目が悪いかも!?」と感じたことは一度もありませんでした。保育園にお迎えに行けば5メートルほど離れていても親を見つけて走り寄ってきてくれますし、長男三男と同じようにテレビを見て「おもしろいねぇ」とゲラゲラ笑っています(弱視と診断され治療を始めている今でも「本当に見えていない!?」と思うことが正直多々あります)。

弱視発見の経緯~集団検診会場で再検査~

検診会場に持参した視力検査結果票をもとに保健師さんが「再検査してみましょう」と、別室の落ち着いた空間(とはいえ、双子の片割れがウロチョロしている笑)で自宅でしたのと同じ内容の検査をしてくださいました。

次男、やはり片目を隠されるのを嫌がり、両目でも絵に近づいて行ってしまいました。

保健師さんは「う~ん、うまくできないだけだと思うけれど念のため眼科で検査したほうが良いかも」と言葉をかけてくださり、小児眼科を紹介され受診することにしました。

「うまくできないだけかも」と言ってくださったのは親の不安を煽らないための枕詞だったのかもしれませんが、そこで眼科受診を断らなくてよかったと今では思います。

このときには次男の検査の様子から「確かにちゃんとできていないけれど、左目は特に見えていないのかも!? 」と思い始めていました。

眼科を受診し弱視診断

眼科の受診は平日休みで病院に連れて行きやすい夫が担当してくれました。実は自治体から紹介された眼科で検査をし弱視診断されたものの、担当医師の説明が充分されなかったと感じたり経過観察期間にも疑問があったためセカンドオピニオンで別の眼科も受診するというすったもんだがあったのですが、それはまた「診断~3歳眼鏡生活編」としてブログにしたいと思います。

多くの子の弱視が3歳児検診で見逃されませんように!

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サンタの母さん

7歳と5歳双子の三兄弟ママ / 学校薬剤師 / 幼児食アドバイザー。フルタイムワーママを経て現在は非常勤。仕事と子育てのバランスを模索中。元気があり余っている三兄弟とのリアルな日常をブログに綴っていきたいです♪

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