こんにちは、看護師ママのきりぬきです。

皆さんは保活の経験がありますか。わたしは長女を保育園に入れるときに「どこでもいいから入れたらそれでいいや。」と、0歳児枠なら受け入れてくれる保育園の数もあったので、かなり軽く考えていました。

が、いざ通ってみると娘が園生活に馴染むことができず体調を崩してしまい、親としても園の対応に不満と疑問を持ち続けながら娘を預けることが心配だったので、結局入園後4カ月でママが仕事を辞める羽目になってしまいましたΣ( ̄ロ ̄lll)

幸い、ママは看護師免許も保健師免許も持ち合わせていたので、多少ブランクがあっても復職しようと思えば求人はありそうでしたが、再就職したときにまた保育園とうまく連携して子育てができないと仕事が続けられなくなってしまいます。

なので、今度は念入りに下調べして、各園に足を運んで実際の保育現場を見て回ろうと決めていました。

通える範囲の保育園で希望順位をつける

2020年1~2月に各園に見学を申し込んでおいたので、コロナ流行直前で園の雰囲気を把握することができたのは本当にラッキーでした。

そのとき長女は1歳の誕生日を迎えたばかりのよちよち歩きで、おなかにも次女がいたので、マイペースに毎週1~2つの園を見て回りました。

寒いのとお腹が大きいのと長女の抱っこで決して楽ではなかったですが、実際に見て回ると長女の反応が毎回全く違ったので、見学の時点でご機嫌でいられるかいられないかはとても重要だなと思いました。

ぐずってしまったときの保育士さんの対応や子どもへの声のかけ方、態度等園によって全く異なり、こんなにも差があるのかと驚きました。

そして通える範囲の保育園を網羅して、LINEのノートの機能を使って夫と各園を回ってみた率直な感想を情報共有できるようにし、「この保育園は通わせても安心だね。」「ここは受かったとしても行かないかな。」等話し合い、希望順位を決めました。

希望する園に入るために必要な点数を知る

娘達には長女を2歳児枠、次女を0歳児枠で入園させるつもりだったので、希望する園の何歳児枠が何人受け入れてもらえそうで、過去に最低何点獲得していれば入園することができたのかを区のホームページから調べました。

わたしの住んでいる区はタワーマンションが建ち並び、子育て世代も多い地域だったので、第一希望の保育園の来年度の2歳児枠は2人、0歳児枠は6人になりそうで、フルタイムで共働きの点数が最低でも必要ということがわかりました。

ということは、4月下旬に次女を出産したので、9月にフルタイムで復職しなければなりません。その年の12月時点の在職証明書(3か月分以上なければ減点)の提出が求められるため、9月入職でギリギリです。

そこで、7~8月は子どもがお昼寝の時間帯や夜寝かしつけた後にちょこちょこ求人を見ては履歴書の用意をしていました。

この頃、コロナ第二波が猛威を振るい始めていたのですが、医療従事者不足が深刻な問題となっていたようで、区の保活に新たなルールが加わり、親がコロナ対応の医療従事者の場合は何点か加算されることが決まっていました。

そこで、ママが急性期病院の看護師として復職することを決め、わが家の点数は少し有利になりました。しかし、保育園に通いたい子どもがあふれるほど多い地域なので、まだまだ気は抜けません。

さらに加点を狙える手段を探す

9月からフルタイムで病院勤めすることは決まったため、4月の入園まで子ども達のお世話をしてくれる人が必要でした。

そこで、東京都ベビーシッター利用支援事業を利用し、ベビーシッターさんに平日は毎日来てもらうことにしました。

このサービスを受けることで、認可外保育園に通っているのと同等の扱いになり待機児童もどきとして見なされ、さらに加点されます。

ただ、都からの助成金が出たとしても、毎日ベビーシッターさんに来てもらおうと思うと家計はギリギリでしたし、当時助成金は雑所得として計算されることになっていたので、もうお金を稼ぐというよりは保活のためだけに仕事をしていましたね。

実母から「どうしてそこまで保育園にこだわるん?子どもが小さいうちは家にいたらええのに。」と何度も言われましたが、わたしの中ではいくら国家資格を持っていても、ブランクが何年もあっていい歳で…となると、自分自身の将来を考えたときに復職先の選択肢がなくなってしまう恐怖感がありました。

だらだらと子育てをしていても、子どもってずーっと手がかかりますしね。「小さいうちっていつまで?子育てなんてエンドレスやろ。女でも一生懸命働けばこんなに活躍できるって子どもに見せてあげたいし、そういう自分のキャリアを大切にできる大人に育って欲しい。」そんな思いで、慣れない急性期病院での看護業務と家事育児に追われる生活を半年間耐え抜きました。

小さな加点を積み重ね激戦区で圧勝

小さな努力を積み重ね、わが家の得点はフルタイム共働き(激戦区の最低ライン)に加えて、以下の3つの方法で加算され、見事第一希望だった保育園に入園することができました。

・区内に住んでいて、姉妹が区の同一認可保育園にW入園を希望したこと
・都のベビーシッター利用支援事業を利用していたこと
・コロナに対応している急性期病院にママが勤めていること

第一希望の園はとても保育士さんの対応が親切で、施設は掃除が行き届いており清潔感がありましたし、見学に行ったときも長女がぐずることなく遊びの輪に入っていった園でした。家から大人の足で徒歩5分のところにあるので、雨の日の送り迎えもあまり心配なさそうです。

制作活動や食育、ダンスレッスン等もそれなりに楽しんでいるようで、「今日は何するのかな~?」と嫌がることなく通うことができています。次女もそれに負けじとついて行く感じです。

今でこそ何気ない日々の保育園ライフですが、初回の長女の保活失敗例を思い出すと、1年以上かけて地道に保活を頑張った甲斐がありました。

わが子がご機嫌でいられる保育園

保活で一番大切なのは、わが子がご機嫌でいられる保育園を探すことだと思います。小学生になるまでその園で過ごすことになるので、入園しても子どもに「行きたくない…」と言われてしまったり、子どもが嫌がるような環境に疑問や不満を感じながら通園させ続けるのは、親として精神的にキツイものがあります。

未来の楽しい保育園ライフのために(育休中に済ませるのがベストだと思いますが)、保活を始めるときには、まず家から通えそうな範囲内で、わが子がご機嫌でいられる雰囲気の保育園を見つけるところから始められるといいですよね。

そして、どのくらい・どのようにして加点すれば入園できそうか計算をしてみる。それぞれの家庭に必要な保活のTODOリストを自然と作ることができると思います。

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きりぬきさん 年子姉妹ママと病院勤務ナースの二刀流☆

4歳(長女)3歳(次女)。娘達の成長をパワー源に、急性期病院での看護業務に励んでいます。将来の夢は親子で三世代女子会&恋バナやを聞かせてもらうこと♪

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