
2022.10.04
秋ですね
朝晩はめっきり涼しくなり、どこからか聞こえる秋の虫の声。スーパーに並ぶサンマたち…。
そう!秋の味覚の代表格、サンマが旬を迎えています♪
魚屋かあさんの私としては、ぜひお子様たちに食べてほしいサンマ。
サイズもだいぶ大きくなってきて、食べるなら今でしょ!!というところなのですが…。
立ちはだかる「小骨問題」
サンマって小骨が多いんですよね。
大人にはどうってことなくても、子どもは歯の本数も、咀しゃく力もまだ未熟。少しの骨でも引っかかるともう、食べられる身の部分もろとも「ベーっ」と返品してきます。(汚いお話ですみません)
骨を抜いてあげれば済むのですが、そんなこといちいちやってられないですよね!?
そこで今回は、サンマの下ごしらえ時にたったひと手間加えるだけで、
「えっウソでしょ!?小骨どこ行った?」
と驚く簡単テクをお伝えするので必見です!サンマだけでなくイワシにも使えるワザですよ♪
サンマの蒲焼き丼を作ります♪
…というわけで、サンマ購入してきました!丸々太っているとは言えないけれどまぁ悪くない、良い感じです。
こちらのサンマちゃんを今日は蒲焼きにしていきたいと思いま〜す☆
…うんうん、そんなことはどうでもいい、という声が聞こえてきそうです(汗)
さっそくさばいていきますよ!
今回は開きの状態にしていますが、背びれがお口に残ってしまうのがイヤな場合は三枚おろしをオススメします。
さて、開きになったサンマにここからひと手間加えていきます。簡単かつ一瞬なので見逃さないでくださいね!
えいっ!
その名も【骨切り】!
まんまのネーミングですね。その名の通り、小骨を切断して短くしているだけなんです。
サンマの腹の部分を自分の右に来るように持って来て(左利きの方は逆で、左に来るように)、真ん中の骨の列に沿って包丁を当てます。なるべく全部の骨を一度に切れるように、刃渡りの長さをめいっぱい使います。
当てたら、斜めに切れ込みを入れるイメージで小骨を切断。皮まで刃が貫通しないようにススッと包丁を押し引きしていきます。
左手は身の上に添えておいてくださいね。
反対側の身も同じように内臓側を右にして置き、包丁を当てて、スススッ…!
以上!
それだけ?
まさにこれだけなんです!すみません、大したワザじゃなくて(汗)
でも魚屋では、お刺身なんかを商品化するときにもよく使うワザなんですよ。
お刺身といったらもう、骨があってはいけない品ですよね。食べてて骨なんか当たっちゃったら、テンションもガタ下がりですよね。そんな、お刺身にも使えるくらい信頼と実績のワザなのです(笑)
さて、本題に戻りまして、さっそく出来上がった蒲焼き丼を我が家の息子たちに食べてもらいましょう〜!
大・成・功〜!
大好きな味付けである蒲焼きということも相まってか、長男も偏食ボーイの次男もパクパク♪「ベーっ」と返品されることはありませんでした〜!
「骨、大丈夫?」と聞くと「え?どこにあるの?骨なんて」と長男。
これだーーーー!これが聞きたかったんですっ!
小骨がなくなったわけではないのに、長さが切断されるだけでこんなにも口に残らなくなるんですねー!
そのまま二人とも、パクパクもぐもぐと完食してくれました♪
魚屋さんに頼んだってOK!
さあ読んでみて、サンマ食べたくなってきていませんか?というかむしろ、「骨切り」の実力を試したくなってはいませんか!?
それでも自分でさばくのはちょっとな〜…というときには、是非ともお魚屋さんに頼んでくださいね♪
「三枚おろしにして骨切りしてください」とお願いすれば、手間でも何でもないのでやってくれると思います。
秋の味覚、サンマ。立ちはだかる「小骨問題」を解決して旬の味をたっぷり味わってくださいね!
骨切りは必殺技!
この記事を書いたブロガー
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ハナ*リイカさん 海好きが興じてお魚屋さん歴10年、男子二人の母。
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3歳(男)、1歳(男)。時短勤務で水産担当をしています。お魚のことならおまかせあれ!趣味はショッピング。自分の贅沢をしたいのに、気付けば子供服か絵本コーナーばかり見ている溺愛母です。「今日も就寝まで生きて辿り着いた!100点満点!」を地で行くドタバタ・サバイバルな日常です。