/ 2022.11.23

イギリス、クリスマスに向けた惰性運転に入る…

こんにちは!Kyoko です。先日ネットニュースを見て、今年はあと6回しか週末がないことを知り、なぜか気持ちばかり焦る今日この頃です。私の住むイギリスは、花火シーズンも終焉を迎え、クリスマスに向けた惰性運転に入っていますが、クリスマスムードの街は、とてもきれいです(写真は老舗デパートHarrods)。

さて、今回は新居でさっそくやっちまったこと、図らずもできてしまった密室とその謎に挑む母のお話です。始まり始まり〜。

息子二人が風邪を引いた朝のこと…

その日、わが家は朝から混沌の中にありました。長男は熱を出して学校を休み、次男もどこから風邪をもらったのか鬼のように鼻水と咳をしておりました。

朝、喉が渇いたという長男と共に寝室を出るとき、次男が起きてしまったのであやしていました(わが家は家族全員で同じ寝室に寝ています)。

待ちきれない長男がドアの近くでぐずり出してしまったので、水を飲ませてすぐ戻るつもりで、抱っこしていた次男をベッドに寝かせ、寝室を出ることにしました。

すると、「はい、どうぞ。」熱を出して機嫌が悪いはずの長男がドアを押さえて待っていてくれるではありませんか!母はもう感動してしまい、ありがとうとお礼のハグをして長男と2人寝室を出ました。

母が見ていない隙に密室爆誕

キッチンで水を飲むと、何か食べられそうだという長男にお粥をつくり、トイレを済ませ…あれっ、私、なにか忘れてる?と思ったそのとき、寝室から次男ギャン泣きの声が!あわてて寝室に戻り、ドアを開けようとすると…ガチャガチャ。ドアノブが動きません。

そこで私は初めて知るのです。この家でなぜか寝室の鍵だけがシリンダー錠(開けるのに鍵が必要)だということに。部屋の中からは次男の泣き声。起き抜けの私の頭はフル回転。

「あっ。」

そうです。ドア付近でぐずる長男、思い返すとなにかをガチャガチャやっていたような気もします。そして、いつも使っているはずの寝室のドアストッパー、ふと見るとドアの外に出されています。

ドアの寝室側からシリンダーを回し、ドアストッパーを外してそのまま強くドアが閉まった結果、まさかの密室ができてしまったのです。

密室に挑むのはいっぱいいっぱいな母!

寝室にはベランダがありますがもちろん中から鍵がかかっています。部屋の中からは切羽詰まった次男の泣き声。ドアの構造をその時知ったぐらいなので、もちろん鍵のありかなんて知りません。ダッシュで家中の鍵をかき集め、そろったのはまさかのこちら。

映画に出てくるような鍵の束です。ドアを開けるには鍵を一本一本試すしかありません。

無理!絶対むり!私の頭はそれを拒絶し、ロックスミス(こちらでいう錠前技師、呼ぶと法外な値段がかかります)の番号をタップしかけましたが、そこは火事場の馬鹿力!いえ、火事場のインスピレーション!

錠前に合う大きさの鍵を探し出し、なんと数本目でカチャっ!自分にこんな能力があったなんて本当に驚きです(もう二度とできない自信あり)。

ギャン泣き次男はいかに!?

急いでドアを開けると、次男がベットの上で手足をバタバタしています。幸い何事もなく、ただ誰もいなくなって泣いていただけで、ことなきを得ました….。安堵のあまり私は涙、長男はキョトン。泣きながら事情聴取をしたところ、私の推理でほぼ間違いないことが分かりました。

小さな紳士の優しさが作ってしまった密室、今回は母の力技の勝利です。でも、こんなこと二度と起こしたくないので、鍵の束一つ一つ、どこのものか確認したことは言うまでもありません(疲れた…)。

賃貸住宅にお住まいの人は要注意!家の仕様と鍵の種類は必ずチェック!

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kyokoさん

夫と4歳、0歳男子二人の4人家族。
夫の突然の転勤でロンドンへ引っ越し。
海外子育て奮闘中です。
大好きなヨガやアロマのことをはじめ、ロンドン子育て事情を発信します!

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