主婦の再就職活動には問題は様々!再就職についての知識が不十分、託児先がない、面接での準備不足、スキルがない、資格がない、ブランクが長い、子供の熱…。

そうです、子育て中のママは人よりできないことが多いのです。

でも、それは仕方ありません。それを変えることはできません。ですが、ただ自分の要求だけを言っていては、再就職なんてできません。確実に面接で落とされてしまいます。

では、どうすればいいのでしょう…?

結論として、主婦でも面接に採用されやすくなるポイントは、

・託児の確保は1ヶ月前から準備!
・面接で専業主婦がされやすい質問の準備
・自己PRや志望動機の対応準備

となります!

この記事を読めば、主婦でも採用されやすくなりますよ!私の人材採用の経験を元に、これから再就職のコツや面接のポイントについて述べていきます!

これさえ抑えておけば、採用される確率がグッと上がります。この記事を読んで、いい仕事に巡り会えるよう頑張りましょう!

託児先の確保は1ヶ月前から準備!

面接に行く時の子供の預け先は、今日明日で見つかるものではありません。現在、保育園にも幼稚園にも通っていないお子さんがいるママにとっては大きな問題ですよね。

保育園は元々働いていた人であれば、保育園入所後に仕事を辞めても転職活動3ヶ月までなら継続利用することができます。しかし、専業主婦が就職活動で保育園を利用することはできません。保育園の利用は、就職先が決まってからとなります。

「うちの子はもう幼稚園に通っているから大丈夫〜」なんて思っているそこのあなた!幼稚園に預けている平日9:00〜14:00だけでは間に合わない可能性もあります。

なぜなら、主婦に人気No.1の事務職。これはおそらく本社での面接となるでしょう。事務職は派遣も多いですからね。そうすると人材派遣会社での面接となります。

すると、家からすごく遠い場所まで面接で行かなければならないかもしれません。幼稚園に行っている間だけでは間に合わないことも… ですので、幼稚園ママでも油断は禁物!託児先の確保は考えておきましょうね。

託児の確保や予約は、最低でも1ヶ月前から始めておきましょう!!

まずは、保育園や幼稚園で預かり保育や一時保育をやっているところがあるので調べてみましょう!また、各自治体がやっているファミリーサポートセンターという託児事業があります。

ファミサポは託児料も低額で、単発で利用するとかなり安いです。他にも民間でやっているベビーシッターなど様々なサービスを見てみましょう!

ただし、このような託児サービスでも、今日明日での利用は約束できません。託児を依頼するにしても、ファミサポでも最低1週間前ですね(^^;;

さらに、託児を利用する前に登録手続や面談が必要になるかもしれません。預かり保育や一時保育は、予約がいっぱいでなかなか取れない施設もあるようです。

ですので、これらも踏まえて計画的な利用をし、事前の準備が重要なのです。

例えば、面接はほとんどの場合は平日に指定されると思います。なので求人の応募をする前に、平日○曜日と○曜日という感じで向こう1ヶ月くらいの託児の予約をしておきましょう。

曜日を固定するのかどうか、週でどれくらい託児を予約しておくのかなどは個々でお任せします。託児料などもありますし、そこはお財布と相談しましょう。

そうすれば、企業から「いつなら来れる?」と聞かれても、「今週は〇曜日なら行けます!」と、託児を予約している日をこちらが指定すればいいだけです!

託児を予約している日に面接が入らなければ、履歴書を用意する時間や仕事探しの時間、自分のリフレッシュなどに使ってもよし。このようにして、いつでも面接に行けるよう万全にしておきましょう!

主婦でも採用される!失敗しない面接のポイント!

面接官が主婦に質問してくることは、皆さんでも簡単に予想できることです。

…なぜなら、あなたが今「こんな私でも働けるかなぁ?」と不安にお思いになっていることがそのまま質問されるからです笑

主婦に必ずと言っていいほど聞かれる質問は例えば以下のようなものでしょう。

・土日は働けるか?
・残業はできるか?
・朝早い時間は入れるのか?
・家から距離のある職場に配属になっても大丈夫なのか?
(飲食店で他店のヘルプがあるところや派遣事務などの職種だとこの質問は多い)
・子供が熱を出しても、他の人に子供を預けて出勤できるのか?
などなど…

また、こちらのような質問もされやすいかもしれません。

・交通費は出ない時もあるが大丈夫か?
(派遣の場合は交通費が出ないこともある)

・忙しくて休憩が取れない時もあるけど大丈夫か?
・雰囲気がピリピリしている時があるが大丈夫か?
などなど…。

個人によってはこの他にも様々な条件があるかと思います。自分の思い付く条件を書き出しておくとよいでしょう。

では次に、予想した質問を

「絶対にNGな条件」
「頻繁では困るが、たまにであれば対応できる条件」
「OKな条件」
の3つのどれに当てはまるか振り分けしてみましょう。

例えば、
「絶対にNGな条件」

・残業はNG
・朝早い時間はNG

「頻繁では困るが、たまにであれば対応できる条件」

・土日出勤はたまにであればOK
・子供が熱を出した場合、家族など子供の預け先が確保できれば出勤OK
・家から遠い職場へのヘルプは、家から1時間以内であればOK
・たまに行く距離が遠い職場への交通費がない分にはOK(毎回では困る)
・雰囲気がピリピリしていても、たまにであればOK(常にでは困る)

「OKな条件」

休憩なしはOK

といった感じです。

例えば、面接官から「朝早くの勤務や残業はできる?」と言われた時、「できません」とばっさり切るのではなく、「子供の幼稚園の送り迎えがありますので朝早くの勤務や残業はできませんが、土日は可能な限り対応します。」

と答えたほうが印象はガラッと変わりますよね。

相手に「交渉の余地がありそうだ」と思わせるだけでも採用される確率がグッと上がります。

また、

家から職場までの距離は、「1時間以内ならOK」「1時間以上はNG」
残業は、「30分以内ならOK」「30分以上はNG」

など、自分の許容範囲を明確に具体的に示しておきましょう。こっちの方が、面接官も話を進めやすい。

このように、相手との交渉をスムーズにしてあげる心遣いがある人の方が、印象もいいですし仕事もできそうですよね!

まずは、ご自身の条件を書き出してみましょう。

何も、毎週土日両方入らなければいけないわけではありません。パートならシフトなので、事前に休みを申請できます。土日に休みを申請したっていいのです。

「土日は1日も働きたくない!」と言うのであれば、もうフルタイムで探しましょう。それくらいパートの土日休みはないんです。しかし、面接で「土日も入れる」と言ってしまい、あてにされても困ります。

それに、面接では「土日は入れる」と言ったのに、いざ働き出したら土日はほとんど休んでいる…というような、面接の時に言っていた事とあまりにも差があるのはクビになってしまいます。

では、面接でどう言えばいいのか?

例えば飲食店。

学生のアルバイトが全く入れない平日のランチタイムに入ってくれるママさんはありがたいと思うんですよね。しかし、人手が足りなくなる土日に「シフト入れない?」と言われる可能性も十分あります。

そこで、まず面接では「基本は平日の昼間の勤務を希望します。」と答えましょう。「基本は」と付けることがポイント。

すると、当然ですが「土日は働けますか?」と質問されます。そしたら、例えばですがこのように答えてみましょう。

「主人の仕事が忙しく、仕事が休みの土日にワンオペで育児をするのは限界があるので、土日の育児は私がすることになっています。」

「しかし、こちらの仕事は土日が忙しいかと思いますし、私も力になりたいと思っているので、土日でもできる限りは対応していきたいと思っています。」

てな感じです。

これはあくまで例えなので、土日に入れない理由はご自身の状況に合わせて言いましょう。

面接をしている相手に「土日勤務も交渉の余地がありそうだ!」と思わせること、そして、「土日も私は働きたいと思ってるんです!」という就労意欲を見せることがポイント。

もちろん人手が足りない場合は、土日に入れるシフトが少ないというだけで落とされてしまう可能性もなきにしもあらずです。

しかし、これで採用される可能性はグッと上がるでしょう!

いざ採用された後、シフトを提出するタイミングで旦那様や家族と相談して子守を頼んだり、託児サービスなどを予約したりと、面接で言った通り「できる限り」土日も対応するようにしましょう。

これであれば面接で嘘を言っていることにはなりません。

それに、「今週の土日入れる?」と急に聞かれても、本当にどうしても無理であれば断ってもいいんです。もちろん、対応できそうであれば協力しましょうね。

少なくとも、土日は月に2〜3回くらいは入れるように目指しましょう。

先ほど登場したファミサポを利用しても、これくらいの頻度であれば家計の負担にもなりません。旦那様に子守をお願いしても、これくらいの頻度なら体力的にも負担にはならないかと思います。

ゴールデンウィークやお盆、お正月などもできる限りは対応していきましょう。ご家族とよく相談してみてくださいね。

自己PRと志望動機の対応準備とは?

…とは言っても、自己PRと志望動機でものすごくいいことを言ったからといって、採用に繋がるわけではありません。

常識的なことが言えれば十分でしょう。よっぽど変なことを言わない限り、自己PRや志望動機が原因で面接に落ちることはないでしょう。

また、難しいことを言おうとするのはNG。「何を言っているのか意味がよくわからない」というのはマイナス評価になりますから。

ですので、自己PRと志望動機の内容は、シンプルで簡単に伝えましょう!誰にでもわかりやすく伝えられる内容にしましょうね。

履歴書や職務経歴書に自己PRや志望動機を書くときには、箇条書きにすると、文章もスッキリまとまって見やすいですし、内容もわかりやすくなります。

さらに気を付けるのは、時間です。

「自己PRをしてください。」「志望動機を教えてください。」と面接で聞かれると、なんと、5分くらいずっと喋り続けてしまう人がいます。

これはNGです!!

実際の面接の空気ですと、無意識のうちに「たくさん喋らなきゃ!!」という気持ちになって焦ってしまいます。私も経験があります^^;そして長い時間喋ってしまい、落ちたことがあります…笑

自己PRや志望動機は1分ほど喋れば十分なものです。これを、何分間もずっと喋り続けてしまうと、面接の時間が大幅に遅れます。

面接でのタイムキープができない人は、「仕事もできない」という印象を与えてしまいます。さらには、普段仕事で忙しい面接官の時間も奪うことになってしまいます。

ですので、1分以内で自己PRや志望動機が言えるような訓練をしておきましょう!

「あれ、こんなんでいいのかな…もっと話した方がいいんじゃないかな…」という気持ちになってしまいますが、それで十分なのです。面接がスムーズに運べるように、協力しましょう。

例えば、保育園で保育士としての採用面接を受けるとします。

そこでの志望動機で、「この保育園の教育方針に感銘を受け、自分の子にも同じ教育ができたらいいと思います。」と答えるとします。

これは、ベクトルが自分に向いた志望動機ですので、NGです!!

これを聞かされた面接官の気持ちを代弁すると、「習い事感覚で仕事されても困るんだよなぁ…」といった感じですかね^^;

確実にいい印象は抱かれませんね。

そこで、このような場合の志望動機としては、「この保育園の教育方針に感銘を受け、私の今までの保育士としての経験や子育て経験を役立て、この保育園に貢献していきたいと強く思いました。」

と言ってみましょう。

どうですか?印象がだいぶ違いますよね!?

ここでのポイントは、ベクトルが自分ではなく企業側に向いているということです。

「この会社に役立てたい!」
「この会社に貢献したい!」
「この会社の力になりたい!」

と伝えるようにしましょう!そうすると、面接をする側も、「この人と一緒に働いてみたい!」と思ってくれるようになります。

面接では、自分本位の発言はNG。あなたのスキルや経験・資格などを、相手のために活かしたいと伝えて誠意を見せましょう!

まとめ

いかがでしたか?

この記事では、専業主婦でも採用されやすい再就職のコツとして、

・託児先は1ヶ月前から予約&確保が必須
・専業主婦がされやすい質問の予想と条件の割り振りは必須
・専業主婦ならではの土日休みへの質問の対応準備は必須
・自己PRや志望動機はシンプル&簡単かつ時間配分が必須
・ベクトルは自分ではなく企業に向けての発言が必須

と、まとめさせて頂きます。

再就職の面接では事前準備が必須です!しかし準備をしたら、とにかく面接に行って行動をしていきましょう!!そうでなければ何も始まりません。

面接に行って、たくさん経験を積みましょう。

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ぶうちゃんさん うつのない職場作り!社会福祉士ママ

大学で社会福祉を学び、その後は金融営業、弁護士秘書、不動産事務、人事などを経て就労移行支援で発達障害と精神障害をお持ちの方の就労支援に従事。金融営業では全国新規口座開設最高2位、就労移行支援の営業では3カ月で収益を倍増させ赤字経営を黒字に転換。現在は個人で福祉事業所、学校、医療機関、中小企業向けに、うつを予防する雇用環境作りの支援と楽しく収益化をする支援を行なっている。

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