モンテッソーリ教育知ってますか?

モンテッソーリ教育ってご存じですか?幼児期の教育法の一つで、最近本屋さんなどでも売れ筋らしいですね。

我が子たちは縁があって2歳半ごろからモンテッソーリ教育に触れてきました。その中で、今回は親が学んだことについてお話ししたいと思います。

自分で気づくことの素晴らしさ

息子がモンテッソーリ園に通っていたころ、保護者会などがあると4つ下の娘を連れて園を訪れていました。保護者会中、園内を自由に探検する娘(当時2歳)。ある一つのものに目が留まり、夢中になったようです。それが、このトップの画像。「楊枝落とし」

穴に爪楊枝を入れるんですね、ただそれだけのこと。なんですが、この小さな穴に入れるのって小さい子にとってはなかなか難しい。苦戦しつつも何度かトライしていました。園内に行く機会があるたびに「楊枝落とし」にチャレンジしている娘。

そして、3歳を過ぎたある日。教えていないのに、緑と赤の印のついた楊枝をそれぞれの色の瓶に分けて入れていたんです。ただただ、入れることを楽しむ時期から、自分で気づいて「これってなんで色がついてるんだろう?」「色がついてる方に入れると素敵なのかな?」って自分なりの秩序を見つけていく過程ってすごい!と感動しました。

大人が「これはここが緑と赤があるから色に合わせて入れてね」と先に教えてしまうことは簡単です。でも、それを自分で発見していくことの素晴らしさに気付かせてもらいました。

子どもは年が上の子どもたちができていることに対して決して羨ましがったりしない、なぜなら、時がくれば自分もそれができることを知っているからだ、という言葉にはっとさせられたことがあります。幼児期の子どもに対して大人ができること、それは「信じて待つ」ことなのかもしれません。

子どもが何かに夢中になっているとき、親のするべきことは「そっと見守る」こと。声をかけず、子どもが集中しているのを妨げない。できなくてもやってあげない。でも、子どもがヘルプを求めてきたら正しいやり方を見せてあげる。

これって簡単なようで実はとっても親の忍耐力が試されるんですよね!!だって、親がやった方が早いし。

育児は育自といわれますが、日々、親の度量を試されてるなぁ~…と思います。キャパが小さいのでなかなか子どもにお任せできなかったり、急かしてしまったり、怒ってしまったりの日常ですが…。

後から思うモンテ園に通わせて良かったこと

現在は二人ともモンテッソーリ園を卒園し、公立小学校に通っています。モンテッソーリで何がよかったの?と聞かれると、他の園に通わせたことがないので比較が難しいのですが…

・自分の身の回りのことが自分でできる
・助けてほしい時は自分で大人に頼むことができる
・大人の話をきちんと座って聞くことができる

基本的なことですが、これができるだけで安心して学校に送り出すことができました。

一番良かったと思ったことは、親がモンテッソーリ教育の考え方と出会えたことです。

たとえば、お勉強で分からないことがある時も、親が答えを教えてしまうことは簡単ですが、私はぐっと堪えて少し待つことを頑張っています。

あとは、子どもを子ども扱いしないこと。子どもも1人の人間として尊重するというモンテッソーリの基本は、親子という関係ではとても難しいですが、子どもを信じてお任せすることも大切なんだと自分に言い聞かせています。

近頃はご自宅で実践できるモンテッソーリの本や理念などが本屋さんでもたくさん販売されているのでご興味のある方は参考にされてもよいかもと思いました。

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わん子さん 自称・地域のバーチャルママ友

TOKYO2020大会の余韻が残る東京・湾岸エリア在住。日々愛車(ママチャリ)で爆走中。ギャングエイジの10歳息子と強気でおしゃまな6歳娘に振り回されています。趣味は読書とおいしいものを食べること。ディズニー好き。地域ブロガー。

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