フランス人の育児の考え方が参考になると言われて調べてみました

知人から、フランス人の育児の考え方が非常に参考になるので調べてみるといい、と言われて調べてみたんですね。そうすると、非常に参考になる考え方がたくさんありました。日本人は頑張りすぎ、とよく言われると思いますが、少し肩の力が抜けたりする部分もあるかなと思うので、良ければお付き合いくださいませ。

「泣いてもすぐ抱っこしない」

日本だと、赤ちゃんが泣いたらすぐに抱っこしたり「泣いてて可哀そう」となると思いますがフランスでは違います。フランス人は、赤ちゃんが泣いてもすぐに抱っこしないようです。それは、赤ちゃんが自身でその状況を改善するチャンスだと捉えているからとのこと。

例えば、眠いのに寝れない不快感で泣いていた時に、自分で眠れるようになるチャンス、と、捉えてあえてそのまま泣かせるようです。なので、フランス人からすると、泣いてすぐに抱っこする日本人が信じられないようです。

泣かせていると可哀そう、みたいな日本の空気と、全然違いますね(笑)。

親だから自分を犠牲にするなんてありえない

日本だと、よく親になったから子どものためにいろいろな我慢をする局面てあると思うのですが、フランス人は、親だから我慢するとか、そういった価値観はないようです。低月齢の子だと、夜泣きも多く、夜は添い寝をして親も睡眠不足みたいなことってよくあると思います。我慢こそ美徳、の文化ではないですが、日本人らしいですよね。

でも、フランスだとそれはありえない、と、思うようです。夫婦の時間を大事にするのも含めて、生後3カ月以降はフランスのほとんどの家庭が、子どもを別部屋に寝かせて、添い寝などは一切しないようです。別部屋にすることで、物理的に親が対応する回数は減りますし、その方が子どもの寝る力に繋がる、と、多くのフランス人は考えているとのこと。

実際、フランスの子どもは寝るのが上手、という現地に住む日本人の声もあるそうです。なるほどなー、と思いつつ、「え、でも夜中おなかすいて泣いていたらどうするの?」とか思いませんか…?

おなかがすいて泣くのは可哀そう?いや胃を休める方が大事でしょ

大人が夜寝ている時におなかがすいても、よほどのことがない限り、夜中にご飯を食べませんよね?それと同じで、夜中は胃を休めるタイミングだから、別に夜中におなかをすかせて泣いていても可哀そうじゃない、とフランス人は思うらしいです。

個人的には、ずいぶん理論の飛躍があるような気がするのですが(笑)、でも、まぁこういう考え方もあるんだなとは思いました。おなかがすいて泣いてると、「あー赤ちゃん可哀そう」という風に直感的には思いがちですが、こういう見方をすれば少し向き合い方も変わりますよね。

子どもにストレスを与えてあげるのも親の役割

日本では、親が子どものためにいろいろな努力と工夫をして、ストレスを極力なくしてあげる接し方が一般的だと思います。実際、私もお迎えの時に公園で遊ぶシャボン玉の用意や、帰り道で食べるお菓子とか、ものすごくいろいろなことをしています(苦笑)。

でも、フランスでは「子どもにストレスを与えないのはストレス耐性のない子になってしまうので危険」という考え方とのことです。フランス人は、大人の社会に子どもを入れてあげる、といった感覚らしく、子どもだからといってワガママを許すことはしないのだそう。

公共の交通機関でうるさくしている子どもがいれば容赦なく「静かにしなさい」と、何歳とか関係なく怒るそうです。うちの娘は現在、3歳なのですが、フランスでは100%怒られますね(笑)。

でも、日本でよくあるような、親に対して「親なんだから静かにさせない」みたいなことはなく、直接子どもに言うようです。つまり、大人と同等の1人の人として認めているということなんだと思います。

良い悪いではないと思いますが、こういった「適度に我慢をさせてあげないと我慢できない子になってしまう」は考え方としてあるなぁと個人的にもいろいろと考えました。

3歳までは手元に置いておくとかありえない、すぐに保育園に入れるべき

日本では3歳までは手元に置いておくべき、のように思われがちだと思います。まだよく分からない時期はとにかく近くで両親の愛情を与えてあげるのがベストだと私、個人的にも考えていました。

でも、フランスではこの考え方と真逆のようです。教育のために0歳から保育園にむしろ入れるべきだという考え方が主流とのこと。日本だと「共働きで仕方なく保育園に入れる」とか「保育園なんて可哀そう」みたいな空気があると思います。けれど、フランスでは社会性を学ばせるために、すぐにでも保育園に入れるべき、という考え方らしいです。

私も、2人目の子どもがもうすぐ保育園のタイミングなので「慣らし保育とか絶対泣くなー」などと考えていたのですが、社会性を養うために必要なことだと考えれば、少し気が楽になりますよね。

さいごに・・

フランスの育児に対する姿勢や考え方、結構、日本と違いますよね。育児に正解は無いと思いますので、何が正解不正解という話ではないと思います。でも、いろいろな考え方に触れておいた方が、自分の子どもに対する向き合い方の幅に繋がるのかなと個人的に考えました。

みなさんもよろしければ、海外の育児に対する姿勢、調べてみてください。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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浅田伊佐夫さん 計16ヶ月育休取得した広告マンパパ

3歳(女)1歳(男)。40歳、広告代理店勤務のサラリーマンです。2020年4月長女誕生時に6ヶ月、2022年8月長男誕生時に10ヶ月、合計16ヶ月の育休を取得し、育児の素晴らしさと大変さを体感。「男性が当事者として育児をするのが当たり前の社会」を目指して、父目線の育児ブログを発信中。

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