関東地方でかまぼこの生産地として有名な小田原。小田原駅から箱根登山鉄道でひと駅隣の風祭駅周辺には、小田原かまぼこの有名メーカー「鈴廣」の施設が5棟も立ち並びます。

その5棟の中には売店やレストランがありますが、かまぼこについて学べる「かまぼこ博物館」もあります。博物館のコンテンツであるかまぼこ・ちくわ手づくり体験教室に参加しました。

博物館の1Fには学校の調理室のようなスペースがあり、そこが体験の場。調理台の上にはこれからかまぼこ・ちくわに加工していくすり身と道具が並んでいます。

体験(1)職人さんから学ぶ

「鈴廣」にはかまぼこ職人がいらっしゃいます。

水産物の練りもの製造には「水産練り製品製造技能士」という国家資格があり、つまりこの資格を持つ人は、かまぼこ・ちくわに関する知識と技術を有していると認められているのです。

「鈴廣」にはかまぼこ・ちくわ製造のプロである職人がいて、日々、手作りされる「鈴廣」の商品造りを担われています。その職人さんが間近でその技を手本としてみせてくださいます。

体験(2)1.かまぼこ作り|すり身を練る

丸くまとめられたすり身をヘラで潰すように広げてはまとめ、広げてはまとめるを繰り返すことで練ります。この工程によって舌触りの滑らかさと弾力とが整えられるそう。

ちなみに化学調味料は使われておらず、保存料も無添加です。

体験(2)2.かまぼこ作り|板にのせる

かまぼこは仙台の笹かまぼこのように型でかためるタイプもありますが、ポピュラーなのは板に乗ったかまぼこですよね。

調理台の上に広がる練ったすり身を「引き起こし」「中掛け」「上掛け」という技を使って板にのせていきます。

説明されていることは理解できて買ってもわかるのですが、聞くのとやるのとでは大違い。板にのせる際のすり身の重なり具合が食感や味に影響を出すそうですが、思い通りに中々乗ってくれません。

またかまぼこのつるんとした表面を目指したいのに、キレイにつやつやにはなかなか仕上がりません。体験することで職人技の凄さが伝わってきます。

悪戦苦闘しながら完成。お店で売っている商品のようにツルリとした表面にはなりませんでしたが、半円状に整えることは成功したので、けっこう満足です。

蒸し器に入れて蒸し上がりを待ちます。蒸しあがったものはお土産としてお持ち帰りできます。

体験(3)1.ちくわ作り|練ったら四角形に広げる

続いてはちくわ作りです。

かまぼこ同様にすり身を練ったら今度は四角形に広げます。

体験(3)2.ちくわ作り|棒に貼り付ける

すり身をヘラを使って棒に巻き付けるようにのせます。するすると巻き取られる様子は気持ち良い。

四角形に広げずとも、粘土のように棒に好きな形でのせていく方法もあります。団子さん兄弟型やハート形などを作られている方がいらっしゃいました。

体験(3)3.ちくわ作り|焼く

出来上がったらスタッフの方にお渡し。焼いてもらいます。焼き上がりまでの時間は15分~20分でした。

体験(3)4.ちくわ作り|焼きたてのちくわを食べる

完成です。出来立てのちくわを、しかも自分で形作ったちくわを食べられるなんて初めての経験です。ぱりぱりとした焼き目とムチッとした白身魚の弾力を味わえます。

「鈴廣 かまぼこ博物館」の情報

神奈川県小田原市風祭245
国道1号線沿い/箱根登山鉄道「風祭駅」徒歩3分

※手作り体験は予約必須です
WEB予約:http://www.kamaboko.com/museumyyk/class_calendar?,
電話問い合わせ:0120-074-547

予約必須です。楽しく体験し美味しくいただく、老若男女で楽しめる体験でした。

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綾弥sweetsさん スイーツ大好き!週末は都内を中心にカフェ巡り♪

4歳(男)。ケーキとコーヒーが大好きで都内をメインに食べ歩きをしています。好きが高じてスイーツに携わる職に付き、更に加速したスイーツ愛はブログに綴り続け10年以上。忙しい日々の休息となるようなスイーツやスポットをご紹介します。

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