娘が年長児のときの話です。お風呂で何かぶつぶつ言っています。

「んわらやま!」「んわらやまはなたさかあ!」

耳で聞いているだけでは一体なんなのか分からずに尋ねてみたところ「幼稚園に貼ってある」というのです。

勘の良い皆さんはお気づきになられましたでしょうか。そうです、「あかさたなはまやらわ」を逆から言っていたのです。

娘の園では、コロナ対策としてパーテーションにしていたアクリルボードに、せっかくだからと先生方が「あいうえお表」を貼ってくれていました。

毎日なんとなくそれを目にするうちに、「この字はなんて読むのかな~?」と1つずつ読んで覚えたというのです。しかし、なぜ逆!?と思ったら、どうやら横書きは左から右に読む、と思っていたからだとのこと。なるほど~!その発想はなかった!

確かに言われてみればその通り。いかに、大人は思い込みの世界で生きているかを実感した出来事でした。

それと共に、知らず知らずでも見ているうちに覚えてしまうというのはすごいな!と思い、それ以来トイレなどに積極的にポスターを貼ることにしました。インテリア的にどうか?うん、仕方ない。モデルルームのようなお家に憧れていたけれど、ここはしばらく妥協です。

トイレに世界地図と国旗のポスターを貼ったら娘に「ママ~!トイレ来て~!」と言われ、「どの国旗が可愛いと思う?」とトイレに座りながら国旗のデザインについていろいろ語りだす娘。

「娘ちゃんは、このレバノンの国旗がクリスマスツリーみたいで可愛いと思ってるんだけど」と。なるほど、「国旗がカワイイ」。その視点も母にはなかった。というか、レバノンの国旗なんて初めてどんなものか認識したくらい。子どもの着眼点っておもしろいなぁ。

他にも、「2つの色しか使ってない国旗はどれでしょう」とか「☆のマークがついている国旗はどれでしょう」などどんどんと問題を出してくれて、子どもってそういうところを見ているのね~。と改めて、興味を持つキッカケっていろんなところにあるんだなと思いました。

幼少期に、いろんな興味の種を蒔いてあげることが親にできるほんの少しのことかもしれないと思うこの頃です。

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わん子さん 自称・地域のバーチャルママ友

TOKYO2020大会の余韻が残る東京・湾岸エリア在住。日々愛車(ママチャリ)で爆走中。ギャングエイジの10歳息子と強気でおしゃまな6歳娘に振り回されています。趣味は読書とおいしいものを食べること。ディズニー好き。地域ブロガー。

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